どこまでも果てなく堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

ああでもないこうでもないと考えたいろんなことをちょこちょこ記録します。

理不尽すぎる話

先ほどバスに乗っていると、男子高生が乗ってきました。

背が高くて痩せていて、全体的に小綺麗で目がぱっちりしたイケメン。ちょっと気だるげな感じがまたグッときます。昔、おじさん達が若くて綺麗な女性を見ては口にするたびに「だったらなんだっていうんだよ…」と心のなかでひそかにツッコミを入れていたセリフ、「あー自分がもうちょっと若かったらなあ!」というセリフが脳裏をよぎりました。

そんな風にちょっといやらしい目で男子高生をチラ見していたのですが、あるものを目撃した瞬間、私のテンションは下がりました。

リュックの肩ベルトがねじれている。

しかも、得体の知れない何か白いもので汚れている。(よだれ?まさかそんなはずはない。)

 

私も二児の母なので「あらーベルトねじれてるわよ、しかも汚れもついてる!も~しょうがないわね!」と思ってあげるような母性を備えていても全くおかしくないと思うのですが、そういう気持ちは1ミクロンたりとも湧いてきませんでした。

これはいったい何故か考えてみたのですが、彼が私の理想とするタイプに近かったからだと思うのです。背が高くて痩せていて小綺麗な目パッチリのイケメン。素晴らしいです。国の宝です。でも、いや、だからこそ?リュックの肩ベルトは汚れていてはいけないのです。だって全体的に小綺麗なんですよ。髪にワックスで毛束作るより前にその肩ベルトをウエットティッシュで拭こう?

 

理想のタイプに近ければ近いほど些細なことでがっかりして幻滅してしまう…そんなことを昔から幾度となく繰り返してきました。ひとえに私の器の小ささが原因です。今後治る見込みはないと思いますが。

今日は懺悔の意味を込めて、理想のタイプに近いのに全くもって大したことのない理由でテンションが下がってしまったシリーズを書いてみたいと思います。

 

3位

背が高くて痩せていて目パッチリの中山くん(仮名)。髪質は硬い方らしくいつも長めでモワっとしていたのですが(それも良かった)、あるとき髪を切ってきました。それがかなり思い切って短くして坊主寄りのスポーツ刈り。似合ってない。友だちが笑いを堪えながら「中山くん爽やかになったね」と耳打ちしてきました。普段とのコントラストがすごい。散髪したんだから毛先が整っていて当然です。でも、やっぱりだめだ。

 

「散髪してきて仕上がった髪型が整いすぎていてテンションが下がった」

 

2位

紺色の半袖シャツを着て登校してきた、背が高くて痩せていて目パッチリの松橋くん(仮名)。普通のシャツにしてはすこし生地が厚め…?珍しい服だなあと思って袖口を眺めていると、裏地が黄色いのです。あれ、この色見覚えがあるような…?後日、すべてが明らかになりました。紺色のシャツをひっくり返すと黄色いシャツになるのです。なんて機能的なのでしょう。でも、なんかだめだ。

 

「着ていた服がリバーシブルでテンションが下がった」

 

栄えある1位は

夏、オシャレなリュックを背負って教室に現れた背が高くて痩せていて小綺麗で目パッチリの神岡くん(仮名)。隣にいた友人に「今日もあちーな!」と言いながら爽やかにリュックを下ろす姿をひそかにいやらしい目で凝視していたところ、背中にめっちゃ汗かいてる。しかもリュックの形に色が変わってる。オシャレなグレーのTシャツが変色してる。汗をたくさんかくのはいいことです。でも、理不尽極まりないけどだめだ。

 

「リュックの形に大量発汗しているのを見てテンションが下がった」

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自分で書いてみて思いましたが、最低です。

ひとつ救いがあるとすれば、どの人も彼氏というわけではなく私がこっそり一方的に好きだっただけだということです。

 

 

よかった、こんな理不尽な理由で恋人に別れを告げられた可哀想な男の人達はいなかったんや。