どこまでも果てなく堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

ああでもないこうでもないと考えたいろんなことをちょこちょこ記録します。

オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その4

前回からの続き。

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観客はまだ着席しており、MCが続きます。

「生まれたのは横浜なんですが、その後芦屋に引っ越しまして。海の見える街に住んでいたので、海の見えない生活なんて考えられないと思ったんですけどね。その後郡山に引っ越して、それから東京で生活していて。海なんて見えない。でも全然大丈夫!」

けれど、かつて暮らしていた海の見える街を思い出して作られた曲、ということで演奏されたのが、

『海が見える丘』(15th『白熱』)

曲が作られた背景を聞いてから耳を傾けると、明るい曲調なのになんだか懐かしいような切ないような気持ちにさせられました。 故郷を離れて暮らしている人が聴くとさらに心に響くものがあるかもしれませんね。

この曲もドラムがカッコいいです。生で聴くとさらに!!!

(余談ですが、この曲を聴くといつもビートルズの『Ticket To Ride』を思い出します。途中のドラムの感じが似ている気がする。今回のツアーで演奏された『フランケンシュタイン』の後半部分を聴くと同じくビートルズの『TAXMAN』を思い出しますし、それって田島さんがビートルズの影響を受けたことと関係しているのかなと思いました。)

ドラムがカッコいい曲ですから当然小松シゲルさん大活躍です。だから目をつぶって叩く姿が色気ありすぎますって。This is 色気って感じ。いいぜ。いや、やめて。むしろ自分がもうステージの奥の方見るのやめます。とか言いつつ見てしまうんだよなあ。うぐぐ。

 

曲が終わり、またMC。

「50代になると、歌詞の中にやたら『人生』という言葉を使うようになりました。昔はそういうの熱く押し付けてくる奴が嫌いだったんだけど、自分もそんなふうになりつつある。なんでこうなっちゃったのかなあ。(笑)」

(札幌→「寺山修司も同じようなこと言ってましてね。30代と40代がね、えーとなんだっけ、で50代が人生って。うおー俺寺山と同じじゃんって!」)

そして「次の曲も人生について歌ったものです。」と言って始まったのが、

セーリングボート』(16th『エレクトリックセクシー』)

この曲では、ステージ奥のスクリーンに海面が映し出されました。波の映像です。サビくらいからは、水中から水面近くを泳ぐジンベイザメ?を見上げた映像が流れ、とても爽やかでした。曲の描く世界に視覚的に入り込みやすいという点で、映像、いいなぁ。田島さんやバンドメンバーさんをじっくり見たいのに映像がだいぶ気になっちゃうというのはありますが。

 

そして次は 

『ソングフォーアクロバット(新曲)

未発表の新曲、3曲目。こちらも歌詞はまだ途中だということでしたが、

田島さん「真城がね、『いいじゃん、もう完成してるよ』って言うんですよ。」

真城さん「そんな偉そうに言ってない(笑)」(ここで真城さんにスポットライトが当たる。)

こんなやりとりがあり。

真城さんがそう言ってくれたからこれでいくかもしれない、と言って始まったのですが、この曲、すごいです。札幌では「皆さんポカンとしているかもしれませんけどね、50になっても攻めまくってますからね!」と言われていた通り、ガッツリ攻めてる。

最初はスローなテンポで静かに始まるので、てっきりバラードなのかと思ったのですが…その後、雰囲気がガラッと変わります。そして最後にはめちゃめちゃ激しい感じになります。あーーー伝わって、この感じ!いやもう伝わらなくてもいいか。ニューアルバム出たら聴いてください。カッコいいから。

耳に残った歌詞が、聴き間違いでなければ

 

“ヒューマン、ヒューマン、誠実な人”

 

ストーリーがものすごく気になります。早く聴きたい!

あまりにも待ち遠しいニューアルバムの発売予定日ですが、人見では特に触れられなかった気がします。ただ、札幌では年内と言われたような…?年末から年明け、来年の春あたりかなあと勝手に期待しておきます!『ハッピーバースデーソング』がビクターから発売されたことについても言及がありましたが、次のアルバムも同じくビクターから出るのかということについては「どうなるのでしょうか」とコメントするにとどめられていた気がします。

もう、とにかく発売が楽しみです!!!

