オリジナル・ラブWake Up Challenge Tourの見どころ(私見)
オリジナル・ラブの今年のバンドツアー、Wake Up Challenge Tour 札幌公演に行ってから1週間以上が経ちました。
これらの感想を書いてから毎日多くの方がブログを見に来てくださっていて、ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちとがないまぜになったような心境です。セットリストもMCも載せていない記事なので…。そのあたりは、ツアーが終わってから思い出せる範囲で書こうと思います。
そうです。
ツアーはまだ終わっていないのです。
ファイナルは、7月7日(土)、東京。三軒茶屋の昭和女子大学人見記念講堂にて!
17時15分開場、18時00分開演です!
チケットは全席指定 ¥6,480(税込) 。まだ販売中なので、気になっている方はぜひ行きましょう!とっても楽しいですよ!元気出ますよ!!
オリジナル・ラブ(昭和女子大学人見記念講堂)|ライブ・コンサートチケット先行 DISK GARAGE(ディスクガレージ)
せっかくなので、前の記事と重複する部分もあるかもしれませんが今回の見どころをまとめてみました。
1.(セットリストに変更がなければ)1曲目がすごい。
1曲目は特別ですよね。去年は『Hum a Tune』(6thアルバム『Desire』収録)でした。こちらも最高でしたが、今年の1曲目も文句なしにカッコいいです。鳥肌がぶわーーーーって立ちました。
(ところで、音楽を聞いて鳥肌が立つのって少数派なのですね。誰しもそうなるのかと思っていました。
私は音楽を聴いて感動すると鳥肌が立つ上に、涙も出しています。我ながら気持ち悪いです。)
とにかくぜひ生で聴いてください!
2.新曲を何曲か演奏する。
しかも、「歌詞がまだできあがっていない」状態なのです。これからまた書き直すと思います、とのこと。非常にレアですね。どのような曲なのかというと、なるほど、たしかにチャレンジしている曲です。攻めてます!これくらいしか言えないのがツラい!
とにかくぜひ生で聴いてください!
3.演出がすごい。
すごいといっても、田島さんが背中から羽を生やしてロープで天井から吊るされつつ客席の上を舞うみたいなド派手なあれではなくて、もっとこう、なんというか…「なんだそれ!?」みたいなのあり、笑いあり。
そして、「たじ舞」(田島さんのダンスのことを勝手にこう呼んでいます)もすごすぎて危険な領域に突入しています。札幌公演では、隣で観ていた男性(知人の旦那さん)が目をキラッキラさせながら「スゲー!!!」と言っていました。
とにかくぜひ生で見てください!
そうそう、木暮さんの顔芸もお見逃しなく。
個人的には、木暮さんの顔芸だけを大写しにしてくれるスクリーンがほしいです。会場の後ろの方はきっと見えないと思うので。実にもったいないです。
ほかにも、田島さんが痩せてシュッとしているとか(札幌公演でやらかした夫も「細くなったね」とコメントしていました)、衣装がすごく良いとか、いろいろあるのですが…
…あ。大事なこと忘れてた。
MCのとき、ギターに左手をのせながら話すポーズがめちゃくちゃ好き。
これもぜひ生で見ていただきたいのです!
さて。今日の記事の中で何かひとつでも気になった方。
七夕の夜はぜひ、三茶で盛り上がりましょう!!
オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour札幌公演に行った話・その弐
前回からの続き。
(セットリストはツアーが終わるまで書かないでほしいという田島貴男さんの希望に沿って、ライブで演奏された曲については、曲名も何の曲かが推測できるような情報も書いておりません。ですが、心配な方はご覧になるのを避けていただいた方がよろしいかと思います。
また、田島貴男さんがMCで話された内容についても、上のような理由で今はまだ記載しておりません。最終公演である7月7日のライブが終わってから改めて記事にしたいと思います。)
ライブの最中、ギターのピックが夫の方に飛んできましたが、それが「勢い余って飛んできた」ものでも「観客席の不特定多数」に放り投げられたものでもなく「夫に向かって投げられた」と感じた…ということまで書きました。
このピックは、わりとアップテンポな曲の演奏中、田島さんがちょうど我々の目の前に来て観客を煽っているときに飛んできて、夫のこのあたり(下図参照)になかなかの勢いで当たって足元に落ちました。
それをくらった夫はぽかんとして動きがおかしくなっていたので、隣にいた私がすかさずしゃがんで拾い、ライブが終わるまで(というか終わってからもしばらくは)握りしめていたのですが。
終演後、ファン仲間さんたちに見せに行くと、もう20年以上オリジナル・ラブのライブに行っているファン歴の長い方にこう言われました。
「あんまりピックは投げないと思うんだけど、珍しいね。」
そのときは、
「会場では比較的若い、しかも男性客だったから投げてくれたのかな?あんまり投げないならラッキーだったなー★」(田島さんは男性客が多いとうれしそうに見えるのです。)
くらいに考えていたのですが。
ライブ会場を後にし、ホルモン焼きを食べながらテンション高くそのことを夫に伝えると夫も「ほんと、あれでさらに盛り上がったよね。」と答え、いやあ思い出に残るライブになったねえ、夏はやっぱりオリジナル・ラブだねえと言いながら平和にホルモン焼きを食べ続けようと思った矢先。彼の口から衝撃の事実が語られました。
「ピックが飛んできたときは立ってたけど、その前までは座ってくださいって言われて座ってたでしょ?
そのときに、ぶた子さん(=私)のテンションに合わせるために家でビールを2杯飲んできて酔っ払ってたのと、座る前に体を動かしていい感じにあったまってたのが座ったことで体温が下がったのと、そのとき演奏されてたのがあまり聴いたことない曲だったのと、ステージが明るくて目をつぶってしまったのとで、まあ、
一瞬うとうとしちゃったんだよね。」
Pardon?!
「ちょっっっと待ったアッーーー!!!!」
そんな失礼な輩いる!?
ってここにいたよ!!己の連れだよ!!目をつぶったら寝ちゃったって赤ちゃんか!!!
そりゃ確かに私もこないだピアノのコンサートに行った時にちょっぴりヨダレを出しながら一曲まるまる寝ちゃったよ!?音色が心地よければリラックスしてしまうものだし、田島さんの歌声が心地良いというのもわかるよ!?何せオリジナル・ラブ聴きながら寝てるからね!?
だけどさ、あなたが座ってたの前から3列目のほぼセンターよ!?
「…待って、まさかこのピック…、
『お前ちょっと寝てたの知ってるぞ!』『こっからは起きとけよ!』って、ピシッと投げられた!?」
ああああああああああ
いやでも、田島さんは最初から最後までずっと楽しそうな笑顔だったし、観客が座っている間もテンションが下がったりはしていなかったし、ピックが飛んできた時も怒っていたり不機嫌になっていたりする様子はまったく、本当に1ミクロンたりとも感じなかったし、きっと夫のありえない失態は気づかれていないはず!!
だけど、
放り投げたというよりは投げつけた感あったし!?(気のせい?)
スピードがめちゃくちゃ速かったし!?(これは本当!)
当たったところが絶妙だったし!?(顔面じゃないからね!)
すなわち、始球式のために練習を積んだ成果出まくりだったし!?(号泣!!)
(神様、来年こそは始球式で投げる田島さんを見たいです。雨は頼むからやめてね。)
ああああああああああ
「えーありえない!」とか「どうしよう」とか言い続ける私に向かって夫が言いました。
「すげえコントロールよかったね。ここに当たったからね。」
うるさいうるさい!!
ホルモン食べまくってお腹いっぱいだけど、田島さんへの申し訳なさで胸もいっぱいだわ。
依然として動揺している私は一緒にライブを見ていた方にメールを送り、これこれこのような理由でピックが飛んできたのかもしれないと話しました。すると返信が
「まさにWake up、目を覚ませ~、だったのね」と。
…。
…うまいっ。
もちろんこんな理由ではなく、たまたま飛んできたという可能性も十分にあります。上に書いた話はあくまでも仮説にすぎません。
しかしながら、夫の意識がほんの一瞬どこかへいってしまったのは事実です。
本当に申し訳ありません!!!
