ブログをやっていてうれしかった話
年末年始、疲れが溜まっているところにいろいろなイベントが目白押しですっかり体調を崩し続けておりましたが、やっと復活しました。
今日、やっと一曲フルで歌えるくらいまで声が戻ってきたので、久しぶりに歌ってみることに。歌ったのはこの曲です。
朝日のあたる道 ORIGINAL LOVE (PV) - YouTube
あーーーオリジナル・ラブはいいなああ。
去年の10月にたじまんひとりソウルに行って以来、オリジナル・ラブ(または田島貴男さん)のライブには行っていないのですっかり大人しく過ごしていますが、ライブが行われていないわけではなくて私が行けないだけなんです…。
12月中旬には浜崎貴司さんと2人でのライブがあったし(田島貴男さんとして出演)、
クリスマスには、Xmas Loveというライブがあったし(オリジナル・ラブとして出演)、
昨日は浜崎貴司さん・奥田民生さん・トータス松本さん・斉藤和義さんと共演したライブがあったし(田島貴男さんとして出演)、
今月下旬には斉藤和義さん・never young beach・Yogee New Wavesと共演するLove Jam vol.3というライブがあるし(オリジナル・ラブとして出演)。
※さりげなく報告&宣伝。
ただ、全部はるか遠ーいところで行われるのですね。
こういうときに、北海道は遠いなあって…思います…。
そんな感じでちょっとテンションが低くなっていたのですが、先日、すごい出来事がありました。過去の記事を見て、とてもうれしいコメントを残してくれた方がいらっしゃったのです!!(この日の記事です↓)
以下抜粋します。
「私は、岡村ちゃんのファンになって2年の新入りベイベです。
ツイッターやブログをたどるうちに、ここにたどり着き、たまにおじゃまさせていただいてます。
オリジナルラブファン歴は…半年くらいでしょうか。
接吻と、あと数曲知ってるくらいで、FNS歌謡祭とかで歌う姿を見て、やっぱり歌うまいなぁ…とか思う程度でした。
でも、このブログのこの記事を読み、The Roverの動画を見て…、なんじゃこりゃ!!と衝撃を受けました。
こんな激しく歌ったりするんだ。踊ったりもするんだ。と。
どんどん気になり、曲を聞くようになり、本物を見てみたい!歌を聞いてみたいと思いました。
すぐチケット取りたかったんだけど、岡村ちゃんのライブもあり、やっとこないだの「Xmas Love」の東京公演でライブデビューしてきました。
初めて見る本物の田島貴男さんは、すごかった!歌もうまい!
カバー曲だったり、予習不足で知らない歌もたくさんあったけど、逆に新鮮ですごい楽しかったです。
弾き語りライブのチケットも予約してあるので、今から楽しみです。」
「ライブデビューしたら、このブログでオリジナルラブを好きになったことを報告し、お礼を言いたいと思っていたので、このページにコメントを書かせていただきました。
オリジナルラブをおすすめしてくれてありがとう!」
うううううーーー(泣き声)
コメントをもらって嬉し泣きしました。
ブログというものはリアクションを期待できない独り言だと思っているので、リアクション=コメントがあるだけでとてもうれしいのですが、その内容がこれですよ!!!
ブログを始めた動機はいろいろありますが、その中の大切なひとつが「オリジナル・ラブの魅力を、記事を読んでくれた人にすこしでも伝えたい」ということでした。なので、誰かにその気持ちが届いたことがうれしかったです。ブログをやっていて本当に良かったと心から思いました。
そしてもうひとつうれしかったのは、コメントをくださったのがベイベさん(=岡村ちゃんのファン)だったこと。
音楽の輪が広がっていく感じ、胸熱。
なお、いただいたコメントには
「岡村ちゃんのDATEも、超いいですよー。1度行ったら、絶対ハマります(^_-)-☆」
とありました。
コメントをいただいたお礼の意味も込めて、私も5月の初DATEの様子を必ず記事にしたいと思います。
コメントをくださったいなこさん、どうもありがとうございました!!!
