『bless You!』全曲感想。(解説じゃなくて感想)・その3(完結)
なんだかんだで1ヶ月近く経ってしまいました。
この間に第一子の卒園関連行事が続き、卒園式、そして入学準備(継続中)に忙殺されています。プラス、第二子に関しては入園準備(こちらも継続中)が…さらに気まぐれにお仕事探しも始めたりなんかして。その合間をぬって田島貴男さんの弾き語りライブ@札幌に行ってきたりと、ここ10年くらいで最も忙しい3月となりました。
弾き語りツアーは31日の東京国際フォーラムで終了となるため、セットリストを含んだ感想はそれが無事に終わってからアップすることにして、今回は絶賛発売中のニューアルバム『bless You!』の感想を引き続き書きたいと思います。
長くなりすぎてなかなか完結しないので、簡潔に。(駄洒落の無駄遣い)
6.疑問符
仮タイトルは『どうしていつも』だったような。
去年秋のひとりソウルショウで初めて聴きましたが、そのときは今回のCDのバージョンよりもさらにさみしい曲に聴こえました。もちろん歌詞は知らなかったし、ファルセットで歌われるので普通の曲よりもさらに何と歌われているかがわかりにくいのですが、断片的に聴き取れる語句がまたことごとく切ないという。
今回バンドサウンドになりましたが、やっぱり切ない曲だなあ…。
歌詞中に
“初夏の町”
“今年最初の蝉”
という言葉が出てきますが、なぜかいつも私には初秋の曲に聴こえてしまうのです。夏から秋に移り変わっていくときのさみしい感じを思い出します。
7.空気-抵抗
「空気抵抗」と続けて読むのか、「空気」「抵抗」と分けて読むのか(この場合イントネーションは「分子」・「健康」と同じ)が気になる。
初めて聴いたときは意外な展開に驚きました。りんごジュースだと思って飲んだら烏龍茶だったような感じ。初めて曲を聴くときには開始3~5秒くらいで大体どのような曲なのか無意識ながらもなんとなく予測して聴くのですが、この曲はその予測が見事に覆されました。どういう風に展開されていくのか全然わからなくて戸惑ったのを憶えています。
ジャン、ジャン、ジャラーララッ
“盾付いて行け”(デレレレッ!デッデレッ!デレレレッ!デッ!デッ!)
というところのまぁ~かっこいいこと。文字だと1ミクロンたりとも伝わらないと思いますが本当にかっこいい。このあたりはゴジラが海中から姿を現し、のっしのっしと歩いてくる情景が心に浮かびます。
二度目のサビで
“歯向かって行け”
の後で(デレレレッ!)を期待したら突然渡辺香津美さんのギターソロ&田島さんのマイケル・ジャクソン並みの「フォー!」が続くのもいいですね。期待を裏切られたけど期待以上の展開になるのは大好きですよ。その勢いのまま突如終わるのも秀逸。
ちなみに、「空気」と「抵抗」の間に入るのは半角ハイフンなのか全角ハイフンなのかも気になる(半角に一票)。
8.bless You!
『Love!Love!&Love!』収録の『Darlin'』と『Body Fresher』を足して割らないでめちゃくちゃ研ぎ澄ませたような印象の曲。
イントロから本格的なジャズの香りですよ。
そしてハモンドオルガンの音色がねー最高ですねーー。名曲の予感しかしませんでした。そして、果たしてその通りでした。夏のバンドツアーで絶対に聴きたい。
歌詞も素晴らしいです。愛に溢れています。
「死」について触れている点や“みんな踊ろう”という歌詞が『Darlin'』を、最後の“手を鳴らそう みんな踊ろう”のあたりのハモンドオルガンのメロディーが『Body Fresher』を彷彿とさせます。しかしながらこの2曲はまだ荒削りな部分もあるのに対し(CD収録時についての話です)、『bless You!』は洗練されていますね。夏のバンドツアーで絶対に聴きたい(二回目)。
9.いつも手をふり
このような親でありたいと強く思いました。
ちょっとこの曲については感想を書きづらいですね。歌詞を見ながら書こうとすると泣いてしまうので。
これは田島さんが亡くなったお母さんのことを歌った曲ですが、1行目から情景が想像できるんですよ。
終始泣ける歌詞ですが、
“ずっと胸の中 雨が降り出しそう”
“ずっと胸の中 太陽が照らしている”
というところで、それまでなんとか涙をこらえていても涙腺決壊です。
お母さんが亡くなったことによる強い喪失感と、亡くなったけれど心の中にお母さんはいつまでも生きていること、そのことで心が暖かくなったり心強くもなったりすることが見事に描写されているように思います。
10.逆行
実は、一番これまでのオリジナル・ラブとつながっているような印象を受けた曲。
ロックですね。『ビッグクランチ』の最後を飾った『R&R』を思い出しました。
歌詞も反骨心を感じさせてとても良いです。私の中の田島さんのイメージにぴったりです。
ところで「ゴトーの木」ってなんだろう。
「ワルプルギスの夜」(『ブロンコ』)と同じくらい頭の中が「???」となりました。
誰か「ゴトーの木」が一体何なのか教えてください。
以上、絶賛発売中の最新アルバム『bless You!』の全曲感想でした。
夏のバンドツアーではどれを聴けるかな?