元はといえば、自身がオリジナル・ラブのファンというよりは、大ファンである妻の付き添いというスタンスで来ている夫を誘ってきちんと予習しなかった私の責任なのです。もう二度とこのような事態を起こさないための具体的な対策として、ヤツがどの曲を聴いても目がギンギラギンになるように、来年のライブの日までオリジナル・ラブのすべてのCDを聴き込むことを約束します。
もし同じことが繰り返された場合、この粗忽者はみじん切りにしてキーマカレーの具材にしますので、来年もどうか、どうかまた札幌にいらしていただけますよう、伏してお願い申し上げます…。
それにしても、田島さんがピックを投げる姿がね、これまたカッコよかったのだよ。
オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour札幌公演に行った話・その壱
昨日はオリジナル・ラブWake Up Challenge Tour札幌公演でした!
いやーーーもう、すんごかった。
(セットリストはツアーが終わるまで書かないでほしいという田島貴男さんの希望に沿って、ライブで演奏された曲については、曲名も何の曲かが推測できるような情報も書いておりません。ですが、心配な方はご覧になるのを避けていただいた方がよろしいかと思います。
また、田島貴男さんがMCで話された内容についても、上のような理由で今はまだ記載しておりません。最終公演である7月7日のライブが終わってから改めて記事にしたいと思います。)
今回の席は青丸の位置でした。ちなみに前回は赤丸の位置。
(画像は道新ホールの公式HPよりお借りしました。https://www.doshin-acty.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/05/sheet.pdf)
前回はファンクラブ入会前なので一般販売で購入、今回はファンクラブ会員の先行販売で購入しました。こうして比較してみるとかなり前にやってきましたね。
開場から開演までは30分。開演20分くらい前に会場に着きました。ホールに入ったときのすこしひんやりする空気や会場のにおいで、本当に間もなくライブが始まるのだなと一気にワクワク感が高まってきます。
去年もホールに入った瞬間に「ステージが近い!!」と思いましたが、今年はステージがもうすぐそこというレベルです。座席表で見るよりも現地に赴いた方が、去年よりもだいぶ前に来たことが実感されました。
着席し、ドキドキしながら開演を待ちます。
開演時刻になりました。ですが、まだ始まる様子はありません。
そして5分ほど過ぎた時。
会場が暗くなりました。
うーーーーわーーーー
1曲目から鳥肌ものでした。
現時点でまだツアーが終わっていないので具体的な曲名やそれが類推されてしまうMCについては書くことを控えたいと思いますが、今回のライブで感じたのは、田島貴男さんの声量を含めた歌唱力が非常に高いのだということです。
2時間半弱のライブの間じゅうずっと声のボリュームは安定していますし、音を外すことが一回もないんです。
そして、ライブ中に水をほとんど飲みません。昨日は2回しか飲みませんでした。
ライブが終わったら飲むようですが、
ライブ直後だとアクエリアス1.5〜2リットル一気に飲める。
— 田島貴男 オリジナル・ラブ (@tajima_takao) June 24, 2018
喉のためというのと同じくらい、ほとばしった汗の分の水分補給という意味合いが大きい気がしてなりません。
今回も3曲目が終わったあたりからものすごい汗でした。
それもそのはず、今回は去年と比べてたじ舞(=田島さんのダンスのことを勝手にこう呼んでます)が相当激しくなっていたのです。今年のツアーの見どころのひとつといっても過言ではないレベル。もうこれは実際に見てもらわないと言葉では説明できないような動きなのですが、
The Rover (LIVE) ORIGINAL LOVE - YouTube
この動画の、1:57や5:30、あたりの動き、これがたじ舞レベル10段階でいうと2~3くらいだとすると、昨日はずっとレベル8~10あたりを推移し続けるような激しさでした。舞台袖に去っていく田島貴男さん、ヘロッヘロになってましたからね。そりゃシャツも変色しますわ。(ちなみに、何故か背中側は変色していないのです。いやまさか色ムラがないだけで本当は一面汗で変色しているのか?)