続・年末に起きた大事件の話
前回からの続きです。
山田は二次会の途中で帰り、最後まで残ったのは井上と河原、そして私だった。
河原がスマホで何か検索しながら言った。
「あー俺はラーメン食うよ!ラーメン食って帰る。」
「さすがに私ラーメンは無理。」
「とりあえず店出るべ!」
井上に促され、河原と私はコートを着た。
結局ラーメンを食べることにして、お店を探しながらすすきのへ向かう。さっきより明らかに気温が下がっていてとても寒い。鼻の中だって痛くなりそうだ。隣を歩く河原に話しかけると、空中に吐き出された息が真っ白になった。
「ねえねえ、なんかさー、東京の大学の友達と飲むとさあ、『あーこの人と飲むのもこれで最後かなあ』とか思う瞬間があんだけどね?」
「うん。」
「ふたりは今日これでバイバーイって別れても二度と会えない感じ全然しないんだよね。年に一度しか会えないのに。」
「あーなんっまらさみい。しばれる。」
「あのさいい話してんだから聞いて?」
「もう2時過ぎてるよ。どこも閉まってんじゃない?」
「あ、あそこ開いてるべ。」
井上が一軒の古いお店を見つけた。
「なんかすげー年季入ってるけど。」
「いいよ、入ろうよ!」
店内はローマ字の「L」を左右反転させた形のカウンターのみの狭いつくりで、長い辺の真ん中あたりから奥の方にかけてすすきのの飲み屋のお姉さんが3人で座ってラーメンを食べていた。逆「L」の短い辺の方には水色のシャツを着た男の人がひとりで座っていた。背中を丸めるような後ろ姿からかなり背の高い人だということがわかった。
「あっおいでおいでー。大丈夫だよお!あたしら詰めるから!」
お姉さんたちがそれぞれ奥にひとつずつ詰めてくれたので私達も座ることができた。
「はいお水!何人?3人?」
気さくに話しかけてくれるお姉さんたち。私達も笑顔で返した。そのとき、一番元気なお姉さんが言った。
「あっイケメンまだいた!静かになったから帰ったかと思ったあ!」
イケメン?誰のことだろう。一緒にいる河原も見た目がいい方なので、河原のことかと思ったそのとき。
「いや、ははっ。」
水色シャツの男性が顔を上げて笑った。私から見て左斜め45度の方向に座っていたので、そのとき初めて顔が見えた。その顔は。
えーーー!!!
岡村ちゃん?
思わず二度見してしまった。バレないようにもう一度ちらっと見た。いや違う。もっと若い。30代半ばかちょっと上くらい?
イケメンの返事を聞いてお姉さんが嬉しそうに言った。
「よかったー帰ってなかったぁ!」
「帰ってないっすよまだ。」
うわっ、でも声も似てる。どうしよう。
お姉さんたちがイケメンと会話している。耳をそばだてなくてもお姉さんの声は大きいのでよく聞こえる。受け答えにも軽薄さがなくて誠実そうな印象を受けた。ほんのちょっとだけタジタジになっている様子も好感度大。
「イケメンさん、札幌の方ですか?ここはよく来るんですか?」
「ちょっと!あんたイケメンに話しかけないでよお!」
お姉さんに怒られてしまった。
「あっすみませーん!」
「いえ、地元の人間じゃなくって、神奈川から友達と一緒にスノボしに来たんです。で、友達は寝ちゃって、でも僕はラーメン食べたいなって思ってさまよってたら、ここの明かりが煌々とついていたので吸い寄せられて来ました。」
そっか。札幌の人じゃないんだ。残念。ん?残念って何だ。
それから井上と河原もイケメンに話しかけた。イケメンはにこやかに答えていた。ぶっきらぼうでも無闇矢鱈と饒舌でもない、過不足のない答え方。話が一段落ついたところで言ってみた。
「イケメンさん、岡村ちゃんに似てますね。岡村靖幸さん。」
イケメンは岡村ちゃんを知らないようだった。
「ねー!!似てる似てる!!