長岡亮介さん・PUMPEEさん・渡辺香津美さんがゲストに来てくれないかなと思いましたが、流石に豪華すぎて失神してしまいそうですね。
『bless You!』全曲感想。(解説じゃなくて感想)・その2
続きです。
3.AIジョーのブルース
去年の夏に初めて聴いたときは、田島さんたちがクリスマスツリーに巻き付いていそうな電飾を首からかけたりロボットのような振り付きだったりしたのも相まって「なんだこの曲!?」と驚いたのを覚えています。あとは素人にはリズムがとりにくいなとも思いました。一体何拍子の曲なんだと。でもそういう曲って、ライブだと真城さんが観客に見えるように大きな動きで手拍子をしてタイミングを教えてくれるんですよね。
“エー!アイ!ジョー!
エー!アイ!ブルース!
進め!ファンファーレ!”
ってみんなで歌っているところが好きです。グッときます。
今のオリジナル・ラブのメンバーは(といっても私がライブに行ったのは現行メンバーになってからなので昔のライブの様子は生で観たことはないのですが)ライブの最中もとっても楽しそうで、その和気あいあいとした雰囲気のままレコーディングされたのが伝わってくるのです。 ついつい自分も「エー!アイ!ジョー!」と歌いたくなります。でも「ブルース!」は出遅れないように注意。
曲の終わり方もいいです。脳内で拍手と歓声が聴こえます。なぜか、以前しょっちゅう聴いていた『Waltz For Debby』を思い出しました。
Bill Evans - Waltz For Debby - YouTube
そういった印象を受けるのはなぜかというと、この曲は一発録りだったそうなのです(1曲めの『アクロバットたちよ』も同様)。緊迫感がありエネルギーに満ち溢れた演奏なのですが、一発録りだったということを知らなくてもそれらは聴き手に伝わるものなのですね。
4.グッディガール
イントロから良曲の予感。初めて聴いたときにそう思いました。
これは、ディスコですね。いやディスコって行ったことがないのですが。モータウンサウンドっぽさも感じました。なんちゅーノリのいい曲じゃ。踊らずにはいられない。
ところで…
オリジナル・ラブを聴く人の中には、ヒップホップに苦手意識を持っている人もいたのではと思います。
え?
そんな人いるのかって?
私です。
といってもほぼ食わず嫌いならぬ聴かず嫌いで…なんというか、オラついているイメージで苦手だったのです。
以前、たしか「フリースタイルダンジョン」という名前の番組なのか企画なのか、とにかくラップ対決のようなものをYoutubeで見たことがあるのですが、大人同士が仲間を引き連れて悪口の言い合いをしているようにしか見えなくて、喧嘩なんてできないような平和主義者の私は驚いてしまったのです(真顔)。
その内容も
“お前さっきから自己紹介してるだけー、俺のことdisってるなんて全然言えねえだせえ”
みたいな内容で(うろ覚えの極み)、これを聴いた私はいったいどうすればよいのだろう…と困惑し、いたたまれなくなってそっとブラウザを閉じてしまった記憶があります。
そのためPUNPEEさんというヒップホップの方とコラボした曲だと聞いて、上のようなオラついた感じだったらどうしよう…とか、みんな盛り上がっている中で自分だけ盛り上がれなかったらどうしよう…と勝手にひとりで心配していたのです。
でもね、全くの杞憂でした。
オラついた悪口はないし、それどころか「田島のオジキぃ」というパワーワードが炸裂しています。声に出して読みたい、「田島のオジキぃ」。PUNPEEさんのラップが田島さんの歌声と見事に絡み合っています。もう本当に聴いていて気持ちいいですね。
素晴らしい。
ヒップホップというだけで条件反射的に「うわあ」と思ったことをここに反省いたします。
この曲も終わり方が秀逸ですよ。終わる直前の「フゥォッッ!」に胸キュン。あの「フゥォッッ!」って誰の声なの?
