どこまでも果てなく堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

ああでもないこうでもないと考えたいろんなことをちょこちょこ記録します。

おばさんに告ぐ

タイトルを見てイラッとした方、身構えた方はいらっしゃいますか?

大丈夫、私もおばさんだから厳しいことは書きません。

 

先日、幼稚園にゆきまる(娘・4歳)を迎えに行った帰り道。ゆきまるのお友達が声をかけてくれました。

お友達「ゆきまるちゃんバイバーイ!おばさん、バイバーイ!!」

ヒャー!!!

お友達のママ「(慌てて)おばさんじゃないでしょ!ママより若いのよ!!

うん、それお子さんにとっては全然重要じゃないと思います!!!

 

誰かに面と向かって「おばさん」と言われるのは実は初めてでした。いやあ不意打ちでしたね。その日はおばさん記念日になりました。

 

記念日を祝して、これまでに「自分はもうおばさんだ」と感じた瞬間を振り返ってみようと思います。

25歳、冷え症になったとき。いえ、このときはまだ大丈夫でしたが、上の子の妊娠中、人生初の白髪が一本生えていたときは目眩がしそうになりました。同じ頃こめかみにシミができて、このときも気絶しそうになりました(先日無事除去することに成功)。その数年後、朝からお化粧直しをしないままだった顔を夕方鏡に映してニッコリ笑ってみると、目尻にシワが出てきて青ざめました。あとは徹夜できなくなったとか、疲れがとれにくくなったとか、慢性的に肩こり・腰痛に悩まされるようになったとか…肉体は確実に老いていっていますね。もう30年以上ろくなメンテナンスなしに使い続けているのだから仕方ないですね。

 

けれど、自分の中で強く記憶に残っているのは、肉体の変化より意識の変化なのです。

28歳のとき。梅田にあるおしゃれな洋服屋さんでコートを購入しました。支払いをしようとPinky Girlsの紫色のお財布(とってもかわいい。)を出したときのことです。若いイケメン店員さんに言われました。

f:id:butakosan:20170803230230j:plainな、なんと…!!このイケメンさては、「おばさんなのにこんな可愛いお財布使ってるよ、ひひひ」とか思ってるのかな。一瞬そう考えてしまったときに、そんな自分に愕然としました。昔の自分なら、「イケメンにお財布可愛いって言われちゃった、えへへ。」と素直に喜べたのではないか?

そして、咄嗟に母のことを思い出しました。というのは、母がいっとき僻みっぽくなったというか被害妄想がいささか激しくなったことがあるのです。(お母さん、ブログにこんなことを書いてしまってごめんなさい。)当時「で、出ましたー!おばさん特有の被害妄想!!」と笑っていたので、自分が同じような思考をしてしまったことに気づいて「Oh...ついに…。」と思いました。

被害妄想が激しくなってしまう原因は何なのでしょう。こればかりは避けたいと思っています。切実に。

あとは、ママ友さんや新しく知り合った人と年齢の話になったとき、「いくつに見える?」と言いたくなってしまうことに気づいたときですね。もうこれは完全にアウトだという自覚があります。でもやめようと思ってやめられるもんじゃないんだよ(怒)!!!

 

さて、今の私のおばさんレベルはというと、「自分で自分のことをおばさんと言うのはいいけれど、他人に面と向かって言われるとちょっと嫌だなー」という段階です。しかし、上に書いたような経験を積むことで、いつしかおばさんの自分を受け入れ、他人から面と向かっておばさんと言われても平気になるのはもちろん、シミやシワさえも「これが私の生きてきた証なのよ。」なんてすまし顔でハリウッド女優みたいなことを言っちゃうようになるのでしょうか。ええ、きっとそうですね。今よりもっとおばさんになっている自分に告げておこう、そうでないと困るのだよ。

…待てよ、でもシミやシワを「これが私の生きてきた証なのよ。」なんて言えるようになっている頃には、次なる難問「いつからおばあさんになるのか問題」に直面しているのでは?

 

…。

 

とりあえず言えるのは、どんなおばあさんのことも「お嬢さん」と呼ぶみのもんたは女心をわかりすぎていて何度考えても超優秀。