オリジナル・ラブの各アルバムから選ぶ一番好きな曲 その弐
Twitterのタイムラインに流れてくるツイートで知ったのですが、なんと昨日(6月14日)はオリジナル・ラブのメジャーデビュー26周年記念日!!念のためウィキピーディア先生にお尋ねしてみたところ、
「6月14日、1stシングル『DEEP FRENCH KISS』を2曲入り8cmCDと限定盤3曲入り12cmCDの2種類で発売」。
確かにこう書かれています。
…出遅れました…。くやしいです…。
でも、
1stアルバムのジャケットで、お花に埋もれる田島貴男さんです。私の趣味で花を飛ばしまくったわけではありません。でもお花の影響なのか、いつもよりやや少女漫画タッチになってしまいました。
せっかくなのでデビュー曲について語らせてください。この『DEEP FRENCH KISS』という曲がまたセクシーで良いのですよ。
ORIGINAL LOVE DEEP FRENCH KISS - YouTube
とにかく完成度が高すぎると思います。素人くささゼロ。演奏力は高いしメンバーのほとんどが20代のはずなのに大人の余裕があるし、リアルタイムで観ていたら衝撃を受けたのではないかと思います。
イントロで、田島貴男さんが「♪アァ~ハ~ア」(「♪エ~ァヘ~ァ」に近いかな?)と歌うところ。色気がすさまじいです。カタカナで書くと変質者ぽく(特に「エ~ァへ~ァ」の方)ただただあやしいだけで魅力を伝えられないので、とにかく聴いてください!
さて、二日前に「オリジナル・ラブの各アルバムから1曲ずつ好きな曲を選ぶ」というテーマで記事を書きました。
さっそく続きに参りたいと思います。
次は2ndアルバム、『結晶』。
結晶 / DISCOGRAPHY / ORIGINAL LOVE OFFICIAL WEB SITE
1stのおしゃれな雰囲気を残したまま、さらに都会的でシャープかつクールに進化しています。
このアルバムから選ぶ1曲は、『フェアウェル フェアウェル』です。
(『月の裏で会いましょう』とどちらを選ぶか最後まで悩みましたがこちらを。)
聴くたびにしんみりしてしまう、哀愁漂うメロディーの名曲。恋人との別れを歌った切なさたっぷりの歌詞は木原龍太郎さん(キーボード)によるものです。
「気紛れなオレの我がままさ 独りになりたいから」
ORIGINAL LOVE FARE WELL FARE WELL - YouTube
そういう歌詞をこんな声(↑上の動画を観てください。)で歌われたら「あ…うん、もうすべて赦すわ。」と言わざるをえないですよ。反面、聴くたびに「そんな理由で別れるとか言わないで!納得できない!!」とものすごく悲しくなり、感情移入しすぎて憤りを覚えることもままあります。
そんな理由で恋人から別れを告げられた経験は特にないのですが。
ジャケットはこちら。
外国人らしき女性の目元と「結晶」という漢字二文字の組み合わせがクールです。
長くなったので続きます。
オリジナル・ラブのライブ@札幌まで
あと 17 日!(ひぃ~もうすぐだああ)
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あなたのことはそれほど 第9話
(今回のあらすじ)
ビラに気づいた美都と涼太。近隣住民からは好奇の目で見られます。その後、涼太は麗華を待ち伏せし、ビラに心当たりがないか直接尋ねます。
涼太の同僚(友人)の小田原は、美都のアパートの賃貸借契約の保証人になり、引っ越しの手伝いのため渡辺家を訪れます。何故そこまで親切なのか美都が尋ねると、小田原は美都のためではなく自分が考えているのは涼太の幸せであり、ずっと涼太が好きだった旨を告白しました。それを偶然耳にしてしまい激しく動揺する涼太。その涼太の横を通って、美都は家を出ていきます。