5.ハッピーバースデイソング
この曲はアルバムに収録された楽曲たちの中で最も早く発表されました。去年の田島さんの誕生日のことです。
あのときは、田島さん自身の誕生日にこのような曲を発表することについて、ご本人のコメント(以下参照)を読んで納得はしつつも、ほんのすこしだけ疑問が残るような心境でした。
http://originallove.com/news/2018/04/27/2094
しかしながら、我が家の6歳の娘が以前ドヤ顔で言っていたのです。
「お誕生日はねー、ケーキを食べたりプレゼントをもらったりする日じゃないんだよー。
自分を生んでくれたお母さんにありがとうを言う日なんだって!」
先日『bless You!』リリース後の田島さんへのインタビューを読んだときに、上のような娘の言葉を思い出しました。
この曲を自分の誕生日にリリースしたのは、コメントにある通り「みなさんの誕生日をお祝いする」ためだけではなく、もしかしたらお母さんへの感謝の気持ちを表していたのではないだろうかと、そんな風に思います。
“きみの微笑みにつられ誰か笑った
きっとそんなことが そう あったはずさ”
母になった今は、このフレーズで泣けてきてしまいます。自分を大切に育ててくれた両親がまだ赤ちゃんの私の顔を覗き込む様子や、子どもたちの顔を覗き込む自分と夫の背中までもがまぶたに浮かんでくるのです。
またも次回へ続きます。
『bless You!』全曲感想。(解説じゃなくて感想)
以下の記事の続きです。
前回「1曲終わるごとに、頭の中で観客の拍手と歓声が聴こえる」 アルバムだと感じた、と書きましたが、その理由について触れていきたいと思います。…が、せっかくなので全ての曲の感想を書くことにしました。解説じゃないですよ。個人の感想です。音楽的知識とか専門用語とかためになる説明とかまっっったくないので、本当にゼロですので、あしからずご了承くださいネッ!
それではさっそく1曲めから。
1.アクロバットたちよ
去年の夏のバンドツアーで初めて聴いたときの感想はこんな感じでした。
(抜粋)
「最初はスローなテンポで静かに始まるので、てっきりバラードなのかと思ったのですが…その後、雰囲気がガラッと変わります。そして最後にはめちゃめちゃ激しい感じになります。あーーー伝わって、この感じ!いやもう伝わらなくてもいいか。ニューアルバム出たら聴いてください。カッコいいから。」
こちらの曲、ライブで披露されたときよりもさらにカッコよく仕上がってまいりました。なんだかひとつの物語のような曲ですね。
昨夏の時点では歌詞はまだできあがっていないということで、確か
“ヒューマン ヒューマン 誠実な人よ”
と歌われていました。ここ、変わりましたね。ヒューマンだと「人間」、一方ヒューマン・ネイチャーだと「人間性」、つまり人間の本質や性質という意味になりますが、歌詞中の「誠実」「裏切り」「孤独」「自由」という単語と対応しているのでしょうか。(以前は「ヒューマン」の繰り返しだったというのが私の聴き間違えでないことを前提として)繰り返しを避けた深い理由がひょっとするとあるのかもしれません。
2.ゼロセット
イントロから爽快感がものすごいですね!スニーカーの紐をきつく結んで走り出したくなります。運動不足なので、颯爽と駆け抜けている脳内イメージの自分に肉体が追いついていかない現象が間違いなく起こると思うのですが、足がもつれても走り続けたくなる、そんな曲です。むしろ「足がもつれたっていいじゃねえか!」と言ってくれているように聴こえるのです。
キーが高くて突き抜けるような爽やかさが印象的なサビの部分、去年の夏のライブで初披露されたときやそれ以降何度か聴いたときにも
“青空にぶつかーらー…(以下不明)”
だと思っていました。歌詞カードを見たら全然違いました。とても素敵な歌詞です…。
曲中に複数回出てくる「人生」というワードについても夏のライブで言及されていました。
「(昔はすぐ人生とか言いたがる奴は説教くせえなと思って嫌だったけど)50代になって自分も歌詞にその言葉を使うようになった」という趣旨の話だったと思うのですが、私にとってはまだちょっと恥ずかしい言葉ですね…。人生を語るのは自分には早い気がするのです。あと20年経って50代になったら恥ずかしがらずに歌えるようになるかしら。
