オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その5
前回からの続き。
その日披露された3曲目の新曲が終わると、田島さんが
「そろそろ立ってください、パーティーの始まりです!」
と言いました。そして始まったのが
『一撃アタック』(16th『エレクトリックセクシー』)
ライブで聴くのは初めてだったのですが、こうして聴くと『JUMPIN' JACK JIVE』(1st『LOVE!LOVE!&LOVE!』)と同じ系統の曲だなあと感じました。みんな揃えて手拍子する箇所があったり、一貫してとにかく楽しい曲調だったりする=ライブでとても盛り上がる点が似ている気がしたのです。
この曲が始まるときには、田島さんとバンドメンバーがインディアンの羽根飾りのような物体を頭につけました(こめかみあたりから羽根が1本だけピョっと立っている感じのあれです)。なんじゃこら。木暮さんが似合い過ぎなんだよなあ。
そしてこの羽根飾り、札幌ではなぜか田島さんの分だけ羽根部分がすぐに下向きになってしまいました。おい羽根よ、頑張れよ…!!演奏中に田島さんが一度上向きに直したものの、またアッサリ下を向く赤い羽根。つれないぜ。わたくしひとっ走りしてコンビニでガムテープ買ってきて直したいのですが?…結局その後は下向きのままでした。そして演奏が終わると床にポイッとされ、後でおじさん(※スタッフさん。かなり重要人物と思われる。)がササッとステージに登場してササッと回収していました。おじさん、観客席から見えがち@札幌。
人見では最後まで健闘した羽根くん。何かしらの対策が講じられたのでしょうか。
そういえば札幌では、この曲の間奏のときの演出が面白かったです。
田島さんがおもちゃの弓矢を持って(多分ステージ上のスピーカーか何かの上に置かれていました。)、ギターを弾く木暮さんに向かって矢を放つのです。しかも、2回射って2回とも外れました。
この、どんな顔をして見ればよいのかちょっとわからなくなってしまう絶妙な演出は、91年の渋谷公会堂でのライブで突然繰り出された田島さんのタップダンスを思い起こさせました(これ、たじ舞の歴史の中でもかなり重要な舞だと個人的には思っています)。ああ、そういえばこのときの曲は『JUMPIN' JACK JIVE』だったなあ…。
弓矢パフォーマンスを見たうちの夫からはライブ後に
「あれ、当たるバージョンってあるのか?」
と疑問をぶつけられたのですが、人見ではこの演出がなくなってしまったので当たるところは目撃できませんでした。ちょっと残念。
ちなみに、札幌で夫に向かってギターピックが飛んできたのはこの曲です。(確か。)
直前までウトウトしていた男に『一撃アタック』の間奏でピックが飛んでくるなんて、演出として素晴らしすぎる。
この後は有名曲・ライブで盛り上がる鉄板曲が怒涛の勢いで続きます。
『ラヴァーマン』(17th『ラヴァーマン』)
『朝日のあたる道』(4th『風の歌を聴け』)
『接吻』
『Two Vibrations』(4th『風の歌を聴け』)
やたら難易度の高いコール&レスポンスあり、田島さんのソウルパワーが炸裂したシャウトありで、会場のテンションも上がりまくる一方です。
そして本編最後は
『The Rover』(4th『風の歌を聴け』)
もちろん観客が大盛り上がりするこの曲ですが、いつもとは大きく異なる点が。「Ride on!Ride on!Ride on!Rover!」とか叫んでいたらいつの間にか1曲目で演奏された『It's a Wonderful World』になっているという何ともニクいつなぎ方をされてしまったのです。
The Rover ORIGINAL LOVE(PV) - YouTube
(この動画でいうと、5:12くらいから徐々に『It's a Wonderful World』の前奏になっていくようなイメージです。)
というわけで、再びの
『It's a Wonderful World』(4th『風の歌を聴け』)
で一旦終了。会場の熱気も最高潮。
何というセットリストでしょう。やらっちゃー。
次回、いよいよアンコールです。