一方、麗華は同じアパートの横山から有島の不倫について話題を振られます。「夫婦のことだから」と話を終わらせようとしてもしつこく食い下がり、ビラを撒いたのは自分だ、天罰だと喜々として語る横山。麗華が、横山は麗華のためにしたのではなく自分が楽しんでいるのではと冷静に指摘すると、横山は麗華の語る正論にいつも傷つけられてきたと泣き出してしまうのでした。
美都は母親に会いに行き、なぜ未婚のまま自分を産んだのか尋ねます。母親の答えは、「自分を選んで産まれてくるという子どもがどんな子なのか見てみたかったから」というものでした。その後、妊娠していないことがわかった美都は、自分は選ばれなかったのだと打ちのめされます。そこに送られてきたのは、離婚届にサインするという涼太からのLINEでした。
そして有島家では、麗華が子どもを連れて実家に帰ってしまいました。
とても密度の濃い内容でしたが、今回最も印象的だった場面は、
小田原のゲイ告白。
…と言いたいところなのですが、ずっと小田原は涼太を恋愛対象として好きだろうと思って観ていたので驚きませんでした。むしろ、「報われない恋をしていて切ないね小田原…」という心境です。ですのでこの場面ではなく、
横山(しょこたん)の狂った笑顔!!!
ここが一番の見どころだと思います。
横山がビラを撒いた理由について夫と以下のようなやり取りがありました。
夫「横山は麗華に対して憧れているから、有島と不倫するという形で麗華を傷つけた美都を攻撃したのでは?」
ぶた子「(こ、この夫は女というものをわかっていない…!!)
横山は、自分と違ってしっかりしていて、夫(有島)はイケメンでイクメン、そんな夫との夫婦仲も良好な麗華に対して憧れているかもしれないけど、同時に自分のコンプレックスを強く刺激してくる存在として妬む気持ちや憎しみに近い感情も持っているんじゃないかと思う。
それが、自分を尊重してくれないのみならず育児にも非協力的、おまけにイケメンでもない自分の夫と違って理想の夫だと思っていた有島が、不倫するという形で麗華を裏切っていたから、かわいそうな麗華が自分と対等になったと思ったんじゃない?だから復讐して“あげた”んだよ、対等か下の存在だから。」
夫「えー…女こええ…。」
ぶた子「わたくしも一応厳しい女業界で30年以上生きてきたんです。『友だちのかたきを討った』というような友情は女性同士では築くのがなかなか難しいものなんですよ夫よ。」
夫は、
「ぼくが女性というものを理解していないことがわかりました。」
そう言って、寝室で仲良く眠っているゆきまる(娘・4歳)とにくまる(息子・1歳)の横に滑り込むとふたりにまとわりついていきました。
まるで、女性のドロドロした怨念から逃れて無垢な存在に救いを求めるかのように。
しょこたん、素晴らしい演技でした。
オリジナル・ラブのライブ@札幌まで
あと 18 日!
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オリジナル・ラブの各アルバムから選ぶ一番好きな曲 その壱
『あなたのことはそれほど』を観終わった後で夫がチャンネルを回していると、突如「ぅおっっ!!」と言った後でにやりとしながら画面を指差してきました。
何かと思えば、90年代のヒット曲を集めた番組で『接吻』が流れているのです。
YouTubeで何度も繰り返し観ている動画ですが、
テンションが上がります!!
— 田島貴男 オリジナル・ラブ (@tajima_takao) 2017年5月20日
田島貴男さんご本人が以前このようにツイートされていたのを思い出しました。
ライブの日がすこしずつ近づいています。
考えないようにしてはいるのですが、どうしても毎日セットリストについて考えてしまう自分がいます。ファン歴が浅いため全然見当がつかず…。
もうこうなったら、アルバムごとに好きな曲を1曲イメージして臨みたいと思います!
