どこまでも果てなく堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

ああでもないこうでもないと考えたいろんなことをちょこちょこ記録します。

パヤオの話

(前回までのあらすじ)

毎年恒例となっている学生時代の仲間との旅行で、ひどい酔い方をしたメンバー(我が国が誇るアニメ界の超大御所映画監督に似ていると言われて怒ったことがあるので、以下、パヤオ」という。)に絡まれたわたくし。パヤオに対して激怒する一方で、パヤオは酔っぱらいの類型ではどのタイプに該当するのか考えてみたところ、「バイオレンス型」「スケベおやじ型」でもなく「ユートピア型」がエスカレートした結果なのではという結論に達する。そして「バイレオンス型」の特徴を考えている中で、12年ほど前に当時の同級生・綿井が「バイオレンス型」のお手本のような酔い方をしてひどい目に遭わされたこと、それをイケメン同級生・ダビデが助けてくれたことを思い出したのであった。ダビデ…惚れてまうやろ。

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ダビデのかっこいいところを紹介します。
実家に帰るたびに「もみじまんじゅう」を買ってきて、クラスのみんなが食べられるように自習室にそっと置いておいてくれるダビデ。それがとても美味しいので、ついついこらえきれず20個入りのうち5個くらいを(少なめに申告しています。)食べてしまいました。もちろん、いけないとは思ったのですが。しかしダビデはそんなどうしようもない私に対して怒ったり文句を言ったりせず、「ぶたちゃんはほんとにもみじまんじゅう好きなんじゃな~!」と笑って、次に帰省したときには5個入りを一箱特別に買ってきてくれたのです。

また、バレンタインの日にチョコレートケーキを作って男女問わず近くにいる人に配ったときのこと。1ヶ月後のある日、ダビデが「ぶたちゃん」と声をかけてくれました。振り返るとダビデはオシャレな紙袋を持っていて、「これ、バレンタインのお返しじゃけえ。」とすこし照れくさそうに渡してくれました。お返しをくれるなんて全く期待していなかったので驚きつつ中身を開けてみると、ヴィタメールの生チョコでした。

 

ダビデ

惚れてまうやろ!!


ところで、私の夫は、学生時代の同級生です。

 

そう、
そんな優しいダビデが今の夫です♡

 

 

…なんていう出来過ぎたいい話はどこにもなくて。

 

夫は、先日カラオケにてパヤオが乱心している間、同じ部屋の端っこで「ユートピア型」の酔っ払いとしてL'Arc~en~Cielの『flower』を熱唱していました。妻がパヤオに絡まれていることに全く気づかずに。

 

…。

 

冷めてまうやろ!!

 

 

今日はダビデのかっこいいところを紹介したかったのですが、ただの私の食いしん坊エピソードに終わってしまったのが残念です。

 

そして、パヤオ

酔って誰かに悪質な絡み方をするというのは、酔ったその時だけが台無しになるのではなく、絡んだ相手とのそれまでの関係性をも台無しにしてしまうくらいの破壊力を持つ行為だと思います。

パヤオに恋していた瞬間はないのですが、友だちとしてはとても好きだったので、それらの思い出に傷をつけられたような気さえするのです。

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さらば、パヤオとの楽しい思い出(泣)。

 

粗相してしまった側の人はどのように感じるのでしょう。自分の記憶が失われているその間に、古い友人との関係がギクシャクしてしまうようなことをしでかしたというのを知って、一体どう思うのでしょうか。

 

酒は飲んでも飲まれるなという言葉があまりにもピッタリな出来事でした。

いつかまたパヤオと飲みに行く機会があったら、そのときには彼がどのような酔い方をするのか注目したいと思います。(粗相シーンを後で証拠として提出するため、撮影の準備はぬかりなく。

がんばれ、パヤオ。引退するのはまだ早いぜ。