 

 

長くなりましたので、次回へつづく。

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オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その3

前回、前々回からの続き。

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着席指示が出て、みんな席に座ります。熱くなっている会場をすこしクールダウンするような、そんな時間です。

確かこのあたりですこし長めのMCがありました。

「『白熱』『エレクトリックセクシー』『ラヴァーマン』がAppleSpotifyで聴けるようになりました。」

札幌では「AppleSpotifyもわからないわという方は息子さんとかに聞いてください」と言っていて面白かったです。以下、札幌でのMC等は紫色の文字で表記します。

風の歌を聴け』とかより最近のを聞いてほしい!(笑)」

札幌→「オリジナル・ラブは最近の曲が一番いいですからね。(笑)」

「『白熱』は僕がひとりで作った制作費ゼロのアルバムなんですが、その『白熱』から新しい人生が始まると思って、生まれ変わるという意味でORIGINAL LOVEのLOVEをラ“ヴ”から“ブ”にしました。

そして

「この曲も一生懸命書いたんですけどね、最近また歌いたくなりました。」

このような曲紹介の後で始まったのは

『あたらしいふつう』(15th『白熱』)

これも、CDで聴くよりライブで聴いたほうがいい曲でした。テンションブチ上げー!!という感じではないのですが、ジワジワ伝わってくるんですね。

ファン仲間の息子さんが今回のツアーで初めてオリジナル・ラブのライブを観たそうなのですが、この曲が一番良かった、一番心に残ったと熱く語ってくれたそうです。曰く「前から聴いていたけど、でも全然違った。ほんまあの曲すごい。頑張れとか言ってないのに伝わるんやな。」と。息子くんセンスええやんか。息子くんのこの感想、田島さんに届け。

 

曲が終わるとまたMC。

「『万引き家族』という映画を観ました。カンヌでパルムドールを取った映画なんですが、ヨーロッパは映画を文学的に、アメリカはカーチェイスをやってイェーイ!みたいな感じでエンターテイメントとして捉えているような気がします。」

この後で、田島さんが木暮さんとふたりで映画を観に行ったエピソードが紹介されました(そして木暮さんにスポットライトが当たる。明るく照らされる木暮さん)。田島&木暮コンビが好きなので、私が田島さんとふたりで映画を観に行ったわけではないのになぜかうれしくなってしまいました………なんなんだろうこの気持ち。

そして、

ミア・ファローという女優さんがいて、とても綺麗な人なんですが。曲を作っているときにそのミア・ファローが頭に浮かんだんですね。えー、カッコつけた曲です。」

というMCの後で始まったのが

『ふたりのギター』(15th『白熱』)

この曲は前奏がほとんどないのですが、札幌では田島さんが間違えて歌い直しました。歌い出しの部分で遅れたのではないかと思うのですが、バンドメンバーさんたちに

「すいません、もう一回お願いします。」

と声をかけて最初からやり直したのです。こんなシチュエーションはなかなかレアなんじゃないかと思うと同時に、きちんと謝るところ、敬語で「もう一回お願いします」と言うところに超絶グッときましたね。

東京ではそのようなこともなく順調に演奏されていたのですが、気づいたことがあります。それは、この曲、ドラムが非常にカッコ良いということです。生で聴くとものすごい迫力でした。あと…小松シゲルさん(ドラム)が目をつぶりながら叩いているその姿がね、ものっすごい色気があるんですよ。思わず凝視してしまいました。

 

 

長くなりましたので、今日はここまでにしておきます。

その4につづく。

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オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その2

前回からの続き。

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1曲目の途中には、ステージ奥のスクリーンに「WAKE UP」という文字が大きく映し出されており、このような演出は札幌公演ではなかったので、最後の2公演もしくは1公演で取り入れられた新しい演出なのだろうと思って眺めていました。

 

1曲目が終わると『線と線』(16th『エレクトリックセクシー』)『クレイジアバウチュ』(17th『ラヴァーマン』)と続きます。

この2曲でたじ舞スタート最初っからそれはそれは激しいです。動きが激しすぎて、わざと疲れようとしているようにさえ見えます。驚くべきことに、そんなに激しいダンスをしているのにまったく歌声が乱れません。

いずれの曲もイントロからテンションがぐおおっと上がり、サビではジャンプしたくなります。というかしてました。

 

次は『エナジーサプライ』(16th『エレクトリックセクシー』)