観客を煽るときも、とにかく圧がすごい!最前列にいたお客さんが田島さんからものすごい勢いで&ものすごい笑顔で煽られていて思わず笑ってしまいました。よかった、最前列じゃなくて。
相変わらず全力(以上?)を出し切る田島さんのパフォーマンスには圧倒されるし、木暮さんのギターを弾きながらの目力にものを言わせた顔芸からは目が離せないし、小道具を使った新しい演出も面白いし、ステージ上のメンバーさんたち全員の笑顔にはなんだかぐっときてしまって涙が出てくるし、心を揺さぶられまくった2時間半弱でした。
そんな泣いたり笑ったりとても楽しいライブだったのですが、一番特別な思い出は
オリジナル・ラブwake up challenge tour札幌公演めちゃめちゃ楽しかったー!田島さん今日は一段とカッコよかったなあ😂バンドメンバーさんも楽しそうですごく幸せな気持ちになった😭オリジナル・ラブはライブが本当に素晴らしい。新しいアルバムが楽しみ!飛んできたピックは棺に入れてもらいます😢 pic.twitter.com/fsp2Clygky
— にくまる (@nikumaru29o) June 24, 2018
なんといってもこれです。
おわかりいただけただろうか…。
すり減っています。こういう努力の跡を実際にこの目で見ると、胸の奥からこみ上げるものがあります。
ちなみに「飛んできたピック」とツイートには書きましたが、客席になんとなく放り投げたわけではないと思います。おそらく狙って投げたのではないでしょうか。
夫を。
その弐につづく。
尾崎に会ったママ友さんの話
岡村ちゃんの春ツアーが終わったりオリジナル・ラブのバンドツアーが盛り上がってきたりと書きたいことは盛りだくさんなこの頃。ですが、今日は初めて尾崎豊のことを書きたいと思います。
最近いろいろ話をするようになった、かつて尾崎の熱狂的ファンだったママ友さんに聞いた話。
ママ友さんをA子さん(仮名)とします。
尾崎が亡くなった直後、自宅マンションまで行ってマスコミにインタビューされたほどの熱心なファンだったA子さん。(「君たち尾崎のファン?今どういう気持ち?」と聞かれて「うるせえな、あっち行けよ馬鹿野郎!!」と激怒したそうです。)
尾崎が亡くなった翌年のお盆のこと。
高校を卒業して働いていたA子さんは、当時の彼氏・B助と一緒に尾崎のお墓参りに行きました。尾崎がそこに戻ってきていると考えたのです。ふたり並んで墓石の前で静かに手を合わせ、その場を後にしました。
翌日、A子さんはまた尾崎のお墓に行きました。その時は前日一緒に行ったB助が先輩を誘いましたが、その先輩は音楽には全く関心がなく、尾崎豊のことは名前しか知らない人でした。そして、亡くなった人の姿が見えるタイプの人でした。
尾崎のお墓に着き、A子さんはB助、そして先輩と一緒に手を合わせました。前日同様、何も起こりません。何回もこうやって現れて尾崎は迷惑しているだろうか。そうA子さんが思ったとき。
先輩「あっ、そこに座ってる人がいるよ。」
A子さん「えっ?」
先輩が墓石を指さしながら続けました。
先輩「ジーンズ履いて、白いTシャツ着てる。脚を組んで空を見上げてる。」
A子さんはまさかと思いました。そんな漫画みたいなことがあるだろうか。でもお盆だし、尾崎かもしれない。そう思っていると、先輩が「消えた」と小さな声でつぶやきました。
ーーやっぱり二日連続で来て怒っちゃったのかな、静かに休みたいのかな。もう帰ろう。尾崎、ごめんなさい。
そう思ったA子さんがそこから立ち去ろうとすると、先輩が言いました。
先輩「あっまた出てきた。そこに立ってるよ。『お前たち昨日も来てくれたよな』って言ってる。」
A子さんとB助は顔を見合わせました。嘘でしょ。でも、尾崎かもしれない。A子さんは興奮して言いました。
A子「先輩、きっと尾崎です!私尾崎に伝えたいことがあるんです!」
けれど、A子さんには見えません。何を言っているのかもわかりません。
先輩「…わかった、じゃあ俺が伝えてみる。B助、ちょっとA子ちゃんの背中借りるな。A子ちゃん、伝えたいことを口には出さないで念じて。」
そう言って先輩はA子さんの背中に両手を押し当てました。A子さんは目を閉じました。
尾崎。ありがとう。ありがとう。ありがとう。
目を固く閉じたA子さんは心の中で何度も何度も強く念じました。背中に押し当てられた先輩の両手がどんどん熱くなり、呼吸が荒くなっているのがわかりました。
先輩「…A子ちゃん…『俺“も”ありがとう』って言ってるよ。」
「ありがとう」というのは、口に出して言ったわけではなく心の中だけで念じた言葉でした。本当に伝わっているのだと、A子さんはこのときに思ったそうです。
しかし、そうはいってもやっぱりA子さんには姿が見えない。
ーー本当にいるんだよね?
