あなたのことはそれほど 第10話(最終話)
これまで3回にわたって感想を書いてきたドラマ『あなたのことはそれほど』が昨日最終回を迎えました。
(今回のあらすじ)
美都(波瑠)と涼太(東出昌大)は離婚届を提出。最後にふたりで食事を楽しんだが、その際に涼太が「ちょっとずつ家の中変えてるんだ。たまには遊びに来てよ」と言ったことがひっかかる美都。
一方、有島(鈴木伸之)は麗華(仲里依紗)に許してもらおうと義実家に足繁く通う。当初は有島に冷淡な麗華であったが、ある日いつものように実家にやって来た有島に突如キスされる。その瞬間、有島からお香の香りが漂って来て、自分のいない家で自分のお香を焚いていたことがわかった麗華は有島を赦すことにしたのであった。
美都はというと、涼太に対して「涼ちゃんがそんなに望んでくれるならもう一度…」と言うが、涼太に「それは好きとは違う、罪悪感。」と遮られ、さらには「今僕の気持ちは、みっちゃんのことはそれほど。」と告げられてしまった。涼太に謝罪した美都、そしてふたりは握手して別の方向へと歩き出したのであった。
1年後。勤務先の院長・花山と香子とともにあるレストランを訪れた美都は、新しい恋人と一緒にいる涼太と遭遇する。結婚式のパンフレットを抱えていたことから「再婚するのか…」と疑念を抱いたが、実は女性は涼太の部下であった。レストランを出て佇む美都。そこへ爽やかな(有島風)イケメンが「すいません!」と言いながら駆け寄る。そのイケメンの前には全速力で美都に向かって走ってくる柴犬が。柴犬の飼い主のこの男性が運命の相手なのだろうか…?(終わり)
あらすじは以上です。
とりあえず思ったことは、有島に対する制裁が足りない!有島が不倫に走った動機がわからないので同情の余地がないんですよね。 たぶん理由なんてないのでしょうけれど。その軽薄さがかえってリアルでもありました。だから、もっと痛い目に遭ってほしかったというのが正直な感想です。
もうね、ああいう場面で「愛してるよ。麗華。」なんて言っちゃう男はだめですよ。そして、突然強引にキスして「気持ちいーね!」。なにそれ。寒すぎるんだけど。かつて高校生の頃に麗華が有島にしたこと&そのときに言ったセリフへのオマージュっていうんですかね?そういうの家でひとりでやってくれる?
もう、ただただ嫌悪感しかありませんでした。
娘の顔を見るために朝晩それぞれ往復3時間かけて麗華の実家に通っていたのも、「どうしたら許してくれるんだよ。それを言ってもらえないからこんな風に信用を取り戻そうとして頑張ってるオレ、健気だよな?オレこんなに頑張ってるのに許してもらえないのかな?」とでも聞こえてきそうです。
底の浅い考え方ですね。
何をしても許してもらえない、という発想はないのでしょうか。
自分が一番かわいいというのはおかしなことではありませんが、有島は自分のことしか考えていない男なんですね。
有島、たぶんまた浮気しますよ。
麗華もずっと有島を拒絶していたのにあっけなく赦してしまって私をガッカリさせたのでした。けれど一応の和解を見せた後で、有島の後ろ姿を見ながら「もうあの頃ほど気持ちよくはないかな。」とつぶやいていたので、麗華も「有島のことはそれほど。」と思ったのかもしれません。
…と最終回にいろいろ思うところはありますが、一番衝撃だったのは。
香子ちゃん。
彼氏ってその人なの?
スケベそうなバズ・ライト◯ヤーとしか思っていなかったので驚きでした。
香子ちゃんのことは大事にしてよね。
このドラマについては最も重要(と個人的に思っていること)をまだ書いていないので、後日改めて記事にします。
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