ここで小道具が登場。電飾です。クリスマスツリーに巻きつける電飾の白一色バージョンという感じ。それをみなさんがそれぞれ異なる場所に巻き付けています。ストールみたいに首から下げているパターン、楽器につけてぶらーんとぶら下げるパターンなどがありましたが、YTこと冨田謙さん(キーボード)の帽子のつばの上に一周ぐるりと巻き付けてあったのが妙にシュールで、危うく笑いのツボにはるところでした。村田シゲさん(ベース)の髪型が、頭におはぎがくっついているように見えたのもこのときだったかなあ。笑いのツボにはまらず持ちこたえてよかった。

 

続いて『AIジョー(新曲)。

未発表の新曲1曲目。この曲は変則的なリズムが特徴なのですが、前奏では田島さん・真城さん・木暮さんが三人揃って光る物体を持ち、同じ動き(しかも妙な動き)をしていました。そして暗闇の中、その光る物体を持ってくるくる回し始めました。丸く光る線みたいに見えるわけです。派手なのか地味なのか絶妙なところを突いてくる演出だなあ!

また、曲の途中では田島さんがスマホみたいな形の物体をマイクにくっつけて電子音を出すような演出がありました。

曲調は、「元気が出る感じ」!!踊りだしたくなる感じ!!うーん、うまいこといえない。

 

『ゼロセット』(新曲)

2曲目の新曲です。『AIジョー』に続き、この曲も歌詞はまだできあがっていないとコメントされていたような。

曲調は「爽やかでかっこいい感じ」!!個人的には、メロディーがオリジナル・ラブらしいと感じました。早く完成形を聴きたいです。

 

そして『ハッピーバースデーソング』『フランケンシュタイン(17th『ラヴァーマン』)へと続きます。

フランケンシュタイン』では「映像とともにお楽しみください」という言葉のとおり、ステージ奥のスクリーンに白黒の動画が映し出されました。映画『フランケンシュタイン』なのだろうと思います。かなり気になってしまいました。途中でフランケンシュタインの顔が徐々に田島さんの顔になっていったりするのかなと思いましたが、特にそういう展開はありませんでした。

 

ここで、「そろそろ腰が痛くなってくるかもしれないので」と着席を促され、座った状態で5曲ほど聴くことになりました。

 

その3につづく。

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オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その1

昨日、三軒茶屋人見記念講堂にて行われたオリジナル・ラブWake Up Challenge Tour最終公演に行ってまいりました。

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ああああーーーもう、本っ当にすごかった!!!

ライブ後のテンションはこんな感じでした。♪いーまも~そのーまーま~おなーじ、です。

ツアーが終わったので、セットリストに触れつつライブの様子を書いていきたいと思います。

 

会場に入って感じたのは、やっぱり札幌の会場と比べると広いなということでした。ステージも大きくて眺めているだけでワクワクしてきます。

今回は前から5列目でした。

たまたま隣の席だったファン仲間とドキドキしながら開演を待っていると、会場に流れていた音楽が大きくなります。そして観客席の電気が暗くなり、ワーッとかキャーッとか、ライブが始まるのを心待ちにしている観客の歓声が響きました。


まず木暮さんがステージに出てきます。手には目覚まし時計。続いて真城さん、田島さんが別の目覚まし時計を手にして現れます。他のメンバーも出てきて、アラームがそれぞれ鳴り始めます。数種類の異なるアラーム音が響く中で始まったのは、


『It's a wonderful world』

前奏で鳥肌がぶわーーーっと立ちました。観客の大きな歓声が会場を包みます。
4枚めのアルバム『風の歌を聴け』に収録されたこの曲は終始裏声で歌われる難曲であり名曲です。

It's a Wonderful World ORIGINAL LOVE (PV) - YouTube

札幌公演のときには、「うわーこの曲きたかあ!」と驚きました。そして、もうセットリストを把握している人見公演でもやっぱり鳥肌が立っています。

田島さんのファルセットボイスは絶好調。

そしてベースが入ってくるところでかっこよすぎて気が遠くなりそうでした。

会場の盛り上がり方もすごいです。1曲目とは思えないテンションです。

“明日へ近づく”からサビにかけての、まるで体の内からも外からも幸せな気持ちで満たされるような言葉にできない状態は何なのでしょうか?

