靴を磨いた話
ゆきまる(娘・4歳)の体操教室も今日で三日目を迎えました。
今日も今日とて若い男性コーチの肉体をチラ見していたのですが、あるコーチが側転を実演したときにTシャツがみぞおちくらいまでめくれていて、「キャッこれ見ちゃだめなやつ!じゃなくって見ておかないといけないやつ!!え、ちょ待ってそれじゃ私ただの変態じゃん!!!」と取り乱しながらもしっかり凝視しました。(完全に変態。)
昨日岡村ちゃんのイラストを描いて思い出したのですが、Twitterのフォロワーさんの中にはベイベ(=岡村ちゃんのファンのことをこう呼びます)の方がかなりいらっしゃるので、タイムラインにはベイベさんたちのディープなツイートが連日&終日流れています。(これのせいで図らずも岡村ちゃんをちょっとずつ好きになってきてしまっているのですが、その話はまた後日改めていたします。)
そのディープなツイートたちの中で印象的だったのが、
『次の中から1つ選ぶならどれがいいか?
1.DATE全回通う
2.DATE毎回神席
3.岡村ちゃんと結婚する
4.岡村家の猫になる』
このような質問と、これに対する回答です。(この質問からしてどっかおかしいとか、いい大人がこんなことを真面目に考えるのがおかしいとか言う奴もうgood nightしてください。)
このツイートをされたベイベさんはですね。
4を選んでいたんですよ。
泣けましたね。
理由がまた泣けるの。
「4なら、ずっと一緒にいられるから。」
グスン…。ティーンエイジャーの私なら間違いなく3を選んでいましたが、そんな自分に「この青二才めが。」と言いたくなります。
結婚してしまうといろいろ見えてきますからね。ずっと一緒にいられないリスクだってありますよね。
うちは結婚して今年で7年になりますが、もちろん良いことばかりではありません。
交際しているときと結婚してからで一番大きく、かつ重大な変化だと思ったのは、喧嘩した時に逃げ場がなくなることです。付き合っている相手となら、お互い頭を冷やす間ちょっと会わないでおくということができますよね。それが結婚してしまうと、ブルジョワではない故、狭い家の中で顔も見たくない相手と毎日顔を合わせなくてはいけないのです。いかにも機嫌の悪そうな顔をした相手と。そのため、和解成立までのなんともいえない時間をやり過ごすテクニックが自然と身についてゆきます。
私の母は、父とケンカしても家事は手を抜かない人でした。喧嘩して腹を立てていることを理由に家事を放棄することで自分に落ち度を作りたくないというのがその理由だったように思います。自分はあなたに腹を立てているけれど、あなたに対してやるべきことは果たしていますよと言える状態でいたいのでしょう。これは私も同じです。なので、夫婦喧嘩中であっても食事も作るし洗濯もします。靴も磨きます。もちろん内心は「なんであんなやつの靴なんか磨かないといけないんだ!」と思っていますよ。しかし磨くのをやめるわけにはいかないので、そういったときにはそのときに一番マイブームの人の靴を磨いていると妄想してモチベーションを上げることにしています。
「今日は綾野剛の新作映画の舞台挨拶…マスコミも大勢来るのに靴が汚れていたらカッコ悪いでしょ?いや、それどころかニュースになってしまうかもしれない。“綾野剛、多忙で靴もボロボロに?!”みたいな見出しがYahoo!トップページに載ってしまうかもしれない。ひゃーそれだけは困る!できるだけ丁寧にピカピカにしなくちゃ。綾野剛もきっと、『ぶた子さん、ありがとう。』と言ってくれるだろう。笑顔で。ちょっとはにかみながら。くうーーーたまらぬううう!!!(興奮)」
ここまでくると憎きあんなやつのことは脳裏から綺麗サッパリ消え去っています。そして、なんとなく仲直りすると。
詰まるところ何を言いたいかというと。
妄想。それは平和と秩序維持のために欠かせないもの。