ビートルズの話 その壱
田島貴男さんは幼少期からビートルズを聴いていたということで、ブログやインタビュー、Twitterでたまにビートルズの話をされることがありますが、私の一番最初の音楽の記憶も(童謡を除けば)ビートルズです。
まだ幼稚園児だった当時、ドラクエおやじこと父が車の中でかけていたカセットテープに入っていたのがビートルズの赤盤だったのです。(ドラクエおやじのエピソードはこちらです。↓)
「この歌を歌っているのはどんな人たち?」と父に聞いて、「ビートルズ」という名前の外国人男性4人組だということを初めて知りました。そして、ジョン・レノンというメンバーは銃で撃たれてすでに亡くなっているということも。
(話は脱線しますが、幼稚園児は新しく知った単語を既に知っている単語と結びつける傾向があるような気がします。私も当時はそういった癖があったので、ジョン・レノンはずっと「レモン」=柑橘系の爽やかなイメージでした。そのため、初めてジョン・レノンの写真を見たとき、髪の毛もひげももじゃもじゃでおよそ爽やかとは程遠い風貌だったので、子供心にちょっとショックでした。)
幼稚園時代は英語はおろかひらがなも読めなかったため、気に入った曲は耳コピで歌詞を覚えて歌っていました。アメリカに旅行したときにたまたまそれを口ずさんで、外国人のおばさんに英語が話せると思われ話しかけられてしまったという話をずっと後になって母から聞きました。
アメリカ旅行中にも、現地で借りていた車ではビートルズがかかっていました。道中立ち寄ったショッピングモールでもビートルズが流れていたのを覚えています。
時は流れ、それから7、8年後。
当時流行っていた『夜もヒッパレ』という番組を観ていると、ゲストの誰かがある曲を歌いました。その印象的なイントロを聴いた瞬間、突如記憶の扉が開き、はるか昔に聴いたことがある曲だということが鮮明に思い出されました。
それが、ビートルズの『A hard day's night』でした。
The Beatles - A Hard Day's Night (HQ Sound) - YouTube
この曲を改めて聴いてみたいと思い居ても立っても居られなくなった私は、さっそく貯めていたお小遣いをお財布に入れてCD屋さんに行きました。当時のお小遣いはたしか、少女漫画誌『りぼん』が買えてすこしお釣りがくる程度。りぼんは400円だったので、おそらく月額1000円はもらっていなかったと思います。
そんな風にして手にしたのが、ビートルズの赤盤。自分で買った初めてのCDでした。
自分の部屋に戻りCDプレーヤーにセットして聴いてみると、親しみやすいのに印象的なメロディー、懐かしいコーラスに胸がときめきました。
そしてすっかりビートルズの虜になった私は、改めてジョンが亡くなってしまっていることに思いを巡らせ、ジョンがかわいそうで、窓際のベッドの上でひそかに泣きました。
長くなったので続きます。
オリジナル・ラブのライブ@札幌まで
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