あたしさあ、昔マハラジャで岡村ちゃんにナンパされたことあんだよお。」
お姉さんが豪快に笑いながら言った。その話を詳しく聞きたかったけれど、私の席から大声を出すのははばかられたのでやめておいた。でも、イケメンがいなかったら聞いていたような気もした。
「イケメンさんほんとかっこいいっすね!」
「声もかっこいいっすね。」
井上と河原に口々にそう言われてイケメンは照れたように笑った。
「北海道めちゃくちゃいいところですね。雪質はいいし、ラーメンもおいしいし、皆さん面白くて優しくて。」
イケメンがそう言ってくれて嬉しかった。ちょっと絡みすぎたかなと思ったので、反省も込めて「奇妙なテンションの客ですよね」と言うと、
「えーちょっとお、それってあたしたちのこと!?」
またしてもお姉さんに怒られてしまった。
ラーメンを食べ終えたイケメンが立ち上がり、会計を済ませてお店の入り口の戸を開けた。そして振り返って言った。
「どうもごちそうさまでした。楽しかったです!」
「イケメンさん、明日もスノボ楽しんで!!」
「雪山、気をつけてくださいね!!」
井上と河原が言う。
「北海道、楽しんでください。」
そう声をかけると、イケメンはにこっと笑って会釈した。そして静かに戸を閉めた。
「…はあー…。」
「何ため息ついてんの。」
河原が笑った。
「…かっこよかったねえ。」
「この人妻がなんか言ってるよー、しょうもねえ!」
井上も笑った。
「もしもさぁ、今俺らが食い終わって店出た時に外でイケメンが待ってたらどうすんの?」
「えっ、そんなことあるわけないし!ちょっとやだー!どうしよー!」
「ルスツに行く前に今夜、私のゲレンデでどうぞ自由に滑ってくださいって言うべきだな。」
「もう下ネタが完っ全にオヤジだよね。まだ中年にもなってないよ?」
三人とも完全に馬鹿な酔っぱらいである。でも楽しかった。
「それにしてもさ、この写真見てみ?」
井上が、お店に入ってすぐに自撮りした写真を見せてくれた。
「…なんっで、この絶妙な感じで顔が隠れてるかねー。」
狙って撮ったわけではないのに、イケメンが写り込んでいた。顔が隠れた状態で。
「でもまあ、顔が写ってた方が絶対いいけど、写ってないっていうのもロマンがあっていいかもね。」
食べ終えた丼をカウンターに乗せ、コートを着た後でもう一度思い出の一枚を眺めながら私は言った。
「イケメンさん、さよなら!また北海道来てねー!」
井上と河原が笑った。お店の外に出てみても、そこにイケメンはいなかった。
おわり。
…という、岡村ちゃんによく似たイケメンと遭遇してものすごくときめいたという事件でした。
結婚していて子どももいるので連絡先を聞くとかそういうことは自重しましたが、もし未婚だったら確実に聞いてましたね。久しぶりにハイレベルなときめきを楽しみました。結婚していたって、むしろ結婚しているからこそ、厄介なことにならない範囲でのときめきはあって良いのではないかというのが個人的な見解です。だって、素敵な人がいたらそりゃときめきますよ。綺麗なものを綺麗だと思う素直な心はずっと持ち続けていたいです。素敵だと感じることは理性やモラルでどうにかするべき事柄ではないと思います。そう感じた後で具体的な行動を起こすか否かというのは、理性やモラルが絡んでくる事柄ですが。
2017年の最後にこんな出来事があってうれしかったです。
ありがとう、名前も知らないイケメンさん!
年末に起きた大事件の話
あけましておめでとうございます。
この年末年始は、12月30日の8時間にも及ぶ宴で喋りすぎ飲みすぎたせいで喉がつぶれまして、大晦日から今日までささやき声で過ごすという過去に例を見ない静かな数日間となっています。
いつもは特に大きな事件もなく新しい年を迎えるわけですが、今回は違いました。大事件が3つ起きたのです。
1.大晦日、Twitterの岡村靖幸.infoさんというアカウント(いつもはスタッフさんがツイートしている。)に岡村ちゃん本人と思しき人が降臨!突如「年末なんで」という謎理由でベイベから質問を募集してそれに答えるという神対応!ベイベは「岡村ちゃんといっしょに年越しをした」と歓喜の渦!
