どこまでも果てなく、堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

好きな音楽や子育てのことなどをイラストつきで日々記録します。

並々ならぬ思い入れがある曲の話・その弐

前回の記事で熱く語ってしまった『虹と雪のバラード』の思い出。

butakosan.hatenablog.com

小学校に入学した6歳の頃から卒業まで何かあるたびに歌わされていたこの曲ですが、歌詞の意味を考えたことはあまりありませんでした。子どもの頃って単純記憶が優れていて、言葉の意味や言葉同士のつながりを考えずに丸暗記するのが苦ではないんですね。しかもこれを覚えた当時はまだまだ語彙も少ないものですから、意味がわかる部分とわからない部分がある状態のまま呪文のように歌っていた記憶があります。

果たしてこの曲は一体どんなことを言っているのか?

あの頃から25年以上が経って全体の意味がわかるようになった(と思われる)今、初めて気になりました。そこでこれを機に改めて考察してみよう…というのが今回の試みです。

 

まず、『虹と雪のバラード』というタイトルから見てみます。

ここに出てくる「虹」と「雪」という単語、これらはそれぞれ1番の冒頭と2番の冒頭に出てきます。

 

の地平を 歩み出て”(1番)

の炎に ゆらめいて”(2番)

 

変にひねっていない素直な曲名なのですね。

 

それでは歌詞の解釈に入ります。

記事冒頭で「歌詞の意味をあまり考えずに歌っていた」と書きましたが、それでも一箇所だけ昔からどうしても気になる部分がありました。それがこちら(下線部)です。

 

“ぼくらは呼ぶ あふれる夢に

あの星たちのあいだに

眠っている北の空に

きみの名を呼ぶ オリンピックと(1番サビ)

 

ここ、実際に歌うと「きみのなをーよぶーオリーンピーックとおーーー」となります。

この歌を教えられた直後は、実は「きみの名を呼ぶ オリンピック塔」だと思っていました。

「きみ」というのは恋人なのか友だちなのか家族なのかわかりませんが、特定の誰かというよりは「大切な人」という抽象的な存在。その「きみ」の名前を「オリンピック塔」で呼ぶのです。当時おじいちゃんがよく連れて行ってくれた公園に「百年記念塔」という建築物があったことや、札幌市のシンボルが「テレビ塔」であることから、オリンピックを記念して建立された「オリンピック塔」なるものがあり、そこで「きみ」の名前を呼ぶのかと思っていたのです。山頂から誰かの名前を大声で叫ぶ要領で。

しかし、文字を勉強して初めて歌詞を見た時、衝撃を受けました。

 

“きみの名を呼ぶ オリンピック

 

塔じゃない。

 

そこで次に思いついたのは、「と」を英語のwith=「~と一緒に」の意味で使っているという解釈でした。オリンピックを擬人化して、オリンピック「と一緒に」(=with)きみの名を呼ぶ、という意味に捉えたのです。「おい、きみもここへ来いよ!オリンピックと一緒に待ってるぜ!!」というような感じです。これだと文章としてはそこまでおかしくならないのでこのイメージで30歳過ぎまで歌い続けてきたのですが、1年すこし前に何気なく口ずさんだときにちょっとした違和感を覚えました。そして歌詞を読み直してふと思ったのです。

あれ、これってもしかして、

 

きみ=オリンピックなんじゃないの?

 

諸説あるかもしれませんが、今はこの解釈が正解なのではと思っています。

この部分が一見するとわかりにくいのは倒置法が使われているからで、その部分を普通の順序に直してわかりやすくしてみると、

 

「オリンピック」、と君の名を呼ぶ

 

となるのではないでしょうか。

 

…と、ここまで考えたところでこの解釈でいいかどうか弟にLINEして意見を求めてみました。

弟は私と同じ小学校に通い、同じく6年間この曲を歌わされ踊らされてきた30男です。私と真逆のバリバリ理系タイプなので歌詞の解釈なんて興味がないといって既読スルーされるだろうか…そう思っていたそのとき、返信が来ました。めっちゃ長文。さっそく読みます。

 

…なん、だと…?

 

国語は苦手だろうと見くびっていた弟による歌詞の解釈は次の記事にて。

 

図解、1が「オリンピック塔」説、2が「withオリンピック」説。

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