この曲にはペトロールズの長岡亮介さんがギターで参加しています。
(ペトロールズのライブに行ったときの記事はこちらです。↓)
すごいね。
さすが長岡さん。
浮いていないんだけど存在感と迫力がすごい。疾走感爆上げです。
「あー久しぶりに走ったもんで足もいてえし息は苦しいし脇腹いてえしもう走るのやめよっかなー」と思ったところで長岡さんのギターソロを聴いてまた自然とピッチを上げてしまうような。
アウトロのギターもいいです。ひいひい言いながら走る私の横を長岡さんも走っています。長岡さんが並走っていうか伴走してくれてる。追い抜かすか抜かさないかくらいのペースで伴走しながらドリンクを渡してくれてる。そんなギターです。(もはや暴走が止められない謎の妄想)
そして
「♪ゼロにリセーエーエーッ!」
曲が終わる瞬間、自分がゴールテープを切る映像がスローモーションでまぶたの裏に浮かぶのは私だけですか?
まだ2曲めですが、長くなったのでまた次回へ続きます。
ニューアルバム発売!
遡ること約2ヶ月、昨年12月に上のような記事を投稿して以来ずっと心待ちにしていたニューアルバムが!ついに2月13日に発売いたしました!
タイトルは『bless You!』。
発売が決定してすぐにネットで予約しました。オリジナル・ラブのファンになってから初めてリリースされるアルバムですよ。CDを予約するのも久しぶりで(中学校時代にGLAYのCDを予約しTERU時期がありましたが、それ以来です。)そのことにもワクワクします。通常版と限定版(フォトブック付き)とがあったので限定版をポチッとなーして、タワーレコ◯ドさんから自宅に届けてもらうようにして首を長くして待っていました!
そしていよいよ発売当日。
前日からフラゲ組の感想がTwitterでちらほら目についていたので、とうとう自分も今日聴くことができるんだな…と思っていたのです。
が。
当日に入手ならず。
あんなに前から予約してたのに…ノゥホゥホゥ(※岡村ちゃん式の「No」)。
フラゲはできなくとも、タワーレコー◯さんは発売日当日に届くように手配してくれるって勝手に期待した私が悪かったのさ…。GLAYのCDを予約しTERU時代には、ネット予約&配送サービスなんてものは存在しなかったか選択肢になかったからシステムをよく理解していなくて、予約するような熱心なファンは当たり前のように発売当日に手に入れられると思いこんでいた私が悪かったのさ…。
文句を言っても仕方ないのでその日はおとなしく寝ました。
そして翌日、バレンタインデー。
オリジナル・ラブ18枚目のアルバム『bless You!』が無事我が家に届きました。
早速聴いてみます。
…。
あーーーー
音楽のジャンルとか詳しい専門用語とかはまったくわからないので素人の感想ですが。
去年の夏のバンドツアーで田島貴男さんが「攻めまくってます」と語っていたとおり、攻めまくっているアルバムだと思います。かっこいいです。前作『ラヴァーマン』は私の中では(かっこいい曲ももちろんあるしいずれもすごく緻密に作られた曲たちだけれど)オリジナル・ラブのアルバムの中ではほっこりした感じとか素朴な感じを受けるというか、攻めているという印象はあまり持っていないアルバムでした。
しかし。今作はすごいなこりゃ。
ベースラインが踊ってるみたいでかっこいいなとか、渡辺香津美さん・岡安芳明さん・長岡亮介さんがゲスト参加していることからギターがとにかくかっこいいなとか、ジャズ要素が濃くてかっこいいなとか(ジャズ好き。)いろいろ思うことはあるのですが、一番思ったのは
1曲終わるごとに、頭の中で観客の拍手と歓声が聴こえるアルバムだということです。
特に1曲目の『アクロバットたちよ』、2曲目の『ゼロセット』。
そう感じた理由はこのアルバムに関しての田島貴男さんのインタビューを読んで明らかになったのですが、長くなったので次回へ続きます。
Xmas Loveに行った話
今年も残すところあと数日となりました。特にわけもなくしみじみしています。