2.高校時代に好きだった男の子(まあ今はアラサーのおっさんですけれども。)が浮気男に変貌!子どもがいるのに職場の女性たちに次々手を出すおさ~るさ~んだよ~!わたくし悲しくて飲み過ぎ声が枯れる!
1については、ちょうど外出して電波の届かない場所にいたので祭りには参加できませんでした。帰ってきてから奇跡が起こっていたことに気づく始末。悲しや…。でも全部の質問と回答を舐めるように読みましたよ。
ちなみに
「北海道は好きですかー?」
という質問に対しては、
「北海道は、何処も大好きです。」と。
ふおおおおお!!!
たかぶってきたああああ!!!
うーん。
岡村ちゃん。ますます好き…。(郷土愛が強すぎて、北海道を好きと言ってくれた人は好きになるタイプ。)
2については、去年最後の記事で触れました。
高校時代から女癖の悪い男子というのはそう多くはないでしょう。まして、通っていた高校は進学校だったので、その当時は恋愛経験がない男子の方が多数派だったと思います。私の好きだった男の子もそうでした。たぶん。
それが、卒業して15年経ってみたらこれですよ。
どぉなっちゃってんだよ。
純粋だった頃を知っていてそういうところも好きだった身としてはけっこう悲しいものです。純粋なままではいられないというのは、私も同じように歳を重ねいろいろ経験してきたのでわかってはいますが。
あの頃のまま変わらないでいてほしいなんてわがままだよネッ★(昭和の少女漫画風)
はい。やっと年末の大事件、3つめの話ができます。何かといいますと、
3.友達との忘年会の締めで入ったすすきののラーメン屋さんで、飲み屋のお姉さんにいじられてたじたじになっているイケメンに遭遇!よく見てみると岡村ちゃんに似てる!わたくし危うく恋しそうになる!
これも去年最後の記事で書いた忘年会の後の出来事なのですが…
1と2について語りすぎて今日も1000文字オーバーしてしまいました。
3についてはかなり熱く語りたいので、泣く泣く「次回に続く」とします。
次回に続く!
浮気男についての話
学生時代からの友達と忘年会をしました。
メンバーは、同級生だった山田・井上・河原(いずれも仮名)。
お酒も進んで大層盛り上がったところで衝撃的な話が飛び出しました。
高校3年のときに好きだった高田くん(仮名)がuwakiマンになっているというのです。
なんということでしょう。(ビフォーアフター風)
あのですね、何がそんなにショックかって、
私の歴代好きだった男たち(略して「歴代」)のうち、夫を含まない結構最近の歴代が複数名uwakiマンになっているんだよなああ。
なんなんだろうなあ。(裸の大将風。)
あっしは見る目がなかったんですかねぇ?
目が節穴だったんですかねぇ?
目はちっさいなと思ってたけど節穴だったんですねぇ…(遠い目)。
ところで。
このブログではあまり夫の話はしませんが、それには理由がありまして。
夫についての平和エピソードや幸せエピソードを公表しまくる人は、本当は家庭が崩壊しているというケースがたまに見られるので、そう受け取られたらよろしくないなと思ったのです。
あとは、他人の幸せエピソードって別に面白くないんじゃないかなと思いまして。
私自身が器極小の人間なもので。
でも今日だけは夫の良い話を書くことをお許しください。
私の夫はものすごくいい人です。
わかりやすいいい人ではありません。見た目は穏やか系というよりはクール系だし。
万人受けする優しさはありません。人に気に入られたいという欲求がないし。
でも、私の親兄弟友人はみんな、「いい人と結婚したね」と言うんです。
仕事を頑張っていて、子煩悩で、uwakiマンじゃなくて。
今、「いい人と結婚してよかったね」と思ってくれたあなた。
そんな心の優しいあなたに2018年も幸せがたくさん訪れますように。
「あんたが知らないだけで、あんたの夫も浮気してるんだよ」と思ったあなた。
そういう下衆の勘繰りをするような汚い心は2017年に棄てちまいな!そして綺麗な心で新年を迎えるが良い!
