どこまでも果てなく堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

ああでもないこうでもないと考えたいろんなことをちょこちょこ記録します。

三年ぶり三度目(その2)

救急車は最寄りの消防署から来てくれるとのことで、その間に

・まだ帰宅していない夫へ
→救急車を呼んだ旨連絡

・市内に住む両親へ
→救急車を呼んだ旨と、眠っている子どもたちの見守りのためこちらへ向かって欲しい連絡

・隣家の方へ
→両親がこちらへ到着する20分後まで子どもたちを見ていて欲しいとお願い(歩いて行った。しんどかった)

・オンライン飲み会の約束をしている親友(@大阪)へ
→救急車を呼んだので申し訳ないけれど今日の飲み会は難しい旨連絡

これらを行い、あとはカバンに保険証やお財布を入れ、靴下を履いてジャンパーを着て、発作が続いているのでストップウォッチの時間も確認しつつあまり動き回らずにひたすら待つ。
(このあたりの用意周到さは、前回救急車に乗せていただたいた経験→https://butakosan.hatenablog.com/entry/2017/06/09/233522や、陣痛が来たときにストップウォッチで計った経験が活きているとしか思えない。)

ソファーで天井を眺めてじっとしていても胸が潰されるような痛みと息苦しさはなかなかおさまらないし、動悸が激しくなっているのもわかる。
このあたりで改めて思った。
 
 
私死んじゃうのかなあ
 
 
こんなタイミングで死ぬなんて思わなかったな
こないだ参列したお通夜で
「私が今こうなったら誰が来て誰が泣いてくれるだろう」
とか考えたのが無意識に死亡フラグ立てることにつながっちゃったのかなあ
子どもたち、せめて成人するまでは見守りたかった。ごめん
夫、ひとりで寂しいだろうけど撮りためたYouTube動画やイヤーアルバムを見てなんとか暮らしてくれ
お父さんお母さん、順番守らなくてごめん
弟、新型コロナにかかるなよ
 
ふいに涙が出てきて、目尻から耳の方に流れていった。冷たかった。
 
 
 
長い長い時間が経った後で救急隊の方が到着したので「こんなコロナコロナで忙しい時期なのにすみません。」と伝えると、皆さん「そんなこと気にしないでください。具合が悪くなる方はいつだっていますから」と落ち着いた声で優しく返してくれた。そして担架に乗せられたまま救急車へ。
今は病院到着前に救急車内でも詳しい心電図を取れるらしく「服をめくってもいいですか?」と尋ねられたので「あーいいですいいです!だーいじょうぶです!!」と勤務先の営業マンのおじさんばりに威勢よく答える。
 
ーー腹や下乳を見られるのは某とて恥ずかしい。35歳二児の母といえど未だ恥じらいは捨てておらぬぞ。されど命には代えられまい。
 
冷静であろうとしているのに内心は取り乱しているのか、脳内に突如武士が出現。その武士が喋っている状態で心電図を取ってもらい、体温を測った。
 
 
受け入れ先の調整を経てから救急車は最寄りの病院へと向かう。そこはたまたま祖父が亡くなる直前に入院していた病院で、「おじいちゃん助けて」と強く念じた。