形成外科 その弐
だいぶ日があいてしまいましたが、こちらの話の続きです。
左ひじにできたナメクジことケロイドを目立たなくしてもらいたいと思って行った形成外科。ここで、なぜ形成外科に行ったかという理由を、皮膚科と形成外科の違いという点から簡単に説明します。
今回は「自転車で転んで擦り傷ができた」という原因がありましたが、
・皮膚科=細菌感染を起こしていればそれを治し、傷がふさがって血や体液が出てこなくなれば治療終了。見た目が良いか悪いかは問題にしない。
・形成外科=傷の部分を、ケガをする前のきれいな状態に戻したら治療終了。見た目をきれいにすることを目標にする。
ものすごく大まかに言うとこのような違いがあるようです。
したがって私の擦り傷の場合、皮膚科的観点からは治療終了となっていましたが、見た目が悪いのをなんとかしたいと考えたので今回形成外科を受診したのでした。
ナメクジ退治に用いられるのは、ステロイドテープ。
クリアファイルをケロイドの上にのせて、ペンで型とりをします。その型を使ってステロイドテープを切り抜いていきます。これをケロイドに貼り、1日1回交換します。
続けること数日間。
ナメクジが小さくなっている…!
色も赤から心なしか肌色に戻ってきています。
お医者さん曰く長期戦になるかもしれないとのことでしたが、綺麗な状態に戻る兆しが見えてきて俄然やる気になりました。
2週間後。
私は再び形成外科にいました。
今回の受診理由は、「こめかみにできたシミを消したい」です。
私の3X歳という年齢、これは、年をとってきたことを受け入れたいけれど未だ受け入れがたい部分もあるという微妙な年齢です。(あくまでも自分の場合は、です。)
この年齢にもなれば、男女問わず友だちと会った際には「あーこの人年とったなあ」と思うことが増えてきます。加齢による影響がどこにどのように出るかは人それぞれで、髪が薄くなる人、白髪が増える人、しわが増える人、顔がたるむ人、お腹が出る人、本当に千差万別ですが、基本的にこれらの変化はそこまでは気になりません。
だが、シミ。お主は別だ。
ある日、ゆきまる(娘・4歳)に唐突に言われました。
ゆきまる「おかあさんのここのところ(こめかみ)に色がついていて、ひいおばあちゃんみたいだね。」
ぶた子「ひいおばあちゃん?おばあちゃんではなく?」
ゆきまる「うん。だっておばあちゃん顔に色ついてないから。ひいおばあちゃんは色ついてるけど」
ゆきまるの言うことは事実です。
ゆきまるのおばあちゃん=私の母はシミが出ないタイプなのですが、ゆきまるのひいおばあちゃん=私の父方の祖母はシミが出るタイプなのです。
子どもは正直ですね。
大人に話してもおそらくは、
「えー全然目立たないよ!」と言われるか(それは巧妙に隠しているからです。)、
「私もここにシミあるんだよー!」と言われるか(いわゆる論点のすり替えです…。)、
どちらかの反応をされることでしょう。
その点、子どもは慰めることも話題を変えることもせず容赦ないところが素敵です。
ゆきまるのおかげで決心がつきました。
看護師さん「ぶた子さん、診察室へどうぞ~。」
果たしてにっくきシミ退治の目途は立つのか?
(「形成外科 その参」へつづく。)
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