夏休みの出来事
札幌ではトンボが飛び始めています。もうすっかり秋になってしまいました。
子どもの幼稚園の夏休みも間もなく終わります(北海道は夏休みが短く、その分冬休みが長いのです)。
ぐああーーー長かったあああ……!!!
5歳女児と2歳男児がずっと一緒に家にいると一日中喧嘩してますからね。15分おきくらいに喧嘩。なんでそんなことで喧嘩するのかっていうようなことで喧嘩。ストレスが溜まりすぎて、持病の経過を見るための定期的な血液検査で数値がちょっと悪くなっちまいました(おーい勘弁してくれーい)。
このような話をもう育児が終わった方にすると、
「そういうのも子どもが大きくなってしまったらいい思い出になるのよー!」
と言われることが結構あります。ほんとかよ。
半信半疑な私は母に聞いてみました。
すると
「いい思い出ね…
そんなこともあったと懐かしくは思う。あの頃は大変だったな…と。」
「うるさいなと思っていた。ストレスで偏頭痛になった。」
大していい思い出になってない。
母の、事実を美化したりせずありのまま受け止めて処理するスタンスは気に入っています。なかなか信頼に足る人物だなと思うのです。私も見習いたいと思いました。
ちなみに私は母がストレスからくる偏頭痛に苦しんでいる間、
「お母さんはいつも家にひとりでいて寂しいだろうから、夏休みは私や弟がいてうれしいだろうなあ!お母さん、寂しくなくてよかったね!!」
と思っていました。15分に一回弟と蹴り合い殴り合いの喧嘩をしておきながら。優しいね!!!つくづくおめでたいやつだなあ。
というわけで心身ともに疲弊しきっていた夏休み中、日本の各地ではいろいろなことが起きていました。中でも一番印象に残ったのは、山口県で2歳0ヶ月の男の子が行方不明になり、ボランティアの男性によって約3日ぶりに無事発見された事件です。
うちにも2歳の男児がいるので、行方不明になった経緯を聞いた時点で「なんだよそれ、そんなことあるかよ!?」と思っていました。まだ1歳の子(行方不明になった時点では2歳直前でした)をひとりで行かせちゃだめでしょ。
その男の子がなかなか見つからないのも本当に気の毒でした。親も、男の子をひとりで行かせてしまったおじいちゃんも生きた心地がしないだろうし、男の子もひとりぼっちでどんなに心細いだろうと。健康面も非常に心配でした。我が家の2歳男児が風邪をひいて夕食と翌日の朝食を食べられず低血糖による痙攣を起こしたことがあり、小さい子どもが食事をとれないことの危険性を十分に認識していたからです。
そのため、ボランティアの男性が男の子を発見したというニュースを目にしたときにはとにかく驚きましたし、奇跡のような出来事だと思いました。その男性がボランディアをしている動機やこれまでの活動実績も素晴らしく、世の中には立派な人がいるものなのだなあと感動したものです。この夏の、とても素敵なニュースでした。
しかしながら。
男の子が見つかった翌日くらいからでしょうか。Twitterのタイムライン上になんだかもやもやするツイートがちょこちょこ出現するようになってきたのです。
それをまとめた記事がこちら。
うーん。
なんだろう。
「始末が悪い」という言い回しにも、この記事そのものにも違和感しかありません。
この違和感はいったいどこからくるものなのか考えてみました。
長くなったので次回につづきます。