Slow LIVE in 池上本門寺
今日から3日間、東京の池上本門寺というお寺で『Slow LIVE』という小さなフェスが開催されています。
お寺の敷地内にステージを作って、グッズや飲食物を販売するテントまで出ているみたいです!こんなイベントがあるなんて東京はいいなあ…。
さらにこのフェスのすごいところは、
本門寺に設置してあるライブカメラを通して、
ライブの音声をリアルタイムで聴くことができるのです!!
(「今の池上本門寺をライブカメラでご覧戴けます。」と書かれています。
頭の中で「いつ観るの?」「今でしょ!」というやり取りが繰り広げられました。ふ、古っ!!
今日じゃなかったら、いったいいつ誰が何のためにこのライブカメラから池上本門寺を観るのかがすごく気になります。)
というわけで、「送料無料の商品なのに『北海道・沖縄・離島は送料が発生します。』と言われてしまい疎外感で涙する」地域の私も、この素敵なフェスをリアルタイムで楽しむことができました!
池上本門寺さん、ありがとうございます。
今度お寺に、お寺に……遊びに?お参りしに?手を合わせに?とにかく、お寺に行ってみたいと思います!
今日のセットリスト。
①Hum a Tune
②ローラー・ブレイド・レース
③髑髏
④今夜はおやすみ
⑤サンシャイン日本海
⑥朝日のあたる道
⑦フリーライド
⑧希望のバネ
すべての曲が「あっこれあの曲だ!」とイントロでわかったのでなんだか満足感がありました。アルバム『ラヴァーマン』からの曲が多いです(④⑤⑧)。
ちょうど子どもの寝かしつけの時間だったのでスマホで聴きました。イヤホンの調子が悪かったため音量を最小にして布団をかぶって聴いていたのですが、子どもの頃に早く寝ないと怒られるので布団をかぶって夜更かししていた記憶が突如蘇りました。
途中動画が何度か途切れることがあったものの、それ以外は問題なく聴けたので驚きです!遠い昔、屋外のライブ会場に音漏れを聴きに行ったことを思い出しました。ライブカメラ、優秀…。いい時代ですね、本当に。
今日演奏された曲の中で特に好きな曲が③の髑髏(しゃれこうべ)です。
これは『東京 飛行』というアルバムに収録されている曲なのですが、田島貴男さんの古くからのお友だちが亡くなったときに作られたというだけあって歌詞が泣けるのです。
“憶えているかい おまえと通った ジャズの古いレコードばかりかかる店
もう少したくさん話したかった 黙って行ってしまうなんてちょっと酷いぜ”
自分の仲のいい友だちを思い出しながら聴くと、もしその友だちが亡くなったらどうだろう…と想像してしまい、こみ上げるものがあります。
“暇そうでいい女見かけたら 声をかけて
シャイなふりをしたおまえに すぐに紹介するぜ”
ここも、田島貴男さんとお友だちが本当に親しかったのだなあと思わせる箇所でとても切なくなるのですが、「いい女」という表現、これが好きですね。私の父親(ほぼ還暦)なんかはよくこの表現を使う一方で、同年代の友人たちが使っているのはあまり聞いたことがないのです。男女平等の世代にはなじまない表現なのでしょうか。大学生の頃、当時好きだった先輩が「ぶた子はいい女だよ」と言ってくれたのが、「かわいい」とか「綺麗」とか言われるよりずーっと嬉しかったのを思い出します。
今日はライブを聴くことができて元気が出ました!
10月のひとりソウルがとても楽しみです。