ひとりソウルを振り返って・その壱
昨日は田島貴男さんのひとりソウルツアー最終日&岡村ちゃんのレッドツアー最終日でした。
前者は渋谷、後者は名古屋での公演だったので観に行けなかったのですが、Twitterのタイムラインはたじまんファンの方とベイベ(=岡村ちゃんのファン)の方の興奮と感動のツイートで溢れかえっていました。ああいいなあ。
ひとりソウルが全公演無事に終了したので、札幌公演を振り返ってみたいと思います。
10月15日(日)。もう1か月以上も前のことなのですね。
オープニングは、ステージ後ろのスクリーンに動画が映し出されるところから始まりました。レコードが回転しています。「プチプチ」という音。これは、数か月前からアナログレコード関連のツイートが一気に増えたことと関係しているのだろうと思わざるをえません。
回転しているレコードに針を落とすと、ステージ奥から田島貴男さん登場。そしてスクリーンにドッペルゲンガー田島(というネーミングらしいです)が映し出されました。ひとりずつ現れるのです。一番左にエアドラム田島、次に一番右・エアベース田島、そのふたりの間にコーラス田島A、コーラス田島B、コーラス田島C。そして目の前にリードボーカル&ギターのリアル田島。
なんじゃこら。
最前列かつたじまんの正面ということで、もう目に入るもの全てを記憶しておこうと思っていたのですが、情報量が多すぎます。濃すぎる。濃すぎて処理しきれない。ちょ、ちょっと待って落ち着こう。私は誰を見たらいいのかな?目の前のたじまんかな?後ろの人たちかな?って後ろもたじまんじゃーん!しかも5人もいるしーーーー!!!よく見るとドッペルゲンガー達の表情がまたいいんです。眉根を寄せて演奏(※エア)に没頭している。で結局どこ見たらいいのかな?
というような感じで、あたふたしているあいだに「ひとりソウルショウのテーマ」が終了。ドッペルゲンガーたちとタイミングを合わせてお辞儀をするリアルたじまん。グッときました。ドッペルゲンガー一旦去る。
そして本編へ。
1曲目は、まさかの『フレンズ』。(2ndアルバム『結晶』より)
いやーーー素晴らしかったですね。元々けっこう好きな曲だったのですが大好きになりました。(夏のツアーで1曲目だった『Hum a Tune』も大好きになったとか言っていたような…)
作詞は木原龍太郎さん。『フレンズ』という曲名なのに、友達同士なのか恋人同士なのか歌詞を読めば読むほどわかりません。そんな不思議でロマンチックな歌詞です。作曲が田島貴男さんなのですが、歌い出しから切なく甘いメロディーです。サビも最高すぎて何も言えない。はあ。
そんな名曲なのですが、特に
♫瞬間に口づけたら 月も見てみぬふりさ hey hey hey
というところのメロディーの美しさとロマンチックな歌詞との調和、ため息が出るほど素晴らしくて20世紀を代表する曲に挙げたいですし、私の葬式で流してほしいです。なんで見てみぬふりなの?ただならぬ関係なの?(と、ファン仲間の方と議論してしまったくらい好きな曲になりました。)
これを生で聴くことができてちょっと涙ぐみました。
オリジナルは若々しくて甘い歌声なのですが、今の田島さんが歌うとこうなるんだなあってしみじみしてしまいました。
その後1曲か2曲演奏してからの最初のMCはこんな感じでした。
「北海道涼しいと思ってきましたけどね、全然涼しくない。あっつい。」
そりゃ最初から全力で演奏していたら暑いだろうなあと思いました。顔に吹き出した汗をタオルで「チョンチョン」ではなく「グオオっ」と拭う姿が男らしくてワイルドで素敵でした。ちなみにこのMC、夏のバンドツアーのときと同じだった気がします(笑)。
あと印象に残っているのは、『希望のバネ』を歌う前に「希望の、というのがちょっと歌いにくくなってしまって」と言われていたことです。ちょうど選挙の前だったので。時事ネタですね。
…『フレンズ』について熱く語りすぎて長くなりました。次回へ続く。