果たしてこれらの曲の中から実際に演奏されるものはあるのか、当日その時のお楽しみです。
まずは1stアルバム、『LOVE!LOVE!&LOVE!』。
http://originallove.com/discography/565
このアルバム、私の中ではベスト3に入るくらい好きなアルバムです。これは微妙だなという曲が一曲もない。とてもおしゃれで楽しくて、まるでヨーロッパでサーカスを観ているような気分になれます。(実際にヨーロッパでサーカスを観たことはありません。)
このアルバムから選ぶ1曲は、『DARLIN'』。
音程をとるのがとても難しい曲ですが、田島貴男さんはCDでもライブでも軽々と歌いこなしています。
歌い出しの部分から最後までワクワクする旋律が続きます。ふとしたときに口ずさんでしまう楽しい曲です。
歌詞は田島貴男さんと当時のギタリスト・村山孝志さんの共作で、
「はっきりいつでも君の話を憶えている しっかりいつでも君の素振りを憶えている」
という部分、軽快なメロディーとそれに乗せて歌われる歌詞が素敵です。(「覚えている」でなく「憶えている」という漢字が使われているところも良いと思います。)
かわいらしくておしゃれで、どこか懐かしくもある名曲です。もしかしたら、オリジナル・ラブの中で一番好きな曲かもしれない…。
ジャケットはこちら。
田島貴男さんだけがお花に埋もれた感じになっています。最初、どこにいるのか見つけられませんでした。じっと見ているとジワジワ面白くなってきます。
長くなったので続きます。
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あと 19 日!
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形成外科 その弐
だいぶ日があいてしまいましたが、こちらの話の続きです。
左ひじにできたナメクジことケロイドを目立たなくしてもらいたいと思って行った形成外科。ここで、なぜ形成外科に行ったかという理由を、皮膚科と形成外科の違いという点から簡単に説明します。
今回は「自転車で転んで擦り傷ができた」という原因がありましたが、
・皮膚科=細菌感染を起こしていればそれを治し、傷がふさがって血や体液が出てこなくなれば治療終了。見た目が良いか悪いかは問題にしない。
・形成外科=傷の部分を、ケガをする前のきれいな状態に戻したら治療終了。見た目をきれいにすることを目標にする。
ものすごく大まかに言うとこのような違いがあるようです。
したがって私の擦り傷の場合、皮膚科的観点からは治療終了となっていましたが、見た目が悪いのをなんとかしたいと考えたので今回形成外科を受診したのでした。
ナメクジ退治に用いられるのは、ステロイドテープ。
クリアファイルをケロイドの上にのせて、ペンで型とりをします。その型を使ってステロイドテープを切り抜いていきます。これをケロイドに貼り、1日1回交換します。
続けること数日間。
ナメクジが小さくなっている…!
色も赤から心なしか肌色に戻ってきています。
お医者さん曰く長期戦になるかもしれないとのことでしたが、綺麗な状態に戻る兆しが見えてきて俄然やる気になりました。
2週間後。
私は再び形成外科にいました。
今回の受診理由は、「こめかみにできたシミを消したい」です。
私の3X歳という年齢、これは、年をとってきたことを受け入れたいけれど未だ受け入れがたい部分もあるという微妙な年齢です。(あくまでも自分の場合は、です。)
この年齢にもなれば、男女問わず友だちと会った際には「あーこの人年とったなあ」と思うことが増えてきます。加齢による影響がどこにどのように出るかは人それぞれで、髪が薄くなる人、白髪が増える人、しわが増える人、顔がたるむ人、お腹が出る人、本当に千差万別ですが、基本的にこれらの変化はそこまでは気になりません。
だが、シミ。お主は別だ。
ある日、ゆきまる(娘・4歳)に唐突に言われました。
ゆきまる「おかあさんのここのところ(こめかみ)に色がついていて、ひいおばあちゃんみたいだね。」
ぶた子「ひいおばあちゃん?おばあちゃんではなく?」
ゆきまる「うん。だっておばあちゃん顔に色ついてないから。ひいおばあちゃんは色ついてるけど」
ゆきまるの言うことは事実です。
ゆきまるのおばあちゃん=私の母はシミが出ないタイプなのですが、ゆきまるのひいおばあちゃん=私の父方の祖母はシミが出るタイプなのです。
子どもは正直ですね。
大人に話してもおそらくは、
「えー全然目立たないよ!」と言われるか(それは巧妙に隠しているからです。)、
「私もここにシミあるんだよー!」と言われるか(いわゆる論点のすり替えです…。)、
どちらかの反応をされることでしょう。
その点、子どもは慰めることも話題を変えることもせず容赦ないところが素敵です。
ゆきまるのおかげで決心がつきました。
看護師さん「ぶた子さん、診察室へどうぞ~。」
果たしてにっくきシミ退治の目途は立つのか?