そう思ったとき、どこからともなく犬が現れました。夜中だし野犬だったら怖いなと思って警戒していると、その犬は人懐っこくてA子さんたちにじゃれついてきました。そしてふと何かに気がついたように顔を上げて墓石の近くに駆け寄ると、ある一点の周りをぐるぐる回ったり匂いを嗅いだりし始めました。それは、先輩が「そこに立ってるよ」と指さした場所でした。
A子さん「私も尾崎の姿を見たい!」
A子さんは言いましたが、ぐったり疲れた様子の先輩は「『見えないほうがいい』って。」と答えました。その時、B助が叫びました。「あっすごい!七色に光ってる!!ねえ先輩、七色に光ってますよね!?」。
あまりにいろいろな出来事が起こり、放心状態のA子さんに先輩が声をかけました。
先輩「A子ちゃん、俺たちのこと見送ってくれるって。車に乗れって言ってる。」
A子さんはうなずくとB助、先輩と一緒に車に戻りました。先ほどの犬が後ろをついてきていましたが、いつの間にか消えていました。
車が走り出しました。B助がハンドルを握り、A子さんは助手席に座って後ろを見つめています。先輩も後ろを振り返り、そして言いました。
先輩「A子ちゃん、B助、本当に見送ってくれてるよ。
こうやって、手をものすごく大きく振ってくれてる。」
それを聞いた瞬間、A子さんは泣き崩れました。
それは、ライブの後で出待ちしているファンたちを見送ってくれるときの尾崎の姿そのものだったそうです。
それから15年後。
結婚し、図書館で働いていたA子さんは、返却されてきた雑誌のチェックをしていました。その中に興味をそそられるものがあったので、パラパラとページをめくってみると、有名人のお墓を訪れる特集が組まれていたそうです。歴史上の人物から最近の有名人までいろいろな人のお墓が取り上げられており、その中には尾崎のお墓もありました。そして、取材には霊能力者のような人も同行していて、その人のコメントが載っていました。
「ジーンズを履いて白いTシャツを着た尾崎が脚を組み、空を見上げて座っていました。」
以上が、ママ友さんから聞いた話です。
ママ友さんは「オカルト的だし、頭がおかしいと思われるのも嫌だからほとんど人には話したことがなかったんだよね」と言っていました。私自身は霊は見えないのですが、自分が知覚できない=存在しない、という風には思いません。
こんなことがあったらとても素敵だなと思ったお話。
岡村ちゃんと初DATEした話・考察編その参(完結)
前回、前々回と「考察編」と称して岡村ちゃんの魅力に迫ってきました。
以下、ネタバレ的要素があります。
嫌な方はここで閉じてください。
いいですか?
今回でDATEレポは最終回だよ!!
オゲッ!!
