イキリーとギャングと私
他人のあだ名を考えるのが好きです。
あだ名というか、コードネーム。
一番最初に考えたのは中学2年生の時でした。
同じクラスに好きな男の子がいて、
仲間内でその男の子の話をしたい→でも本名で呼んでいると誰かに聞かれたときに困るよね→そうだ、聞かれても大丈夫な呼び方をしよう!
という流れで一生懸命考えたコードネームは『王子』。
安直。
このような経緯で考え始めたコードネームでしたが、徐々に「友達に近況を話すときに便利だから」と目的が変容してきました。
例
~コードネームがない場合
私「ねえ聞いてよーこないだ山本さんがさー」
友「山本さんって誰だっけ?」
私「ほら、若い頃あんまりヤンチャしなかったからいいトシしてまだイキってるオジサン」
友「そんな奴何人もいるじゃん」
私「えーとね、私にマウントとってくる人。いちいち言うこと否定してくるマン」
友「あーはいはい、いたねー!その山本さんがどうしたの?」
~コードネームがある場合
私「こないだイキリ眼鏡がさー」
友「うんうん」
話が早い!!
というわけで実例を紹介します。
Case1 おしゃべりなおばさんみたいな年上男性
私「山本さん(※眼鏡かけてる)なんか悪ぶってくるし常に上から目線なんだけど。」
友「ぶたちゃんに対してマウント取りすぎじゃね?」
私「そう思う?そもそもイキりすぎだよね」
命名 イキリ眼鏡
Case2 感じのいい年下ボーイ
先輩「坂本(※眼鏡かけてる)はヤンチャになりたいんだよ」
私「えっ意外。坂本くんのどういう言動からそう思います?」
先輩「まずは車だよねぇ。〇〇っていう車。」
私「(画像検索)うわあこりゃーヤンチャだあ」
命名 ヤンチャ眼鏡
Case3 イケメンとの誉れ高い同級生男子
友「今井くん(仮名)って優しいし話し方ソフトだし、それでいて男らしいとこあるしいいよね♡」
私「いちいちイケメンだよね。あのパーマもダビデ像チックでかっこいいし」
Case4 最近見かけない某俳優さん
漫画が原作の某タイムスリップ系医療ドラマを観ながら
夫「この俳優なんか干されてたよね」
私「たしか未成年への淫行か何かして問題になった気がする」
命名 干されスケベ
Case5 大阪在住の親友が最近親しくなった男性
私「でその人だれに似てるの?」
友「エグザイルのランディーやな」
私「待ってそれメンディーじゃない?ランディーって。ランディー・バース(阪神)かよ」
命名 バース
Case6 若い頃相当ヤンチャしてたイケてる先輩
先輩「俺は元ヤンではないよ~」
私「じゃあどういう不良活動をしていたんですか?」
先輩「うーん。シティーギャング?カラーギャング?まあそんな感じかなあ…」
私「(落ち着いたジェントルマンと思っていたが、まさかの…)」
命名 ギャング
一例ですがこのようなコードネームを考えました。
ちょっと気に入らない人だったり、身近な人だったり、よく話題になる人だったり。対象は様々だけれど、共通しているのは
気やすくその人の名前を呼び捨てにするのは失礼だ
という礼儀であり愛です。
決して面白がって呼んでいるわけではありません。コードネームとはいうものの、つまるところニックネームです。ニックネーム=愛称、すなわちそこに必須なのは愛です。イキリ眼鏡に対しても愛を持って………うーん…………愛を持って接しています。自分なりに。
最近ではイキリーって略しちゃってるけどね。
でも嫌いではないんだよ。
だから仲良くしようよ。イキリー。
続く。