12月23日・24日にはオリジナル・ラブのクリスマスライブ、その名も『Xmas Love』がありました。東京と大阪の二箇所で開催されるイベントですが、今年はバンドでのライブだったので、23日の東京公演に行ってみることにしました。
初めて行く会場でしたが、横に長いステージが印象的でした。
オールスタンディングなので入場してからは立って開演を待ちます。
17時の定刻通りにライブが始まりました。
『ジングルベル』
男性は赤いサンタ帽をかぶり、田島さん木暮さんはサンタのヒゲもつけています。これが反対側が透けそうなほどペラペラで逆にいい味を出しています。真城さんはモコモコのロシア人風の帽子をかぶっていました。照明が当たるステージでは暑いだろうけどとてもかわいい。
田島さんの衣装は、深緑のジャケットに黒のパンツです。ジャケットの襟のところにスワロフスキー?スパンコール?がキラキラ輝いていました。ひとりソウルの時の赤いジャケットの色違いかもしれないという話が出ましたが、真相やいかに。
オリジナル・ラブの演奏による『ジングルベル』は大人っぽくて、真城さんのコーラスが効いていてとても素敵でした。
さて、セットリストは別の方がアップされているので、特に印象に残った曲を挙げてみます。
『Tender Love』
初めて生で聴きました。イントロからテンションが上がりますね!!
田島さんと小暮さんがふざけているMVが好きなので、本物二人が並んでいるのを見られてうれしかったです。木暮さんのキメ顔も炸裂していました。
MVで「パーティーへようこそ!」というシーンがあるので、まさにクリスマスパーティーのオープニングにふさわしい曲。とっても盛り上がりました!
『接吻』
ライブの定番中の定番ですが、今回はちょっと変わったアレンジでした。というのは、前奏は弾き語りやひとりソウルの時と同じギターソロなのですが、そこから「♪あーあー」と歌い出すのではなく「♪なーがーくー」から始まったのです。このバージョンは聞いたことがなかったので新鮮でした。
歌詞の間違いもレアでしたね(2番を2回歌うような形になっていました)。
『ゼロセット』
終演後に会場で流れていたことからも、来年2月に発売になるアルバムの中で特に力を入れて作られた曲なのだろうという印象。
夏のバンドツアー、秋のひとりソウルでも演奏されましたが、オリジナル・ラブらしくてとても良い曲だと思います。疾走感がたまらないですね!歌詞もなんとなく聞き取れてきたような気がするので、早くアルバムの歌詞カードで答え合わせをしたいです。
この曲でミュージックステーションとかに出てほしいなあ…。
『R&R』
この曲は去年のひとりソウルで演奏されましたが、バンドで聴くのは初めてです。
以前演奏された様子は動画で何度も観ていたのですが、やっぱりすごく盛り上がる曲だなあと実感しました。イントロから観客のテンションがブワッと上がるのが伝わってきます。
ORIGINAL LOVE "R&R" TRIAL SESSION - encore/4 - YouTube
この動画では最後に田島さんがギターの弦をブチブチと引きちぎっていますが、今回も同じようにブチブチするパフォーマンスを見られて「おおっ、動画とおんなじだ…!!」と地味に興奮してしまいました。
今回はライブ全体を通しての雰囲気もピリピリ感がなくいつもよりゆるい感じで、MCもリラックスムードが漂っていて面白かったです。(以下、敬称略です。)
田島「槇原くんが好きでね、最近ファンになっちゃって、テレビに槇原くんが出てると『あっ!槇原くんが出てる!』なんつってね。このひげも槇原くんのイメージなんですけどね」
木暮「そんなんじゃない(笑)」
田島「オリジナル・ラブ、30年やってますけども。いつまでもMCが上手くならないっていうね。そのへんの人の方よっぽどうまく話してる。そのへんの人って言っちゃあれですけど(笑)。槇原くんを見習ってMCもちゃんとしたいと思います。」
とか、
田島「ここでMCしろってなってるんですけど、特に話すことがないんだよ。木暮なんかある?」
観客「木暮さーん!」
木暮「 (木暮じゃない、)サンタです!」
田島さん「どこから来たの?」
木暮「北欧です。」
田島「北欧っぽい顔してるもんね!」
木暮「言われたことがないよ。」
田島「木暮はお姉ちゃんがいるんですけどね、結構きれいな。お姉ちゃんも北欧っぽい顔してるんですよ。」