(「形成外科 その参」へつづく。)
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あと 20 日!
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サチモスの話
今日はオリジナル・ラブ『エターナル・リターン・ツアー』の東京公演でした。昨日は盛岡公演。ああああ早く行きたいなあああ!!!
ライブの予習も兼ねてここ3か月弱はオリジナル・ラブの曲をメインに聴いているのですが、子どもはたまに別の曲も聴きたいのか、ゆきまる(娘・4歳)に「おかあさん、久しぶりにびーびーちゃーぼーの歌聴こうよ。」と言われました。
『びーびーちゃーぼーの歌』というのは、サチモスの『STAY TUNE』のことです。
イントロの部分がゆきまるには「びーびー、ちゃーぼー、びーびーちゃーぼーふぁっすた」と聴こえるようです。
サチモスもかなり好きで、秋から春にかけてよく聴いていました。
出会いは車のCMです。高速道路らしきところを疾走する車の映像にかぶさる『STAY TUNE』の印象的な前奏。
耳にした瞬間、「誰の曲か調べなくては。」と思いました。
テレビCMや番組に使われている曲が誰の曲か気になったのは、高校2年生のときに出会ったQueenの『Seaside Rendezvous』以来です。
(余談ですが、『Seaside Rendezvous』はたしか『世界の車窓から』で使われていて、フレディ・マーキュリーの歌声と美しいコーラス、豪華なアレンジに心を奪われました。
Queenの曲の中では『Killer Queen』と並んで大好きな曲です。)
話は戻り、上記のような経緯で出会ったサチモス、数ヶ月間ずっと聴いていました。
それでは、なぜ今は聴いていないのかというと。
①ライブの抽選に外れてテンションが下がったから。
一般向けの販売受付が始まった瞬間にSOLD OUTでした。今大注目の若手6人組グループの勢いをナメていたのでしょうか?夫には
などと言われ、すっかり落ち込んでしまったのです。
②聴いていたのがちょうど大変な時期で、聴くと当時を思い出してしまうから。
Suchmosを聴いていた時期は引っ越しなどいろいろ大きな変化があり、新しい生活が軌道に乗るまでは非常にしんどい思いをしていました。Suchmosを聴くとその頃の辛い気持ちを思い出してしまうのです。
ここですでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが。①と②のいずれについても、Suchmosは全っ然悪くないです。
曲のクオリティが高いところや地元を大切にするところ、自分たちのペースで音楽を楽しんでいるところ、ボーカルのヨンスさんはステージでは独特の動きと歌声で存在感を見せつけてくれますが、
オフのときにはきれいな石を見つけただけでこんな顔をしちゃうところも好きです。(2014年7月1日のツイートです。)
Suchmos、これからも応援しています。
でも今は、ライブに備えてやっぱりオリジナル・ラブばかり聴いてしまうのでした。
(↓↓↓もう3週間後ですからね!!!)
オリジナル・ラブのライブ@札幌まで
あと 21 日!