岡村ちゃんと初❤DATE~考察編その参(完結)
今日もさっそく続きを書いていきたいと思います。
6.休憩が…
オリジナル・ラブのライブには休憩はありません。2時間半以上ぶっ通しです。
一方、岡村ちゃんのDATEには休憩があります。ただし、観客のベイベではなく岡村ちゃんだけが休憩する時間です。
岡村ちゃんはシンガーソングライターダンサーなので、歌いながらデンスしています。したがって当然疲れます。そのためDATEの途中で休憩する時間が入るのですが、一度はステージから去っていった(バンドメンバーのみがステージに残り、歌なしの演奏タイムになる)ものの、その後はステージのど真ん中で休憩していました。(ちょうど下の画像でスタッフさんがかがんでいるあたりの位置に腰掛けていましたね。内股で。膝をぴったりくっつけて。)
しかもそのときは不思議なことに、
ステージのど真ん中に岡村ちゃんが座って休んでいるのに、そこにはスポットライトを当てないようにしているし、話を振ることもないのです。
バンドメンバーだけが今回のツアーで販売されているグッズの紹介をしたり、札幌に着いてからのエピソードを話したりしています。岡村ちゃん、暗い中でひたすら無言。
小さい頃お父さんとお母さんに「人が話しているときにはその人の方を見なさい。」と教わりましたが、ごめんなさい、今だけは岡村ちゃんを見ることをお赦しください。ということで岡村ちゃんがいったい何をしているのか観察してみました。
どんな顔をしているのか、他のメンバーに当たったスポットライトが微妙に岡村ちゃんを照らした隙に凝視してみると、
無。
バンドメンバーのMCに笑うとか、あるいは「札幌ベイベは俺を見ているんだろう?」的な雰囲気を出してくることはありません。
真顔。
そして、後ろにある長テーブル上に置かれた白いタオルをむんずと手に取り、眼鏡を外してレンズをワシワシ拭く
→眼鏡をかけてみて、ライトのある天井の方を見上げて汚れ落ちをチェック
→納得していないらしくまたタオルでワシワシ拭く
→再度かけてみる
→また眼鏡を外して白いタオルをむんずと手に取り、今度は顔面をワシワシ拭く
→汗を拭いても暑いらしく、長テーブル上に置かれた扇子を手に取って広げパタパタと素早くあおぎ始める…
平たく言うと落ち着きがない。
でもその落ち着きのなさがかえってよかったです。もう岡村ちゃんならなんでもいいのな。
7.MCが…
オリジナル・ラブのライブでは田島貴男さんによるMCが入ります。
若い頃にはMCを全くしないで曲だけ演奏して終わりという時期もあったようなのですが、今は面白い小話をけっこう挟みます。『接吻』だけだと思われてますがほかにもいい曲たくさんありますよーとか、最近カメラにハマっていてとうとうフィルムを自分で現像するようになってしまい、インスタにあげている写真にいいねがついたらとてもうれしいですとか。
一方岡村ちゃんはMCをしません。
休憩のときに話をしないのは上の6で述べたとおりですが、休憩とは呼べないくらいの曲間のちょっとした時間にもまったくしゃべりません。
といっても歌の歌詞以外は言葉を発しないという意味ではなくて、曲を歌っている最中と弾き語りのときにメッセージを伝えてくれるのです。
今回のDATEではこんなことを歌っていました。
「札幌ベイベ、札幌ベイベ、
北海道といってもいろいろあるけど
今日だけじゃなくて、君とふたりで北海道を歩きたいぜ」
「札幌、札幌、ぽろぽろぽろぽろ(なんかこぼれ落ちてきてる感すごいですけど…)
俺にセクシーな北海道を、君だけのセクシーな北海道を
俺に教えてくれ」
セクシーな北海道。
道産子歴30年を超えましたが、北海道にセクシーという形容詞を付けたことは未だかつてありません。さすが岡村ちゃんです。とりあえず、セクシーな北海道というのがいったい何を指すのか逆に私に教えてほしいです。
初DATEの前までは、生の岡村ちゃんをこの目で見られることを楽しみにしている反面、ただのおじさんにしか見えなかったらどうしようとすごく心配していました。
そしてDATEを終えてわかったこと。
岡村ちゃんはたしかに厚みのあるおじさんです。
だけど、ただのおじさんじゃない。
岡村ちゃんは誰にも真似できないものを、今まで聴いたこともない音楽を作っているし、それを体中で全身全霊で表現している人なのだとわかったのです。
(若かりし頃の岡村ちゃんの語りを聴いてみてください。)
岡村ちゃんはDATEの最中にしゃべらないと書きましたが、たったひとことだけ話してくれました。
最後の曲が終わった時のこと。
「ありがとうございました。」
早口でぶっきらぼうで愛想笑いもなくて、まるで中学生の男子みたい。
でも
ありがとう岡村ちゃん。
また私とDATEしてください。
岡村ちゃんと初DATEした話・考察編その弐
前回からの続きです。
以下、ネタバレ的要素があります。
嫌な方はここで閉じてください。
いいですか?
