大通公園と道新ホールの話
東京生まれ・東京育ちで、札幌移住後初めての夏を過ごしている夫に「札幌の人はビアガーデン好きだねえ。」と言われました。なんでも、先週は毎日飲み会が入っており、そのほぼすべての会場がビアガーデンだったそうなのです。
ビアガーデンといえば大通公園のものが有名なので、今シーズン一度は行っておきたいのですが、行ったらちょっとしんみりしてしまいそうです。何故かと言いますと、オリジナル・ラブのライブが行われた道新ホールが大通公園に面しているからです…(かなり深刻なたじロス)。
思い出に浸って泣きそうでプルプルしています。
道新ホールというのは道新ビルの最上階にあるホールで、ビル自体は色気も何もない普通の角ばった無機質なビルです。入り口も、青地に白で「道新ホール」と縦書きされた看板がくっついているだけで、派手さは全くありません。
なので、その近くを通るたびに「ここであんな激しいお祭りのようなライブが行われていたなんて…!」と思います。
そして、ライブ前の緊張して胃が痛くなる感じや、開演直前に照明が落ちて真っ暗になったときの心臓が口から飛び出してきそうなほどのワクワク感、一曲目の前奏が始まった瞬間に観客席の興奮が一気に高まったこと、田島貴男さんの歌声が聴こえてきたときに全身に鳥肌が立ったこと、ステージの照明が点いて明るく照らされた田島貴男さんの姿はぼんやりとしか見えなかったことなど、いろいろ思い出すのです。ある曲が演奏されているときに泣いていた隣の女性のことや、まだステージが真っ暗なときに「田島あーーっ!!」と叫んだ男性のことも。
叫び声といえば、東京のライブでは私の右の方から女性の「貴男ーー!!」という叫び声が聞こえました。それも二回。これは勝手な印象なのですが、昔からのファンの方ほど「貴男」と呼ぶ方が多いような気がします。そのため、「貴男ーー!!」とその女性が田島貴男さんの名前を呼んだとき、きっとその方はずっと前から田島貴男さんのことを好きで応援してきたんだろうな、そういう方は今日のステージをどのような気持ちで観ているのだろう…きっと、ファンになって数ヶ月の自分にはわからない境地に達しているんだろうなと考えてしまいました。
活動歴が長いミュージシャンには応援歴の長いファンがついているので、ライブの雰囲気がどこかあたたかいのではないかと思います。実際、オリジナル・ラブのライブのMC中にもそのような空気が漂っていました。
あー、たじロスが露呈してしまうのでライブの話は書かないようにしていたのですが、一度書いてしまうとだめでした。いろいろ書きたいことが湧いてきますね。
こうなったら、あえて次のライブのことを考えるようにします!
というわけで。
田島貴男ひとりソウルショウ@札幌まで
あと 74 日!(久しぶりのカウントダウン。)