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にくまるを襲った悲劇 その弐(完結)
前回からの続きです。
救急車の到着を待つこと15分。救急隊の方が到着しました。
にくまるの様子を調べていただいている間に誤飲の経緯を聴かれます。中毒110番に電話で聞かれたことはメモにまとめておいたのでそれを渡し、補足的にいくつか説明をした後で救急車に乗り込みました。
そこまでは動揺してはいけないと思って気を張っていたのですが、腕の中で真っ赤な顔をして車内をぼうっと眺めているにくまるを見ると、自分のせいでこんなことに…という強い自責の念に襲われました。にくまるが生まれる前にゆきまる(娘・4歳)が大きなお腹を触ってくれたこと、にくまるが生まれた日のこと、新生児の頃はあまり寝てくれなかったこと、生後3か月くらいからやけに愛想のいい子だったこと、ひとりで立つのも歩き出すのも随分早かったこと、引っ越しという環境の変化があってもいつも機嫌がよくて親としては助かったこと…いろいろなことが思い出され、涙が溢れて止まりません。すると、それを見た救急隊長さんが黙ってティッシュを差し出してくれました。
「お母さんもお疲れですもんね。すぐに気付けたのが素晴らしいです。
それから、急いで救急車を呼んでくださってありがとうございます。」
穏やかな声でそう言われました。一言も責められないことにホッとして、さらに涙が出てきてしまいました。
その間隊員の方がどこかへ電話をかけていたようでしたが、一旦電話を切って隊長さんに何事か耳打ちしました。うなずきながらそれを聞いた隊長さんは、申し訳なさそうに告げました。
隊長さん「お母さん、すみません。近くの病院に受け入れを断られてしまいました。そこへ行けないとなると…今日の当番は◯区の▲病院です。」
ぶた子「◯区の▲病院って…」
私の住む家からは札幌の端から端といっていいくらいの距離のところです。
隊長さん「ここから40分はかかります。」
ぶた子「…行ってください。お願いします。」
季節は真冬の2月。雪の中を救急車が走り出すと、隊長さんは、
「さあ、がんばろうね。」
とにくまるを撫でながら優しく声をかけてくれました。
救急車には窓はありますが外がほとんど見えません。現在地もあとどれくらいで病院に着くかもわからず不安な顔をした私を、隊長さんは付かず離れずといった絶妙な距離感で、たまに雑談をしながらずっと励まし続けてくれました。
途中、路面が悪くてタイヤに巻いたチェーンが切れてしまうというアクシデントもありましたが、救急車は無事に病院に着きました。診察室に入ると隊長さんはお医者さんと何か話をし始め、私も別のお医者さんににくまるを診てもらいながら事情を説明することになりました。
お医者さん「どうしてお酒を飲んだんだっけ?」
ぶた子「かくかくしかじか…こういうわけです…。本当にすみません。」
お医者さん「んー、普通これくらいの子だとアルコールを分解できなくてもっとぐったりしちゃうことが多いんだけどね。
この子、もう酔いが覚めてると思うよ。」
ぶた子「え?」
たしかににくまるは、ベッドの上に置かれるやすぐに
このような体勢になり、普段目にすることがない人たちと景色に興奮気味に瞳を輝かせています。
お医者さん「にくまるくん!君、お酒強いんだね!!」
ぶた子「…すみません…。」
お医者さん「これだけ元気なら特にすることはないから、あとすこし様子見て何もなければおうちに帰っても大丈夫ですよ。
よかったね、にくまるくん。お酒入りミルク美味しかったかい?!」(ニコニコ)
ぶた子「…お手を煩わせてしまい本当に申し訳ありません…。」
お医者さん「いえいえ、これからは気をつけてね。タクシー呼ぶなら受付で頼んでね。」
すでに普段と変わらない様子でニコニコ愛想を振りまいているにくまるを抱き上げたとき、初めて「まだ救急隊長さんにきちんとお礼してない!」と気づきました。入り口を振り返って探しましたが、既に隊長さんの姿はありませんでした。
こうしてにくまるを襲った悲劇は、「にくまる、お酒に強いことが判明。」という形で幕を下ろしました。