木暮「会ったことないだろう。」
田島「いつになく適当ですけども。」
木暮「困った時にふるのやめて?」
こんな感じで、このふたりのやりとりを真城さんが笑いながら眺めているという和やかなムードでした。
あと、何の曲だったか忘れてしまいましたが謎の曲中MCがあり、
田島「これから、この近くに寄って帰る人たちがいる!僕は帰りますよ、寄らないで家に直行します!」
と言われ、観客もえっ何を言い出すのという空気になっていたのが面白かったです(会場は道玄坂のラブホテル街の中)。
ほかにも、ステージ下手のスピーカーか何かに登りかけてやめるという謎の行動あり、サンタのペラペラな白ひげを放り投げる→真城さんが銀色の楽器の先端部分にひっかけて見事キャッチするという連携プレーありで、とても自由な空気で楽しめるライブだったと思います。
アンコールでの最後の曲『R&R』が終わっても観客の拍手はずっと鳴り止まず、タイミングよく『ゼロセット』が会場内に流れたので(今思えばアルバムの宣伝のためなのでしょうけれど)、観客はなおさらもう一度出てきてくれるのではと期待している感じでした。しばらくすると田島さんがひとりで出てきて、観客にお礼を言ってくれて、2時間弱のライブは終わりました。
これにて今年のライブは終了!
北海道から遠征して行きましたが、いろいろ楽しい思い出ができました。
来年も元気にライブに行けますように。
ニューアルバム発売決定。
子どもらの世話で体力を削られて20時過ぎには寝落ちしてしまう日々が続き、すっかり更新が滞っていました。体力がないって悲しい。
その間にいろいろな出来事があり、まず、
ひとりソウルショウの旅2018が無事終了
いたしました。
私が観に行った小樽公演はツアーの序盤だったため、つい先日までツアーが続いていたということに改めて驚きました。その間ずっとステージに立てるだけの健康状態と高いテンションを維持するというのは演者としては本当に大変なことだろうと。
小樽公演の感想はこちらに書きましたが、
記事内で具体的な曲名を挙げなかった箇所は、
かなり意外だった1曲め=オリジナル・ラブのメジャーデビュー曲である『DEEP FRENCH KISS』
後ろのたじまん仲間さんが「青春の曲だ」と興奮したというあの曲=『いつか見上げた空に』
「難しい曲なんですけど、聴いてください。」というMCの後に始まったあの曲=『宝島』
このポジションにいたらちゃんとノッていないと怒られるんじゃないかとビクビクしてしまったあの曲=ピチカート・ファイヴ時代の『誘惑について』
(以前ひとりソウルショウ@札幌でこの曲が披露された際、最前列の方がちゃんと踊っていないと田島貴男さんから直接指導が入ったのをYouTubeで観ていたので、自分のいる場所は位置的にとても危険ではないかと怯えてしまいました!
歌い出しからサビまで爽快感満点、歌詞も田島さんの生き様を表しているなあと思わせるあの曲=新曲『ゼロセット』
でした。
今思い返してもどれもよかったなあ…特に新曲『ゼロセット』はかなり気に入りました!夏のバンドツアーの際にすでに披露されていたこの曲、ひとりソウルのアレンジも素晴らしかったです。サビに突入する前のところ、気分が高揚していく感じがたまらなない!この曲でミュージックステーションとか出てほしい!オファー早よ!!
夏のバンドツアーかひとりソウルショウを観た方としかこの曲の良さを語り合えないのがとても歯がゆかったのですが…
ついに、
オリジナル・ラブのニューアルバムの発売が決定
しました。
http://originallove.com/news/2018/12/02/2360
いやー、やっときたかあという感じです。ファンになってから初めてリリースされるアルバムなので、CDショップで予約して発売を心待ちにするというのも初めての経験でとてもワクワクしています。発売日は2019年2月13日、あと2ヶ月後ですね。首を長くして待っています。
あ、その前にXmas Loveを観に行くのでそれも楽しみにして過ごそうっと。…と思っていたのですが。先日手元に届いたXmas Loveのチケットを見ると、整理番号がめちゃくちゃ後ろ…!!!