 

“子供は誰も皆 泥に塗れて 明日へ近づく”

 

というところもね、歌詞もメロディーもすべてが最高ですよ。

こんなにライブ映えする曲だとは思いませんでした。今回生演奏で聴くことができてよかったです。アルバム収録時の歌声も良いですが、今の田島さんが歌うと当時よりも表現力がグッと増しており、伝わってくるものがありました。

 

 

 

…えっちょっと待って、1曲目なのにもう1000文字超えてる。ライブレポ、最後まで書き終わるのに何日かかるんだろう。

とりあえず、その2に続く。

 

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オリジナル・ラブWake Up Challenge Tourの見どころ(私見)

オリジナル・ラブの今年のバンドツアー、Wake Up Challenge Tour 札幌公演に行ってから1週間以上が経ちました。

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これらの感想を書いてから毎日多くの方がブログを見に来てくださっていて、ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちとがないまぜになったような心境です。セットリストもMCも載せていない記事なので…。そのあたりは、ツアーが終わってから思い出せる範囲で書こうと思います。

そうです。

ツアーはまだ終わっていないのです。

ファイナルは、7月7日(土)、東京三軒茶屋昭和女子大学人見記念講堂にて!

17時15分開場、18時00分開演です!

チケットは全席指定 ¥6,480(税込) 。まだ販売中なので、気になっている方はぜひ行きましょう!とっても楽しいですよ!元気出ますよ!!

オリジナル・ラブ(昭和女子大学人見記念講堂)|ライブ・コンサートチケット先行 DISK GARAGE(ディスクガレージ)

 

せっかくなので、前の記事と重複する部分もあるかもしれませんが今回の見どころをまとめてみました。

1.(セットリストに変更がなければ)1曲目がすごい。

1曲目は特別ですよね。去年は『Hum a Tune』(6thアルバム『Desire』収録)でした。こちらも最高でしたが、今年の1曲目も文句なしにカッコいいです。鳥肌がぶわーーーーって立ちました。

(ところで、音楽を聞いて鳥肌が立つのって少数派なのですね。誰しもそうなるのかと思っていました。

news.biglobe.ne.jp

私は音楽を聴いて感動すると鳥肌が立つ上に、涙も出しています。我ながら気持ち悪いです。)

とにかくぜひ生で聴いてください!

 

2.新曲を何曲か演奏する。

しかも、「歌詞がまだできあがっていない」状態なのです。これからまた書き直すと思います、とのこと。非常にレアですね。どのような曲なのかというと、なるほど、たしかにチャレンジしている曲です。攻めてます!これくらいしか言えないのがツラい!

とにかくぜひ生で聴いてください!

 

3.演出がすごい。

すごいといっても、田島さんが背中から羽を生やしてロープで天井から吊るされつつ客席の上を舞うみたいなド派手なあれではなくて、もっとこう、なんというか…「なんだそれ!?」みたいなのあり、笑いあり。

そして、「たじ舞」(田島さんのダンスのことを勝手にこう呼んでいます)もすごすぎて危険な領域に突入しています。札幌公演では、隣で観ていた男性(知人の旦那さん)が目をキラッキラさせながら「スゲー!!!」と言っていました。

とにかくぜひ生で見てください!

そうそう、木暮さんの顔芸もお見逃しなく。

個人的には、木暮さんの顔芸だけを大写しにしてくれるスクリーンがほしいです。会場の後ろの方はきっと見えないと思うので。実にもったいないです。

 

ほかにも、田島さんが痩せてシュッとしているとか(札幌公演でやらかした夫も「細くなったね」とコメントしていました)、衣装がすごく良いとか、いろいろあるのですが…

…あ。大事なこと忘れてた。

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MCのとき、ギターに左手をのせながら話すポーズがめちゃくちゃ好き。

これもぜひ生で見ていただきたいのです!

 

 

さて。今日の記事の中で何かひとつでも気になった方。

七夕の夜はぜひ、三茶で盛り上がりましょう!!

オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour札幌公演に行った話・その弐

前回からの続き。

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(セットリストはツアーが終わるまで書かないでほしいという田島貴男さんの希望に沿って、ライブで演奏された曲については、曲名も何の曲かが推測できるような情報も書いておりません。ですが、心配な方はご覧になるのを避けていただいた方がよろしいかと思います。

また、田島貴男さんがMCで話された内容についても、上のような理由で今はまだ記載しておりません。最終公演である7月7日のライブが終わってから改めて記事にしたいと思います。)


ライブの最中、ギターのピックが夫の方に飛んできましたが、それが「勢い余って飛んできた」ものでも「観客席の不特定多数」に放り投げられたものでもなく「夫に向かって投げられた」と感じた…ということまで書きました。
このピックは、わりとアップテンポな曲の演奏中、田島さんがちょうど我々の目の前に来て観客を煽っているときに飛んできて、夫のこのあたり(下図参照)になかなかの勢いで当たって足元に落ちました。

