オリジナル・ラブの各アルバムから選ぶ一番好きな曲 その八
先日オリジナル・ラブのライブに行ってみて驚いたことのひとつに、観客のほとんどが自分よりも上の年代の方たちだったということがあります。
これは勝手な推理なのですが、ちょうど私の年齢より下から「オリジナル・ラブ空白世代」ともいえる年代になっているようです。というのは、四歳上で現在30代半ばの私の夫は、特に音楽好きではないものの『接吻』『朝日のあたる道』『プライマル』の有名どころ3曲を知っているのですが、私と同い年の友達になるとそれらを知っている人の割合がガクッと減るのです(オリジナル・ラブ自体、知っている人があまりいないのです…)。『プライマル』がヒットしたときにもまだ歌番組を観ていなかった年代なんですね。(上にきょうだいがいればその影響で観ていたかもしれません。)
なので、私の新しい目標のひとつとして、自分の周りおよびこのブログを読んでくださっている「オリジナル・ラブ空白世代」の方にオリジナル・ラブの良さをお伝えする、ということを掲げたいと思います!!
さて、ライブの前に「オリジナル・ラブの各アルバムから1曲ずつ好きな曲を選ぶ」というテーマで記事を書いていましたが(直近の記事はこちらです。↓)、
今日は9thアルバム、『ビッグクランチ』から選びたいと思います。
ビッグクランチ / DISCOGRAPHY / ORIGINAL LOVE OFFICIAL WEB SITE
アルバムのタイトルになっている「ビッグクランチ」というのは、「予測される宇宙の終焉の一形態」だそうです。
“宇宙はビッグバンによって膨張を開始したとされているが、宇宙全体に含まれる質量(エネルギー)がある値よりも大きい場合には、自身の持つ重力によっていずれ膨張から収縮に転じ、宇宙にある全ての物質と時空は無次元の特異点に収束すると考えられる。”(wikipediaより)ビッグクランチ - Wikipedia
文系なので何を言っているのか全然わからないのですが…。
ビッグクランチという言葉を聞くと何故か大きなクランキーチョコを連想してしまうようになってしまいました。しかし、そのような甘ったる~いアルバムではありません。
詳しい解説は他の方が様々に考察されているブログにおまかせするとして、初めて聴いてみたときの感想を書きますと、ただただ「…なんだこれ…。」というものでした。1曲1曲がヘビーで、とてもインパクトのある曲ばかり。主婦の自分は音楽を聴くための時間を確保してじっくり耳を傾けるというよりは家事をしながら聴くことが圧倒的に多いのですが、そのようなシチュエーションで気軽に聴くタイプのアルバムではないなと感じたのです。『BODY FRESHER』で洗濯物を干すことはできるけど、『セックスサファリ問題OK』では干せない。
今ではだいぶ聴き慣れてきましたし、カッコいいアルバムだと思うのですが、「オリジナル・ラブを知らない友人にアルバムを1枚貸すならどれにするか?」と仮定した場合には選ぶのをものすごーく躊躇してしまう、そんなアルバムです。
このようにインパクト大の『ビッグクランチ』から選ぶ1曲は『ダブルバーガー』。
オリジナル・ラブ-ダブルバーガー(Audio) - YouTube
歌詞を引用するのがはばかられるくらい卑猥な歌です。
でも好きです。口ずさんだりはできませんが。(このアルバム、そういう曲がいくつか入っているんですよね…そこがいいといえばいいのですが。)
ジャケットはこちら。
ちゃぶ台返しのようにぐわっとひっくり返した瞬間を撮影したものだとどこかで読んだ記憶があるのですが、そのページを探せなかったので出典不明です。
続きます。