岡村ちゃんと初DATEした話・考察編その参(完結)
前回、前々回と「考察編」と称して岡村ちゃんの魅力に迫ってきました。
以下、ネタバレ的要素があります。
嫌な方はここで閉じてください。
いいですか?
今回でDATEレポは最終回だよ!!
オゲッ!!
岡村ちゃんと初❤DATE~考察編その参(完結)
今日もさっそく続きを書いていきたいと思います。
6.休憩が…
オリジナル・ラブのライブには休憩はありません。2時間半以上ぶっ通しです。
一方、岡村ちゃんのDATEには休憩があります。ただし、観客のベイベではなく岡村ちゃんだけが休憩する時間です。
岡村ちゃんはシンガーソングライターダンサーなので、歌いながらデンスしています。したがって当然疲れます。そのためDATEの途中で休憩する時間が入るのですが、一度はステージから去っていった(バンドメンバーのみがステージに残り、歌なしの演奏タイムになる)ものの、その後はステージのど真ん中で休憩していました。(ちょうど下の画像でスタッフさんがかがんでいるあたりの位置に腰掛けていましたね。内股で。膝をぴったりくっつけて。)
しかもそのときは不思議なことに、
ステージのど真ん中に岡村ちゃんが座って休んでいるのに、そこにはスポットライトを当てないようにしているし、話を振ることもないのです。
バンドメンバーだけが今回のツアーで販売されているグッズの紹介をしたり、札幌に着いてからのエピソードを話したりしています。岡村ちゃん、暗い中でひたすら無言。
小さい頃お父さんとお母さんに「人が話しているときにはその人の方を見なさい。」と教わりましたが、ごめんなさい、今だけは岡村ちゃんを見ることをお赦しください。ということで岡村ちゃんがいったい何をしているのか観察してみました。
どんな顔をしているのか、他のメンバーに当たったスポットライトが微妙に岡村ちゃんを照らした隙に凝視してみると、
無。
バンドメンバーのMCに笑うとか、あるいは「札幌ベイベは俺を見ているんだろう?」的な雰囲気を出してくることはありません。
真顔。
そして、後ろにある長テーブル上に置かれた白いタオルをむんずと手に取り、眼鏡を外してレンズをワシワシ拭く
→眼鏡をかけてみて、ライトのある天井の方を見上げて汚れ落ちをチェック
→納得していないらしくまたタオルでワシワシ拭く
→再度かけてみる
→また眼鏡を外して白いタオルをむんずと手に取り、今度は顔面をワシワシ拭く
→汗を拭いても暑いらしく、長テーブル上に置かれた扇子を手に取って広げパタパタと素早くあおぎ始める…
平たく言うと落ち着きがない。
でもその落ち着きのなさがかえってよかったです。もう岡村ちゃんならなんでもいいのな。
7.MCが…
オリジナル・ラブのライブでは田島貴男さんによるMCが入ります。
若い頃にはMCを全くしないで曲だけ演奏して終わりという時期もあったようなのですが、今は面白い小話をけっこう挟みます。『接吻』だけだと思われてますがほかにもいい曲たくさんありますよーとか、最近カメラにハマっていてとうとうフィルムを自分で現像するようになってしまい、インスタにあげている写真にいいねがついたらとてもうれしいですとか。
一方岡村ちゃんはMCをしません。
休憩のときに話をしないのは上の6で述べたとおりですが、休憩とは呼べないくらいの曲間のちょっとした時間にもまったくしゃべりません。
といっても歌の歌詞以外は言葉を発しないという意味ではなくて、曲を歌っている最中と弾き語りのときにメッセージを伝えてくれるのです。
今回のDATEではこんなことを歌っていました。
「札幌ベイベ、札幌ベイベ、
北海道といってもいろいろあるけど
今日だけじゃなくて、君とふたりで北海道を歩きたいぜ」
「札幌、札幌、ぽろぽろぽろぽろ(なんかこぼれ落ちてきてる感すごいですけど…)
俺にセクシーな北海道を、君だけのセクシーな北海道を
俺に教えてくれ」
セクシーな北海道。
道産子歴30年を超えましたが、北海道にセクシーという形容詞を付けたことは未だかつてありません。さすが岡村ちゃんです。とりあえず、セクシーな北海道というのがいったい何を指すのか逆に私に教えてほしいです。
初DATEの前までは、生の岡村ちゃんをこの目で見られることを楽しみにしている反面、ただのおじさんにしか見えなかったらどうしようとすごく心配していました。
そしてDATEを終えてわかったこと。
岡村ちゃんはたしかに厚みのあるおじさんです。
だけど、ただのおじさんじゃない。
岡村ちゃんは誰にも真似できないものを、今まで聴いたこともない音楽を作っているし、それを体中で全身全霊で表現している人なのだとわかったのです。
(若かりし頃の岡村ちゃんの語りを聴いてみてください。)
岡村ちゃんはDATEの最中にしゃべらないと書きましたが、たったひとことだけ話してくれました。
最後の曲が終わった時のこと。
「ありがとうございました。」
早口でぶっきらぼうで愛想笑いもなくて、まるで中学生の男子みたい。
でも
ありがとう岡村ちゃん。
また私とDATEしてください。