大事には至らなかったけれど一歩間違えば大惨事だった今回の事件で学んだこと。
・ルーティーンワークほど油断しやすく、そのような油断が重大事故につながりうるということ。
・救急車を安易に呼んではいけないと言われてはいるけれど、小さい子どもについては躊躇せず呼んだほうが良いケースもあるということ。
・救急隊員の方は、人々がすやすや眠る夜中にもどこかで市民のために力を尽くしてくださっているということ。
帰りのタクシー代は8000円でした。…授業料としては安いものです。
救急隊長さんが、私の高校時代に毎日いっしょに過ごした部活仲間の後輩だったというのは、後日判明したお話。田舎って狭いです。
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にくまるを襲った悲劇 その壱
現在の家に引っ越して来てしばらく経ってはいたものの、まだ荷解きも終わっておらず、疲れも溜まっていたある晩の出来事です。
テレビを見ていてだいぶ眠くなってきた夜中の0時頃、寝室からにくまるの泣き声が聞こえました。にくまるは当時まだミルクを飲んでいたので、「ちょうどいいタイミングだ。今ミルクをあげたら飲み終わればすぐに寝るから、親もにくまると一緒に寝ることができる。」そう思い、眠気でぼうっとしている頭でミルクを作りました。
通常ミルクを作るときには、
①ティファールでお湯を沸騰させる。
②哺乳瓶に規定量の粉ミルクを入れる。
③作る予定のミルクの半分弱まで①の熱湯を入れ(200mlのミルクを作る場合、100ml弱の熱湯を入れる。)、哺乳瓶を振ってミルクを溶かす。
④透明なプラスチック製の青汁シェーカーに入れた湯冷ましを冷蔵庫で冷やしているので、それを注ぐ(200mlのミルクを作る場合、すでに熱湯が入っているところに湯冷ましを注いで200mlにする。)。
※湯冷まし=お湯を一度沸騰させて冷ましたものです。
⑤哺乳瓶を振って中身がよく混ざるようにして完成。
という流れで作っていました。こうすると、熱すぎず冷たすぎずちょうどよい温度になるのです。
その日もいつもと全く同じように、この手順でミルクを作って寝室のにくまるのところへ持っていきました。にくまるを抱き上げて哺乳瓶を口に入れるとゴクゴクと勢い良く飲み始めたのですが。
なんだかお酒の匂いがしない?
そこで思い出しました。
夕飯のときに料理酒を切らしていたので、そのような時のために買っておいたカップ酒を開けたこと。料理には大さじ3程度しか使わないので、残りを捨てないでとっておいたこと。とっておくために、
青汁シェーカーに入れて冷蔵庫にしまったこと。
これらが0.1秒くらいで頭の中を駆け巡りました。
「どうしよう、にくまるに日本酒飲ませちゃった!!!」
既にグビグビと美味しそうに何口か飲んでしまっているにくまるの口から哺乳瓶を引っこ抜き、状況を飲み込めていない夫にパニックになりながら説明しました。
そして、救急車を呼ぶ前にこちらに電話をしました。
公益財団法人 日本中毒情報センター
http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf
こちらの、大阪中毒110番(24時間対応)というところです。
センターの方に、
●今のにくまるの様子(意識はあるか、吐いたりしていないか、顔色はどうか等)
●にくまるの年齢、体重
●飲んでしまったお酒の種類、アルコール度数
●飲んでしまった量
これらの情報を伝えると、電話の向こうでセンターの方が何やら計算しています。そして、
「お子さんの年齢と体重、摂取したと思われるアルコールの量を考えると、救急車を呼ばれた方がいいと思います。」
そう言われたので即座に119番にかけました。
そこから救急車が到着するまでの15分間が果てしなく長い時間のように思われました。普段であればミルクを途中で奪われでもしたら怒って大声で泣きわめき暴れるにくまるが、腕の中で赤い顔をして静かにしていました。
長くなったので続きます。
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