イライラとの付き合い方の話
ブログやTwitterで家族の話をするとき。
基本的には
「子どものためにダンボール箱で作ったバスが早くも破壊されました」
とか
「娘の粘土を使って真実の口を作ったら怒られました」
といったような平和な話題が多いです。
なので、「かわいい子どもや優しい旦那さんと毎日ニコニコ笑顔で幸せに暮らしているのね」と誤解されてしまうかもしれません。
そんなわけないんだなあ。
ずっと楽しいことだけ、それはありえないのですよ。
あまりにも暗黒面に落ちすぎている話題は避けるようにしているのですよ。
元々、信じられないくらい短気な方です。
たとえば先日、新千歳空港にて某LCCの受付カウンターで順番待ちの列に並んでいたときのこと。
ボサボサの金髪を一つに結んだ中年ミュージシャン(パンクなファッションに身を包んでいたのでロックミュージシャンと予想。)が受付係の女性に対して怒鳴り散らしていました。彼の主張をまとめると、「従来は追加料金無しで持ち込めた手荷物が、俺の知らない間に追加料金が必要となっている。俺はLCC元年から乗ってるんだから、俺に連絡のひとつでも寄越すのが筋じゃないか」と。
その人がギャンギャン喚いている間、当然列は進まないわけです。
我々も時間に余裕を持ってきているとはいえ、お昼ごはんを食べたりお土産を買ったりもしたいのですね。
そこで夫に言いました。
私「ねえ、
警察呼んでいい?
っていうか、
あいつ私人逮捕していい?」
夫「見てごらん、警官、既に来てるよ。」(冷静)
私「oh...しかも屈強そうな若い警官。」
夫「ぶた子さんちょっと短気すぎますね。」
私「(イラっ)なんでさ。普通の人はどうするのさ。」
夫「普通は、
我慢できる間はイラっとしながらも待つんじゃない?」(即警官呼ぶとか逮捕するとか言わないでしょと言いたげ)
私「…。そうか。」
というわけで、まぁ短気なのです。
なので、イライラとの付き合い方というのは自分の中での大きなテーマです。
もう毎日イライラしてますからね。したくてしてるわけじゃないんですけどね。
これまでの人生において幾度となくイライラしない方法というのを調べてはみたのですが、実践するのは難しかったりするわけです。さてどうしたものかと悩んでいた先日、良い方法を編み出しました。
イライラしてきたら、
「今、私がボーカルを務めるバンドのMVを撮影している」
という設定で行動するのです。
ドライブ中、運転している夫にイライラした場合はこうです。
オリジナル・ラブ『朝日のあたる道』のMVを思い浮かべて、
隣にいる機嫌の悪い夫から思いっきり顔を背けて窓の外を見るのがポイント。そこにないカメラに向かってカメラ目線。ちょっと眉をひそめた笑顔。渋い笑顔で歌う(口パク)。
また、歩いている最中、子どもがぐずって道に寝そべり暴れたときはこうです。
岡村ちゃん『だいすき』のMVを思い浮かべて、
女の子と手を繋いで全力でクルクル回る岡村ちゃんさながらに、暴れる息子にヤケクソ気味で振り回されてしまうのがポイント。そこにないカメラを意識してキメ顔。白目をアピール。できるだけキモ爽やかな笑顔で歌う(大声で)。
この「MV撮影中」という設定で乗り切る方法、しばらく試してみようと思います。
子ども連れだと歌を歌っていてもあまり怪しまれないのがいいですね!
妄想する素材になりそうなMV、今日も募集中です。