ビートルズの話 その弐
以前書いた「ビートルズの話 その壱」の続きです。
ビートルズの4人はみんな好きなのですが、一番好きなメンバーはポールです。
どれくらい好きかというと、学生時代に好きだった男の子がぱっちり二重だったため、仲間内でこっそり『ポール』というニックネームをつけていたくらいです。
ちなみにポールとは今でも仲がいいのですが、陰でポールと呼んでいたことは本人には死ぬまで内緒にしようと思っています。
ポール(本人の方です)のどこが好きか、改めて考えてみました。当たり前なのですが顔だけではなく作る曲も書く詩も歌声も、ベースプレイがかっこいいところも好きです。いろんな楽器を演奏できるところも好きです。あ、背が高いところはもちろん好きです。
これまでの人生、辛い時にはビートルズを聴きました。
楽しいときにもビートルズを聴きました。
大学時代に、高校からの友達4人と屋久島の縄文杉を見に行ったことがあります。
通っていた大学が全員異なっていたため、住んでいる場所が札幌・仙台・東京・名古屋・京都とバラバラだった旅のメンバー。とりあえず福岡に集結して、そこから青春18きっぷで鹿児島まで南下し、貨物用フェリーで種子島を経由して屋久島に渡るという「お金はないけど時間だけはたっぷりあるぜ!」といった風情の旅です。
屋久島ではレンタカーを借りて車移動しましたが、メンバー全員がビートルズ好きだったので、車内ではずっとビートルズをかけていました。みんなジョン・ポール・ジョージすべてのパートを歌うことができて、誰が言い出すともなく常にハモっていました。
山道を走りながらみんなで歌ったこの曲を今でもたまに聴くことがあります。
メンバーのひとり・鈴本ができたばかりの彼女に毎晩毎晩電話するのがあまりにも鬱陶しくて腹が立ち、「あいつどうにかしてほしい」と怒っていたら他のメンバーになだめられたこと。
鈴本が「彼女がぶた子さんと話したいって言ってる」というので電話を代わって挨拶したら、「ぶた子さん鈴本くんのこと好きなんですか?」と疑いをかけられて「んなわけないしょや馬鹿者!!!」という言葉が喉元まで出かかったこと。
みんなで浜辺で戯れている時に鈴本がズボンのポケットに入れていたデジカメを海に落としたらしく、しばらくたってから「カメラがねえ!」と騒いでいたけれど、みんなあんまり慰めなかったこと。
車の後ろに積んでいた荷物が山道のカーブで倒れて鈴本のキャップにコーヒー牛乳がかかり、その後の登山の間じゅうずっと鈴本の周りにハチがたかっていたこと。
あの1週間の旅の思い出が鮮やかに蘇ってきます。
お気に入りの曲はどれを聴いても、何かしらの思い出がくっついてくるのがビートルズです。
また長くなったので続きます。
オリジナル・ラブのライブ@札幌まで
あと 5 日!(田島貴男さんは咳喘息らしいです…心配です。)
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