あまりにも自分の周りにuwakiマンがいるので、ここ1年くらいずっと考えています。
浮気をする人としない人の違いは何なのでしょう。
寂しいから?
親しい人間を裏切るのを何とも思わないから?
そもそも裏切るとも思っていなくて、自分の欲求を満たしたいから?
謎です。
ただ、冒頭で述べた現在uwakiマンになっている歴代たちはひょっとすると、交際する相手・結婚する相手によってはuwakiマンにならなかったのかなあ?
むむむ。
とりあえず、
現時点においてuwakiマンになっていない我が夫に感謝したいと思います。
uwakiマンになってしまうきっかけは極力作らないように、私も来年は努力したいです。
ブログを読んでくださった方、twitterでやりとりしてくださっている方、そしてブログやtwitterをやってみてはと勧めてくれた夫に感謝を込めて、今年最後の記事を終わりたいと思います。
2017年、どうもありがとうございました。
来年も良い年になりますように。
自分史上◯◯な話
テレビでは、日々新しいCMが次々と流れています。
そんな中でひとつ、とても印象に残っているCMがあるのです。
高校生の頃に目にしたサントリー烏龍茶のCM。
こ・れ!!!
このCMが大好きでした!!!
女の子はかわいいし、隣に乗っている男性はお面こそ変だけど鼻と口が下品ではない=目元がよければイケメン!!だし、夜景が綺麗な川をモーターボートで疾走するという非日常感がロマンチックすぎてたまらなく素敵だし、
そしてそして、
男性がお面を取るのですが、一瞬、ほんの一瞬目元が見えるのです。
うっわーめっちゃタイプーーーー(白目)。
自分が薄い顔立ち故、ぱっちり二重の目の大きな人が好みなのですが、どストライクですね。参りました。降参でーす。
そんな風に思いながら、このCMが流れるのを毎日楽しみにしていました。
キャッチコピーも最高。
「自分史上、最高カレシ。」
昨日の朝起きると左目が充血していました。あれ、こすったかな?と思って気に留めずにいたのですが、目やにが出る。拭きます。しばらくするとまた出てくる。あれ、なんだか様子がおかしいぞ。もう一度鏡を見に行きます。わあああさっきより赤くなってるー!?
というわけで眼科に行くと、さっそく隔離されました。他の患者さんに伝染るかもしれないからです。
診察室に入るといろいろな検査を受けたのですが、
「はい、下向いててください、まぶたひっくり返しますねー(抑揚なし)」
というのが最も恐ろしかったです。
あの恐れながら、まぶたってひっくり返しちゃだめなところですよね!?
昔、目の下に付いている眼球を動かすための筋肉の調子が悪くなったときに、白目から注射針を突き刺して注射したことがあるのですが(もちろん麻酔はします)、あれの次に嫌でした。というかこの目に注射というのは人生の中で最も恐怖に震えた瞬間かもしれません。二度とやりたくない。
まぶたの裏を診てもらった結果、原因はわからないけれど結膜炎だと診断されました。
目薬をもらって家に帰り、気力で子どもたちを寝かしつけます。それから夫が帰ってきたり家事をしたりいろいろしてさあ寝る前に歯を磨こうと洗面所で数時間ぶりに顔を見ると、
「自分史上、最強ブサイク。」
衝撃的でした。
左目が右目の半分くらいしかないのです。
しかも、普段は両目がふたえまぶたなのですが、左目が腫れているせいでひとえまぶたになり、それが原因で左右の眉毛の傾斜が違ってしまっているのです。
何この顔。
福笑い?
まだお正月じゃないんだけど?
