オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その3
前回、前々回からの続き。
着席指示が出て、みんな席に座ります。熱くなっている会場をすこしクールダウンするような、そんな時間です。
確かこのあたりですこし長めのMCがありました。
「『白熱』『エレクトリックセクシー』『ラヴァーマン』がApple、Spotifyで聴けるようになりました。」
(札幌では「Apple、Spotifyもわからないわという方は息子さんとかに聞いてください」と言っていて面白かったです。以下、札幌でのMC等は紫色の文字で表記します。)
「『風の歌を聴け』とかより最近のを聞いてほしい!(笑)」
(札幌→「オリジナル・ラブは最近の曲が一番いいですからね。(笑)」)
「『白熱』は僕がひとりで作った制作費ゼロのアルバムなんですが、その『白熱』から新しい人生が始まると思って、生まれ変わるという意味でORIGINAL LOVEのLOVEをラ“ヴ”から“ブ”にしました。」
そして
「この曲も一生懸命書いたんですけどね、最近また歌いたくなりました。」
このような曲紹介の後で始まったのは
『あたらしいふつう』(15th『白熱』)
これも、CDで聴くよりライブで聴いたほうがいい曲でした。テンションブチ上げー!!という感じではないのですが、ジワジワ伝わってくるんですね。
ファン仲間の息子さんが今回のツアーで初めてオリジナル・ラブのライブを観たそうなのですが、この曲が一番良かった、一番心に残ったと熱く語ってくれたそうです。曰く「前から聴いていたけど、でも全然違った。ほんまあの曲すごい。頑張れとか言ってないのに伝わるんやな。」と。息子くんセンスええやんか。息子くんのこの感想、田島さんに届け。
曲が終わるとまたMC。
「『万引き家族』という映画を観ました。カンヌでパルムドールを取った映画なんですが、ヨーロッパは映画を文学的に、アメリカはカーチェイスをやってイェーイ!みたいな感じでエンターテイメントとして捉えているような気がします。」
この後で、田島さんが木暮さんとふたりで映画を観に行ったエピソードが紹介されました(そして木暮さんにスポットライトが当たる。明るく照らされる木暮さん)。田島&木暮コンビが好きなので、私が田島さんとふたりで映画を観に行ったわけではないのになぜかうれしくなってしまいました………なんなんだろうこの気持ち。
そして、
「ミア・ファローという女優さんがいて、とても綺麗な人なんですが。曲を作っているときにそのミア・ファローが頭に浮かんだんですね。えー、カッコつけた曲です。」
というMCの後で始まったのが
『ふたりのギター』(15th『白熱』)
この曲は前奏がほとんどないのですが、札幌では田島さんが間違えて歌い直しました。歌い出しの部分で遅れたのではないかと思うのですが、バンドメンバーさんたちに
「すいません、もう一回お願いします。」
と声をかけて最初からやり直したのです。こんなシチュエーションはなかなかレアなんじゃないかと思うと同時に、きちんと謝るところ、敬語で「もう一回お願いします」と言うところに超絶グッときましたね。
東京ではそのようなこともなく順調に演奏されていたのですが、気づいたことがあります。それは、この曲、ドラムが非常にカッコ良いということです。生で聴くとものすごい迫力でした。あと…小松シゲルさん(ドラム)が目をつぶりながら叩いているその姿がね、ものっすごい色気があるんですよ。思わず凝視してしまいました。
長くなりましたので、今日はここまでにしておきます。
その4につづく。