七夕の願いごと
今日は七夕でしたね。
幼稚園~小学校まではなんとなく普段と違う日という感じがあったのですが、年をとるにつれて普通の日と変わらなくなってしまいました。
しかし今年は幼稚園で七夕まつりに参加する予定だった娘(ゆきまる・4歳)が胃腸炎で家におり、かわいそうだったのでいっしょに工作をしてみました。
一生懸命短冊に願いごとを書くゆきまる。
何を書いたのか見せてもらいました。
1枚目。
「にくまるが おおきく なたら
かみ きるとき はさみで ゆびはさまないように」
弟(にくまる・1歳)が大きくなって紙をはさみで切るとき、という状況がものすごく具体的かつ限定的です。
1枚目から自分ではなく弟のことを書いているのに母はひそかに心をうたれました。
2枚目。
「ゆきまるが にくまるに ぱんちとか しませんように。
ゆきまるが にくまるお つぶさないように。」
弟をパンチすることやつぶすことは神頼みではなく自分の意思でやめてもらいたいです。
「たじまたかおさんの おうちにいくとき みちにまよわないように。」
田島貴男さんのおうちに行くことは彼女の中では既定事項になっていることがうかがえます。道に迷うことを恐れています。
3枚目。
「にくまるが おきくなて ちゅうがくせいになたら
かえりとか いくときに みちにまよわないように。」
今度は中学生になった弟が道に迷うことを恐れています。
「おかあさんが おばあさんになたら
どおろ わたるとき ひかれないように。」
随分先のことを心配してくれています。
4枚目。
「あした とうきょうおばあちゃんの おうちに いくとき
みんなが みちにまよあないように。」
みんなが道に迷うことを恐れています。
なぜ彼女は道に迷うのがこんなに怖いのか夫と話をしてみましたが、おそらくゆきまるの読んでいる絵本の影響ではないかという結論に達しました。
絵本に描かれるシチュエーションとして、
「ある日、◯◯がお散歩していると、道に迷ってしまいました。…」
という設定から不思議なことに巻き込まれたり、あるいは怖ろしい体験をしたりというのが少なくないのです。周りに気を取られてふらふらせずちゃんと道順通りに進まないと(帰らないと)大変なことになるよという教訓ですね。
親や先生が「寄り道しないでまっすぐ帰りなさい」と言うよりも、絵本の方が子どもには大きな効果があるのかもしれない…と気づかせてくれた出来事でした。
さて、明日はゆきまるが短冊に書いたとおり東京へ行きます。
気温は札幌とさほど変わりませんが、湿度がすごいだろうなあ…。