どこまでも果てなく、堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

好きな音楽や子育てのことなどをイラストつきで日々記録します。

ライブ@定山渓温泉

お盆期間中に、札幌の奥座敷・定山渓温泉へ行ってきました。

郷土愛が人一倍強いことをいろいろな方面に散々アピールしておきながら、定山渓という地名が人名由来であることを今回初めて知りました。

…。

新しい知識はすぐに誰かに言いたくなるタチなので書かせてください。

 

時は1866年。

北海道日本海側の各地で既に10年以上布教活動を行っていた岡山出身の定山という僧侶がおった。ある時定山はアイヌから「山奥に素晴らしい温泉が湧いている」という話を聞き、険しい山を越えてその地にたどりついたそうな。定山はそこに湯治場を造り、様々な人たちが湯治できるようにと考えた。しかしそこはとにかく山深いところであるため、病に苦しむ人たちにはあまりにも厳しすぎる道のりじゃった。

定山は開拓使に必死に温泉の有用性を訴え続け、それが認められて札幌と定山渓を結ぶ道路が造られた。いよいよ賑わいを見せ始める定山渓じゃったが、大雨による洪水や別の道路の開通で人通りが少なくなったことなどから苦境に立たされた上に、札幌の大不況で開拓使が温泉の経営から手を引いてしまう。施設のすべてを譲り受けた定山であったがその経営はとにかく困難を極めた。金策に走り、自らも老体に鞭打って札幌市中で托鉢する定山。

そのような状況の中でも定山は、かつて10年間世話になった小樽の張碓(はりうす)の住民たちを湯に浸からせたいとの強い思いを持ち続け、定山渓と張碓を結ぶ道路を拓こうとしておった。だが、道路開設に適した場所を調べるべく山に入った定山がふたたび帰ることはなかった。遺体となった定山が発見されたのは半月後のこと。美泉定山、享年72。老年期を定山渓という地の発展に捧げた老僧の死の報せはその地には届いておらず、長らく「行方不明」扱いじゃったという。

それから140年が経った現在。

定山は石像や立像となり、今も定山渓の地を見守っているそうな。

 

おしまい。

 

今自分が温泉に浸かって「いい湯だな~」なんて言っていられるのは先人の苦労のおかげなのだとしみじみ思いました。もしこれから定山渓へいらっしゃる方は、ぜひ定山さんに思いを馳せてみてください。

 

今回の定山渓行きは、夫が所属しているある団体での旅行でした。そのため、夕飯までは各々温泉へ!18時に大宴会場に集合!ずら~っとお膳が並んだところに浴衣のおじさん達がぞろぞろ登場!賑やかに食事を楽しんだら、酔って良い気分になったおじさんがステージに上ってリサイタルスタート!という、一昔前に日本の各地で見られた光景が繰り広げられました。

さて、トップバッターのおじさんが選んだのはいとしのエリー。微妙に桑田さんのモノマネをしながら歌は順調に進んでいくのですが、サビに入った途端、

「笑ってもっとベイビイーイ!!」

なぜかベイベーじゃなくてベイビイーイ。桑田さんっぽく歌ってるのに頑なにベイビイーイ。夫が「ここをベイビイーイって歌う人初めて見た…!」と驚いていました。そして、

「オリー!!マイラアアブ!!ソースウィー!!」

桑田さんのモノマネが過ぎたのか、エリーがオリーにしか聞こえません。この瞬間トドメを刺されました。いやこれすごい空気だなぁ…と思っていると、隣でゆきまる(娘・4歳)が

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幼児って怖いもの知らずです。

両親の「歌いたいおじさんおばさんたくさんいるから今度にしたら?」という必死の説得もむなしく、また、タイミング悪く良く司会者の方が近くに回って来られて「おっ!!ゆきまるちゃん歌ってください!!」煽る気持ちを盛り上げるようなことを言ってくれます。

すっかりその気になるゆきまる。「何歌うの?」と聞くと、「らぶま」。

ORIGINAL LOVE "ラヴァーマン" - YouTube

4歳児が、童謡やアニメの主題歌ではなくオリジナル・ラブ

夫は「ドラえもんとかプリンセスがいいんじゃない?」と誘導を試みますが、「らぶまがいい」。母、さっさとデンモクで『ラヴァーマン』を探す。ない。なんでないんだよおお!

仕方がないのでドラえもんの歌にしようかと提案しましたが、古い方のドラえもん(♪あんなこといいな)しか見つかりません。今のドラえもんのオープニングテーマが見つけられないのです。

「らぶまもないし、ドラえもんもないみたい。ゆきまる、また今度にしようね。」と両親および周りの大人が説得を試みますが、「いやだ歌いたい、ゆきまる歌いたい」と泣き出すゆきまる。

ゆきまるよ、我が娘ながらその根性あっぱれじゃ。

ぶた子「ゆきまる、『きみにいつまでもみとれたい』は歌える?」

ゆきまる「うん、うたえる!」

ぶた子「よし、じゃあお母さんといっしょに歌おう。」

なんとかやめさせようとしている夫を尻目に『プライマル』を入れて、

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無事、ふたりで温泉リサイタルデビューを果たしたのでした。

やさしい大人たちに拍手してもらい、すっかりご満悦のゆきまる。

いい思い出ができてよかったね。

 

ただ、サビの歌詞は「きみに いつまめも みとめがい」ではないんだけど…、

まあそれはいつか練習すればいっか!