オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その4
前回からの続き。
観客はまだ着席しており、MCが続きます。
「生まれたのは横浜なんですが、その後芦屋に引っ越しまして。海の見える街に住んでいたので、海の見えない生活なんて考えられないと思ったんですけどね。その後郡山に引っ越して、それから東京で生活していて。海なんて見えない。でも全然大丈夫!」
けれど、かつて暮らしていた海の見える街を思い出して作られた曲、ということで演奏されたのが、
『海が見える丘』(15th『白熱』)
曲が作られた背景を聞いてから耳を傾けると、明るい曲調なのになんだか懐かしいような切ないような気持ちにさせられました。 故郷を離れて暮らしている人が聴くとさらに心に響くものがあるかもしれませんね。
この曲もドラムがカッコいいです。生で聴くとさらに!!!
(余談ですが、この曲を聴くといつもビートルズの『Ticket To Ride』を思い出します。途中のドラムの感じが似ている気がする。今回のツアーで演奏された『フランケンシュタイン』の後半部分を聴くと同じくビートルズの『TAXMAN』を思い出しますし、それって田島さんがビートルズの影響を受けたことと関係しているのかなと思いました。)
ドラムがカッコいい曲ですから当然小松シゲルさん大活躍です。だから目をつぶって叩く姿が色気ありすぎますって。This is 色気って感じ。いいぜ。いや、やめて。むしろ自分がもうステージの奥の方見るのやめます。とか言いつつ見てしまうんだよなあ。うぐぐ。
曲が終わり、またMC。
「50代になると、歌詞の中にやたら『人生』という言葉を使うようになりました。昔はそういうの熱く押し付けてくる奴が嫌いだったんだけど、自分もそんなふうになりつつある。なんでこうなっちゃったのかなあ。(笑)」
(札幌→「寺山修司も同じようなこと言ってましてね。30代と40代がね、えーとなんだっけ、で50代が人生って。うおー俺寺山と同じじゃんって!」)
そして「次の曲も人生について歌ったものです。」と言って始まったのが、
『セーリングボート』(16th『エレクトリックセクシー』)
この曲では、ステージ奥のスクリーンに海面が映し出されました。波の映像です。サビくらいからは、水中から水面近くを泳ぐジンベイザメ?を見上げた映像が流れ、とても爽やかでした。曲の描く世界に視覚的に入り込みやすいという点で、映像、いいなぁ。田島さんやバンドメンバーさんをじっくり見たいのに映像がだいぶ気になっちゃうというのはありますが。
そして次は
『ソングフォーアクロバット』(新曲)
未発表の新曲、3曲目。こちらも歌詞はまだ途中だということでしたが、
田島さん「真城がね、『いいじゃん、もう完成してるよ』って言うんですよ。」
真城さん「そんな偉そうに言ってない(笑)」(ここで真城さんにスポットライトが当たる。)
こんなやりとりがあり。
真城さんがそう言ってくれたからこれでいくかもしれない、と言って始まったのですが、この曲、すごいです。札幌では「皆さんポカンとしているかもしれませんけどね、50になっても攻めまくってますからね!」と言われていた通り、ガッツリ攻めてる。
最初はスローなテンポで静かに始まるので、てっきりバラードなのかと思ったのですが…その後、雰囲気がガラッと変わります。そして最後にはめちゃめちゃ激しい感じになります。あーーー伝わって、この感じ!いやもう伝わらなくてもいいか。ニューアルバム出たら聴いてください。カッコいいから。
耳に残った歌詞が、聴き間違いでなければ
“ヒューマン、ヒューマン、誠実な人”
ストーリーがものすごく気になります。早く聴きたい!
あまりにも待ち遠しいニューアルバムの発売予定日ですが、人見では特に触れられなかった気がします。ただ、札幌では年内と言われたような…?年末から年明け、来年の春あたりかなあと勝手に期待しておきます!『ハッピーバースデーソング』がビクターから発売されたことについても言及がありましたが、次のアルバムも同じくビクターから出るのかということについては「どうなるのでしょうか」とコメントするにとどめられていた気がします。
もう、とにかく発売が楽しみです!!!
長くなりましたので、次回へつづく。