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それをくらった夫はぽかんとして動きがおかしくなっていたので、隣にいた私がすかさずしゃがんで拾い、ライブが終わるまで(というか終わってからもしばらくは)握りしめていたのですが。

終演後、ファン仲間さんたちに見せに行くと、もう20年以上オリジナル・ラブのライブに行っているファン歴の長い方にこう言われました。

「あんまりピックは投げないと思うんだけど、珍しいね。」

そのときは、

「会場では比較的若い、しかも男性客だったから投げてくれたのかな?あんまり投げないならラッキーだったなー★」(田島さんは男性客が多いとうれしそうに見えるのです。)

くらいに考えていたのですが。

 

ライブ会場を後にし、ホルモン焼きを食べながらテンション高くそのことを夫に伝えると夫も「ほんと、あれでさらに盛り上がったよね。」と答え、いやあ思い出に残るライブになったねえ、夏はやっぱりオリジナル・ラブだねえと言いながら平和にホルモン焼きを食べ続けようと思った矢先。彼の口から衝撃の事実が語られました。

「ピックが飛んできたときは立ってたけど、その前までは座ってくださいって言われて座ってたでしょ?
そのときに、ぶた子さん(=私)のテンションに合わせるために家でビールを2杯飲んできて酔っ払ってたのと、座る前に体を動かしていい感じにあったまってたのが座ったことで体温が下がったのと、そのとき演奏されてたのがあまり聴いたことない曲だったのと、ステージが明るくて目をつぶってしまったのとで、まあ、

一瞬うとうとしちゃったんだよね。

 

Pardon?!

 

「ちょっっっと待ったアッーーー!!!!」

 

そんな失礼な輩いる!?

ってここにいたよ!!己の連れだよ!!目をつぶったら寝ちゃったって赤ちゃんか!!!

そりゃ確かに私もこないだピアノのコンサートに行った時にちょっぴりヨダレを出しながら一曲まるまる寝ちゃったよ!?音色が心地よければリラックスしてしまうものだし、田島さんの歌声が心地良いというのもわかるよ!?何せオリジナル・ラブ聴きながら寝てるからね!?

だけどさ、あなたが座ってたの前から3列目のほぼセンターよ!?

 

「…待って、まさかこのピック…、

『お前ちょっと寝てたの知ってるぞ!』『こっからは起きとけよ!』って、ピシッと投げられた!?」

 

ああああああああああ

 

いやでも、田島さんは最初から最後までずっと楽しそうな笑顔だったし、観客が座っている間もテンションが下がったりはしていなかったし、ピックが飛んできた時も怒っていたり不機嫌になっていたりする様子はまったく、本当に1ミクロンたりとも感じなかったし、きっと夫のありえない失態は気づかれていないはず!!

だけど、

放り投げたというよりは投げつけた感あったし!?(気のせい?)

スピードがめちゃくちゃ速かったし!?(これは本当!)

当たったところが絶妙だったし!?(顔面じゃないからね!)

すなわち、始球式のために練習を積んだ成果出まくりだったし!?(号泣!!)

(神様、来年こそは始球式で投げる田島さんを見たいです。雨は頼むからやめてね。)

 

ああああああああああ

 

「えーありえない!」とか「どうしよう」とか言い続ける私に向かって夫が言いました。

「すげえコントロールよかったね。ここに当たったからね。」

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うるさいうるさい!!

ホルモン食べまくってお腹いっぱいだけど、田島さんへの申し訳なさで胸もいっぱいだわ。

依然として動揺している私は一緒にライブを見ていた方にメールを送り、これこれこのような理由でピックが飛んできたのかもしれないと話しました。すると返信が

 

「まさにWake up、目を覚ませ~、だったのね」と。

 

…。

…うまいっ。

 

もちろんこんな理由ではなく、たまたま飛んできたという可能性も十分にあります。上に書いた話はあくまでも仮説にすぎません。

しかしながら、夫の意識がほんの一瞬どこかへいってしまったのは事実です。

本当に申し訳ありません!!!

元はといえば、自身がオリジナル・ラブのファンというよりは、大ファンである妻の付き添いというスタンスで来ている夫を誘ってきちんと予習しなかった私の責任なのです。もう二度とこのような事態を起こさないための具体的な対策として、ヤツがどの曲を聴いても目がギンギラギンになるように、来年のライブの日までオリジナル・ラブのすべてのCDを聴き込むことを約束します。

もし同じことが繰り返された場合、この粗忽者はみじん切りにしてキーマカレーの具材にしますので、来年もどうか、どうかまた札幌にいらしていただけますよう、伏してお願い申し上げます…。

 

 

 

それにしても、田島さんがピックを投げる姿がね、これまたカッコよかったのだよ。

オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour札幌公演に行った話・その壱

昨日はオリジナル・ラブWake Up Challenge Tour札幌公演でした!