次第に悲しい気持ちになってきました。
もう元の顔には戻れないんじゃなかろうか。
結膜炎が治ってもひとえまぶたのままだったり、ひょっとして眉毛の傾斜も左右違うままだったりするんじゃなかろうか。この左眉どうにかならぬ?ゲレンデだったら確実に上級者コースにカテゴライズされる急角度だよ?
ああ神様仏様、私がたまに「はあ、鼻があと5mm高かったらもっとあれだったのになあ」とか呟いたからでしょうか?「目がなー、もうちょっと大きかったらあれだったのになあ」と呟いたからでしょうか?
贅沢な悩みでした。福笑いに比べたら、高くない鼻でも大きくない目でもずっと良いです。明日朝起きたらすこしはマシになるようにしてください。
そして今日。
朝は昨夜とあまり変わっていなかったのですが、時間が経つにつれて症状は治まってきました。いつもより腫れぼったいけれどふたえまぶたにも戻りました。
よかった。神様仏様ありがとう。心から安堵しました。
今日からはもう、顔についてもっとこうだったらいいとか呟きません。だってこんなにいい顔して…
うーん…
すっぴんだとえっらい目ぇ小さいな。
小さな子どもだけの話
にくまる(息子)が2歳になって1か月たちました。
姉のゆきまるよりも言葉が遅かった彼ですが、2歳になるすこし前から突然話し始めました。
今は「おかあさん、お茶飲みたい。」という程度の文章は話すようになったのですが、面白いのは、
「くるま」は、くぶるぁ。
「サンタさん」は、タンサタン。
「お魚」は、おかさな。
言い間違いが多いのです。
若干気にはなります。
でも、こういう可愛い言い間違いをしているのも幼い頃だけなのだろうと思うと、今のうちに楽しんでおこうという気持ちになります。
ただ。
ゆきまるに泣かされる→にくまる、大声で泣きながら超ダッシュで母を探す、という流れからの、
にくまる「おがあしゃん!!おがあしゃああん!!」
私「おーどしたあー?なんで泣いてんの?」
にく「お、おでえちゃ、おでえちゃっ!!おでえちゃ!!!」
私「おねえちゃんがどしたー?」
にく「く、くぶるぁっ!くぶるぁ、くぶるぁ!!!」
私「お姉ちゃんに車とられたの?」
ゆきまる「ちがーう!!!にくまるが、ゆきまるの持ってた車を無理やり取ったから、ゆきまるが取り返しただけー!!!ゆきまる悪くなーい!にくまるだけが悪ーい!!」(別室で絶叫)
こういう姉弟ゲンカの最中の言い間違いはハッキリ言って面白すぎるので勘弁してほしいです。
幼い頃だけといえば、
幼稚園児の頃、幽霊が見えました。
正確にいうと、「何か」が浮かんでいるのをよく眺めていました。
当時は母・弟・私の3人で和室に布団を敷いて三人で眠っていたのですが、その部屋の対角線上にいつも流れていくのです。「何か」が。
その頃は幽霊という概念も、また、それが怖いものであるという先入観もなかったため、
「あ、今日もいるな」
と思って飽きもせずぼーっと眺めていました。
色はセピア色で(というか、そのときは部屋全体がセピア色になっていたような気もします)、馬や魚やいろいろな動物、人間、車などがいました。大きさはおそらく数十センチです。
イメージとしては、メリーゴーラウンドを回さないで部屋の角から反対の角に向かってまっすぐに流しているような感じ。
それを、いつも朝寝坊する母がまだ眠っている朝、弟と一緒に眺めていました。
その後成長し、気づいたときには見「それ」は見えなくなっていました。
いったいあれはなんだったのか。
大人になってからふと思い出し、弟に聞いてみました。あれを見たというのは捏造された記憶なのか、それとも。
「ああ、憶えてるよ。一緒に見てたよね。」
アッサリと弟は答えました。
何を見たのか聞いてみたところ、色や大きさ、ひとところにとどまらず流れていくということ、その数や形といい、私の記憶に残っている「何か」と同じでした。
弟と私は一体何を見ていたのでしょう。
今でもわからないのです。
もしもご存じの方がいらっしゃったら教えてください。
国際結婚についての話
昨日の夜、スペースシャワーTVでたまたまKinKi KidsのMV特集をやっていました。
まだ始まったばかりだったので、もしや大好きなあの曲もやるかなと思ってドキドキしていたら…
きたああーーー!!!