もうすぐ終わるから勘弁してつかあさい…。
オゲッ!!
岡村ちゃんと初❤DATE~考察編その弐
昨日からオリジナル・ラブやジャニーズ、韓流アイドルと岡村ちゃんを比較してみるという謎企画を始めましたが、今日はその続きを書きたいと思います。
4.煽りが…
オリジナル・ラブのライブでも田島貴男さんが観客を煽るシーンはあります。
その際は大抵
「札幌のみなさーん!!」
とか、
「男性のみなさーん!!歌ってくださーい!!」(男性の観客がシャイで声が小さいとき)
といったような台詞です。基本的に敬語だったと思います。
一方岡村ちゃんは
「札幌ベイベ?札幌ベイベ!」。
ベイベってなんじゃそらと思いますか?
私もそう思っていた時期がありました!
もう慣れてしまったのでなんとも思わないのですが、冷静に考えると完全になんじゃそら案件ですね。ベイベと呼ばれているのが私を含めほとんどが中高年男女というのもシュールでスッバラシイと思います。ベイベには年齢も性別も関係ないんだよ?
観客に一緒に歌うよう求めるときも、
「歌ってみて?」
「一緒に歌って?」
「百点満点!やるね!」
「ひゃ、く、てん!」
やさしいんだよなあ。
5.ファンサービスが…
オリジナル・ラブのライブでは田島貴男さんのテンションが高まると投げキッスします。
The Rover (LIVE) ORIGINAL LOVE - YouTube
(8:27~。手裏剣みたいにして飛ばしていますね。謎すぎて好きです。)
ジャニーズや韓流アイドルももちろん華麗に投げキッスしていました。
岡村ちゃんもすごい投げキッスをしてくれます。何がすごいって、
ステージを客席から見て4つに分け、向かって一番右で立ち止まってぶちゅー、中央に移動して右から二番めでぶちゅー、また移動して左から二番めでぶちゅー、最後に一番左でぶちゅーといった具合に、上手側下手側で不公平が生じないように均等にサービスしているのではと思わされます。さらに、ステージから去る前に振り返ってダメ押しのぶちゅーをしてくれました。アイドルか。
方法も独特で、最初は唇に両手の人差し指を当てて客席に向かって投げるような仕草をしていたのですが、
最後には舌を思いっきりベーって出して、それを両手でねっとり触って投げつけてきたよ。
ベイベ「キャー!!!」
私「ぎゃはははは!!!」
いや、きったなっ!!!
投げキッスの他にエアキッス(「ぶちゅー顔」)もしていましたが、そのときの顔がまたすごいんだ。
潔いですね。
(ベイベの皆さんすみません。)
ジャニーズや韓流アイドルはこんな顔しませんでした。かっこよく見えるところでやめておくというか。でも岡村ちゃんにはそういうリミッターがないのですね。全身全霊で、全力でぶちゅー顔です。ちなみに私は岡村ちゃんが好きですが、この顔で迫ってこられたらすいません、キッスは拒みます。
全力といえば、泣き真似も全力でした。
とある曲で「ナミダ、ナミダ」という歌詞を歌う時に右手、左手で交互に涙を拭う動作をするのですが、
(2:48~)この動きからして昭和の女性アイドル的で52歳男性がしちゃうと強烈なインパクトがあるのに、
DATEで見た時、めっちゃ鼻の下伸びてましたからね。
かわいい泣き顔とかではなく全力で悲しそうな顔をしているものだから、母性がほとばしって抱きしめたくなりました。
今回で終わる予定だったのに終わらなかった。次回、DATEレポ最終回です。
岡村ちゃんと初DATEした話・考察編その壱
前回まで三回に渡って岡村ちゃんとの初DATEの模様・感じたことについて書いてきました。
以下、ネタバレ的要素があるかもしれません。
嫌な方はここで閉じてください。
いいですか?
ちなみに今日は下ネタはないぞよ?
オゲッ!!