いやーーーもう、すんごかった。

(セットリストはツアーが終わるまで書かないでほしいという田島貴男さんの希望に沿って、ライブで演奏された曲については、曲名も何の曲かが推測できるような情報も書いておりません。ですが、心配な方はご覧になるのを避けていただいた方がよろしいかと思います。

また、田島貴男さんがMCで話された内容についても、上のような理由で今はまだ記載しておりません。最終公演である7月7日のライブが終わってから改めて記事にしたいと思います。)

 

今回の席は青丸の位置でした。ちなみに前回は赤丸の位置。

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(画像は道新ホールの公式HPよりお借りしました。https://www.doshin-acty.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/05/sheet.pdf

前回はファンクラブ入会前なので一般販売で購入、今回はファンクラブ会員の先行販売で購入しました。こうして比較してみるとかなり前にやってきましたね。

 

開場から開演までは30分。開演20分くらい前に会場に着きました。ホールに入ったときのすこしひんやりする空気や会場のにおいで、本当に間もなくライブが始まるのだなと一気にワクワク感が高まってきます。

去年もホールに入った瞬間に「ステージが近い!!」と思いましたが、今年はステージがもうすぐそこというレベルです。座席表で見るよりも現地に赴いた方が、去年よりもだいぶ前に来たことが実感されました。

着席し、ドキドキしながら開演を待ちます。

開演時刻になりました。ですが、まだ始まる様子はありません。

そして5分ほど過ぎた時。

会場が暗くなりました。

 

 

うーーーーわーーーー

 

 

1曲目から鳥肌ものでした。

 

現時点でまだツアーが終わっていないので具体的な曲名やそれが類推されてしまうMCについては書くことを控えたいと思いますが、今回のライブで感じたのは、田島貴男さんの声量を含めた歌唱力が非常に高いのだということです。

2時間半弱のライブの間じゅうずっと声のボリュームは安定していますし音を外すことが一回もないんです。

そして、ライブ中に水をほとんど飲みません。昨日は2回しか飲みませんでした。

ライブが終わったら飲むようですが、

喉のためというのと同じくらい、ほとばしった汗の分の水分補給という意味合いが大きい気がしてなりません。

今回も3曲目が終わったあたりからものすごい汗でした。

それもそのはず、今回は去年と比べてたじ舞(=田島さんのダンスのことを勝手にこう呼んでます)が相当激しくなっていたのです。今年のツアーの見どころのひとつといっても過言ではないレベル。もうこれは実際に見てもらわないと言葉では説明できないような動きなのですが、

The Rover (LIVE) ORIGINAL LOVE - YouTube

この動画の、1:57や5:30、あたりの動き、これがたじ舞レベル10段階でいうと2~3くらいだとすると、昨日はずっとレベル8~10あたりを推移し続けるような激しさでした。舞台袖に去っていく田島貴男さん、ヘロッヘロになってましたからね。そりゃシャツも変色しますわ。(ちなみに、何故か背中側は変色していないのです。いやまさか色ムラがないだけで本当は一面汗で変色しているのか?)

 

観客を煽るときも、とにかく圧がすごい!最前列にいたお客さんが田島さんからものすごい勢いで&ものすごい笑顔で煽られていて思わず笑ってしまいました。よかった、最前列じゃなくて。

 

相変わらず全力(以上?)を出し切る田島さんのパフォーマンスには圧倒されるし、木暮さんのギターを弾きながらの目力にものを言わせた顔芸からは目が離せないし、小道具を使った新しい演出も面白いし、ステージ上のメンバーさんたち全員の笑顔にはなんだかぐっときてしまって涙が出てくるし、心を揺さぶられまくった2時間半弱でした。

 

そんな泣いたり笑ったりとても楽しいライブだったのですが、一番特別な思い出は

なんといってもこれです。 

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おわかりいただけただろうか…。

すり減っています。こういう努力の跡を実際にこの目で見ると、胸の奥からこみ上げるものがあります。

ちなみに「飛んできたピック」とツイートには書きましたが、客席になんとなく放り投げたわけではないと思います。おそらく狙って投げたのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

夫を。

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その弐につづく。

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