北海道の冬は大変なのか・前編
今日は首都圏で大雪が降り大変なことになっているようです。
一方札幌はというと、今年は雪が少なくて張り合いがないくらいです。もうちょっと降ってくれないと雪まつりの雪像が綺麗に作れないから頼むよ!!!
昨日、近畿在住の知り合いの方が旦那さんとこんな会話を交わしたと聞きました。
知り合いの方「北海道に行きたいね。冬なら休みも取れるし、雪まつりもあるしどう?」
旦那さん「わざわざ大変な冬の北海道に行く気がしない。」
冬の北海道旅行、あえなく却下。
NOOOOOOOOOOOOO!!!!!
北海道の冬は大変。
誰ですか、そんなこと言ったのは?
首都圏で雪が降ると交通が麻痺する。わかる。
ということは、毎日大雪が降る北海道は日々混乱の極みだろう、ということかな?ちがう。
違うのです!!!
意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、札幌に関して言えば、おそらく道外の方が思うほど大変ということはありません。
以下、理由を順に説明します。
1.主な移動手段が地下鉄である。
観光客の方が市内観光をする場合の主要な目的地(時計台・大通公園・札幌駅・すすきのあたりでしょうか)も、市民が買い物に繰り出す場所も、いずれも地下鉄で移動可能です。地下鉄は雪の影響を全く受けません。そのための地下鉄です。
ちなみに市営地下鉄南北線には、地下鉄なのに地上を走る部分が4駅分あるのですが、その間は大きな窓がついたトンネルのようなものの中を走ります!
これ。
めちゃくちゃかっこいいですよね?
こんなの日本でもここだけですよ?(本当)
これに乗るためだけでも札幌に旅行したくなりませんか?
2.雪が降るときちんと除雪される。
それでは、「地下鉄の走っていないエリアに行きたいときはどうしたらいいんだよ?」と思った方。札幌の除雪費用が年間いくらかかるかご存知ですか?
約190億円です。
これがどういうことかというと、雪が降るとすぐに除雪車が出動して雪をよけてくれるということを意味するのです。
したがって、雪が原因で交通が麻痺するというのは余程のことがない限りまずありません。バスもタクシーも頑張って走ります。どの運転手さんも腕に覚えのある猛者揃いですし、なんたってスタッドレスタイヤ履いてるからね!!!
雪に慣れていること、備えがしっかりしていること、そこが雪の降らないところとの違いでしょう。
長くなったので後編へつづきます。