岡村ちゃんと初❤DATE~考察編その壱
DATEでの岡村ちゃん、口を「むんっっ!!」と突き出したドヤ顔(キメ顔?)で変なポーズを次々繰り出してくるし、いきなりすごい形相で自分の指を噛んだりするし、ドヤ顔じゃなくて変な顔をしてきたりするのにベイベたちからはそのたびに「キャー!!!」とか言われています。正直に言おう。私も「キャー!!!」と叫んでいた。しかしながら、
自分でもなんで「キャー!!!」なんて言ってしまったのかよくわからないのです。
そこで今日は、私の推しミュージシャンであるオリジナル・ラブや、以前ライブに行ったことのある某ジャニーズ&某韓流アイドルとの比較という方法で岡村ちゃんの特徴や魅力をあぶり出していきたいと思います。
それでは早速ひとつめの項目から。
1.ファンクラブが…
現在、オリジナル・ラブのオフィシャルファンクラブに入っています。名前は『Prime Tune』。6thアルバムの『Desire』に収録されている『プライマル』と『Hum a Tune』からとったと言われています。文句のつけようがない由来です。まさに王道。いずれも名曲なのも素晴らしい。
一方、岡村ちゃんのオフィシャルファンクラブの名前は『DATE』。
ライブのみならずファンクラブがDATE。
ファンクラブに入っていることがもはやDATE。
毎日DATE。年中DATE。
2.グッズが…
ミュージシャンのライブで販売されるグッズといえば、半袖Tシャツや首に巻けるような長いタオルが定番だと思います。
オリジナル・ラブのTシャツ・タオルはこんな感じです(あくまで一例です)。
私服で着られそうなオシャレなデザインですね。というか実際着ています。子どもの運動会もこれで参加するつもりです。
一方、岡村ちゃんのTシャツ・タオルはこんな感じです(あくまで一例です)。
なんなんすかこれ?
欲しいんですけど?
もはやフルネームですらないですからね。(漢字でフルネームのバージョンもあります。)
今回のDATEに一緒に行ったベイベさんの家では、旦那さんが
「なんで50すぎのオッサンの名前のタオルを…」
と言いながら洗濯済みの岡村ちゃんタオルを哀愁漂う背中で干してくれているそうです。
ちなみに岡村ちゃんのグッズといえば、
岡村ちゃんの顔面のドアップが模様になっているセーター
という若干狂気じみた&高価な代物があるのですが(画像はこちら→ 岡村靖幸 通信販売)、興味のある方はぜひ購入されるとよろしいかと思います。と思ったら売り切れとるわ。
ジャニーズや韓流アイドルのグッズで顔写真がプリントされたクリアファイルなんかはあったけど、そして買ったけど、さすがにセーターというのは…ハイリスクですよね。売り切れてるから勝負に勝ってますけどね。
3.デンスが…
オリジナル・ラブのライブでは、当然ですが田島貴男さんによるダンスはありません。
テンションが高まってきた時には私がひそかに「たじ舞」と呼んでいる面白い動きをされるのですが、あくまでもそれは音楽にノッてきて身体が動いてしまうという範囲の踊りです。
The Rover (LIVE) ORIGINAL LOVE - YouTube
(2:34~の動きです。タコ踊りなどと呼ばれてもいますがとても好きです…!)
一方岡村ちゃんは、1曲目からデンス(=岡村ちゃんのダンスのこと)しまくります。紫色のカーテンが開いたら岡村ちゃんが独特のポーズで立っていて、デンスし始めるのです。それはそれはオリジナリティあふれる動きです。
(上の動画の1:00~の動き、真似しようと思ってもできません。)
ちなみに今回のDATEで一番印象に残っているデンスは、前々回の記事にも書きましたが唐突に繰り出された側転ですね。
側転…それは遠い昔、体育館の冷たい床に敷かれた臭いマットの上で細身の男子が繰り出していた華麗な技。大人になってからはジャニーズのアイドルたちとEテレの体操のおにいさんくらいしかしない動きだと、そう思っていた頃が私にもあったのだよ。
まさかスーツを着た肉厚なおじさん(52歳)が汗だくで側転する(しかも伸び切っていない)姿を見せられる日が、そしてそれを見て叫び声をあげた挙げ句「か、かわいい…♡」とときめく日が来るなんて思いもしなかったよ…。
この側転、目の当たりにすると心に明かりが灯ったようなやさしい気持ちになります。必見。
またしても長くなりました。後半へ続く。