スタンディングのライブでは去年のひとりソウルでの7番、今年のひとりソウルでの2番しか経験していなかったのでつい二度見どころか三度見してしまいました。
頑張ってなるべく前の方で観られたらいいなと思います…。
ひとりソウルショウの旅2018@小樽に行った話
10月13日(土)夜、ひとりソウルショウの旅・小樽公演に行ってきました。
(曲名のネタバレはありません。曲名が推測されるMCについても記載しないようにしていますが、気になる方はここでそっと閉じてくださいね。)
開場が18時、開演が18時半とすこし遅めなので、16時頃に札幌市内の自宅を出発。小樽へ向かう電車の窓からは海が見えます。
17時20分に小樽駅でたじまん仲間さんたちと待ち合わせてタクシーに乗車。会場までタクシーで向かいます。
小樽GOLDSTONE(ゴールドストーン)|ライブシアター・レストラン・結婚披露宴会場
運転手さんに「ゴールドストーンというところへお願いします」と言うと住所を伝えなくても連れて行ってくれました。料金は600円也。
会場はこんなところです。
レトロ!!ピンぼけすみません!!
もう既に15~20人くらい外に立っていました。私もドアの近くをうろうろします。何せ初めての会場なもので、物販はいつからなのか、荷物はどこに預けたらよいのか、建物に入ったらどこの扉を開けて入ればよいのかすべてがわかりません。
そうこうしている間に開場10分前に。荷物を預ける方はこちらへ、とスタッフさんが声をかけてくれました。ここで45リットルのゴミ袋を500円で借り、皆で荷物を入れて預けます。それから間もなくドアの前に整列するようにとの指示が。なるほど、今日は物販はライブの後なのね。
入場整理番号が2番なので扉のすぐ前に並びました。1番の方は春の弾き語り@札幌で隣の席だった方。こんな偶然もあるんだなあ。その方に、どのドアから入れば良いのか教えてもらいました。
上の写真中央にある赤いところを左に入っていくとのこと。ありがたや。
18時になり、開場。
真正面ではなくステージに向かってちょっと右のポジションを確保しました。
近!!マイクまでの距離はだいたい2~2.5mくらい。
去年も近かったけど今年はさらに近い気が。ペニーレーン24よりもステージが低い印象です。首が疲れないからよかったよ。
後ろにたじまん仲間さん3人が並びました。私を見守る会みたいになっています。
そして、18時半を5分くらい過ぎたころでしょうか。流れていた音楽がすこしずつ音量を下げていき、会場内が歓声と熱気に包まれました。
この瞬間ほんと最高だね。
ステージに向かって右側から田島貴男さんが出てきました。
うわちょっと待って、かっこいいな!?
田島さん痩せたんじゃないかな?一瞬『結晶』の頃みたいに見えたけど。
派手な衣装が似合っています。
そして始まった1曲めは、
えーーーこれきた!!??声出てるなー!!!
曲名が書けないのが残念…!でもかなり意外でした。ぜひ生で聴いてほしいです!!!
ほかにも印象的だった曲はいろいろありますが、
後ろのたじまん仲間さんが「青春の曲だ」と興奮したというあの曲。
「難しい曲なんですけど、聴いてください。」というMCの後に始まったあの曲。
このポジションにいたらちゃんとノッていないと怒られるんじゃないかとビクビクしてしまったあの曲。
そして、歌い出しからサビまで爽快感満点、歌詞も田島さんの生き様を表しているなあと思わせるあの曲。
とても充実したセットリストでした。
そして、田島さんの楽しそうに演奏する様子がまた最高なのです。事前に仕込んで置かれたネタも楽しいし(いや絵面がインパクト大だから笑ってしまったけれど実はものすごいことをやっているのだと思います。)、歌声はCDより迫力いっぱいだし、ギターも優しい音色から激しい音色まで多彩でワクワクさせてくれるし。
本当に素晴らしい内容だったなあ。
余韻に浸りながら、終電で札幌まで帰りました。
行こうかどうか迷っている方はぜひ行ってください!!
すっごくよかったです!!!
なお、
「今、アルバムのレコーディング中です。ひとりソウルツアーと並行してやるという超絶過激なスケジュールなんですけど、もう死んでもいいと思ってやってますんでね!
すごくいいです。もうこれ最高傑作じゃないかって。」
とのことでした。
いつ発売なのかは言及されませんでしたが、今から楽しみに待ちたいと思います!