あーー『シンデレラ・クリスマス』、最高です。
この頃の堂本剛くんの物憂げな笑顔に母性本能をくすぐられます。YoutubeでMVを観られないのが残念…。
前奏を聴くと瞬時にこの曲がリリースされた中学生の時の自分に戻ってしまいました。
『シンデレラ・クリスマス』という曲名もいいんです。乙女心を刺激されるのです。
この曲を聴きながら、いつかイケメンの王子様が迎えに来てくれるのを待っている、そんな時代がありました。どうも、元・シンデレラになりたかった乙女です。
まさか、約10年後には
「欲しいものは自分からグイグイ手に入れに行く。」
という方向にシフトチェンジするなんて当時は思いもしなかったろうな…。
今日はそんな風にして手に入れた夫の話をします。
我が家は国際結婚です。
夫は韓国系です。
出会った時には日本の名前ではなかったので、ああ外国の人なんだなと思っていました。けれど、だからどうということはなく、その後付き合うことになったときもそのこと自体はあまり気にはしていませんでした。
というのは、彼は韓国語を全く話すことが出来ず、日本語しか話せなかったのです。また、ワールドカップやオリンピックでは韓国ではなく日本を応援するというのです。通っていた学校も、地元の公立の学校と、そこを卒業してからは普通の私立の学校でした。
なんだ、日本人と同じじゃないかと思ったのですね。
しかし付き合い始めて間もないある日。
忘れもしないお台場のレストランで、彼があるものを見せてくれました。
『外国人登録証明書』
手にしたカードにはそう書かれていました。
そうか、この人は「外国人」なんだ。
いや、国籍が韓国っていうだけでもうほとんど日本人じゃないの?
でも「ほとんど日本人」って言われるのは、この人にとっては嫌なことだったりするのだろうか?
生まれて初めて、そんなことを考えました。
国籍という単語はもちろん耳にしたことがあります。けれど、自分の国籍について考えたことなんてただの一度もありませんでした。意識したことすらありません。日本人の父と日本人の母の元に生まれ、父方の祖父母も、母方の祖父母も、皆日本人だったからです。
日本人の定義とは一体何なのでしょうか。
昔は「日本国籍を持っている人」だと思っていました。
確かにそういう分類の仕方もあると思います。
しかし、帰化は決められた要件を満たせば認められるものです。帰化申請が通って日本国籍を取得したけれど、生活様式や習慣は日本国籍取得前の国のもので、話す言葉も日本語ではなくもっぱらその国の言葉だとしたら?
私は、それは形式的には日本人だけれど、実質的には外国人のままだと考えます。
日本人の定義とは。
今なら、たとえ日本国籍を取得していなくても、「日本語を話し、さらに、日本語で思考する人(=頭の中で独り言を言うときにも日本語で話している人)。」は実質的に日本人だと言えるのではないかと考えます。
けれど、そういった人に
「あなたはもう実質的に日本人ですね」
と言ってよいのかというとそれは別の問題で。
言われたくない人もいると思うのです。
そんな心境も、自分にはなかなか想像がつかなくて。
彼が「僕は外国人だから」と言うたびになんともいえない心境になったりして。
そうこうしているうちに月日は流れ、ひょっとして自分たちは結婚するかもしれない、そんな流れになりました。
私は頭を抱えました。
母は交際当初から彼のことを知っていましたが、父は娘に恋人がいることを知らなかったのです。なぜ父に言えなかったのか。それは、父が韓国に対して悪いイメージを持っていたこと、そして、外国人と結婚するなんて言い出したら縁を切るかもしれない、かつてそう語っていたことが原因でした。
つづきます。