副次的効果
新参者ファンの自分が、まだオリジナル・ラブを知らない方や、知っているけれど数曲しか聴いたことがないという方に、オリジナル・ラブの魅力をすこしでもお伝えしたいという思いで始めたこのブログ。読んだことで「オリジナル・ラブを知った」「気になり始めた」「曲を聴いてみた」という方がいらっしゃってとてもうれしく思っています。
ですが、思わぬ展開も。
オリジナル・ラブの元ギタリスト村山孝志さんの教え子だった友人(ニックネーム『教え子さん』)からLINEがきました。(この記事に出てきた友人です。↓)
教え子さん「ブログに影響され、岡本ちゃん(笑)の動画観たんだけど、あまりのキモさに笑いが止まりませんでした。」
ん?
教え子さん「岡本ちゃん…夫とすでにリピートしながら観てる(笑)」
んん?
教え子さんは新婚さん。そんなご家庭にふさわしい動画かどうかちょっと疑問が残るのですが…まずそこじゃなくて、岡村ちゃんですね。即座に訂正しておきました。旦那さんと仲良く動画鑑賞しているそうです。いつかご夫婦でDATEデビューする日が訪れるかもしれません。
教え子さんのほかに、友人河田(『防弾少年団』が好きなので、ニックネーム『防弾女』)にも面白おかしく岡村ちゃんを紹介しました。(河田はこの記事に出てきた友人です。↓)
防弾女は大学時代、「試しに付き合ってみた彼氏の顔がよくよく考えたらやっぱり好みじゃなさすぎてお腹を壊した」(そして1週間経たずに別れを告げた)というエピソードを持つ無類のイケメン好きである上、なかなか辛辣なことを言う人物のため、当然岡村ちゃんについても「なんなんこれwwめっちゃキモいやんwww」という感想が返ってくることを期待していました。
しかし。
防弾女「なんか岡村ちゃん、雰囲気的に私ハマりそうなタイプだからゆっくり見るわ。」
えっ?
防弾女「岡村ちゃんは、ミステリアスでセクシーな感じだね。」「キモいけど、ハマる…なんなの、この魅力。」「帰ったら岡村ちゃん見よー」
想定外のコメントは日を追うごとにエスカレートしてゆきます。ああ…。
そしてついに、
ベイベ予備軍がこんなところにいるなんてまったく思いもしませんでした。
どうしてこんなことが起こってしまったのか?
ベイベの皆さんはある意味もう正気ではないので、まだベイベではない私が冷静かつ客観的に分析したいと思います。そのために、やむなく今日も『SUPER GIRL』のMVを再生します。(初めて『SUPER GIRL』を観たときの感想はこちらです。↓)
開始24秒。
「ん?」
ここで生じる違和感。
初めてこのMVを観た時にきっと多くの人が思うはずです。「待って、この人イケメンではないよね?え、いわゆる美形ではないよね?」と。
「キメ顔で髪をかきあげる仕草はイケメンしかしてはいけない」。岡村ちゃんは自信満々のナルシスティックな表情と動きでこのような価値観に揺さぶりをかけてきます。そして心に芽生えた違和感は消えることなくそのまま残り続けます。
30秒、歌に入る直前。岡村ちゃん何故かスローで崩れ落ちる。キモい。
「オーディション」を「ホォ~ゥディション」と歌う。イラッとする。
「まるで順位だけ」のところからしばらくスマイル。笑顔が爽やかじゃない。
「本当の男」のところでマッチョメン風の振り付け。ゾワッとする。
「俺ほどの」が「おれほろの」に聴こえる。吹き出す。
「ドンヂュドンヂュノッ!!」と突如ドスの利いた声になる。いきなりどうした。
でも、
「本当のDance Chance Romanceは自分しだいだぜ」で、ぜんぶ持ってかれる。
ここで私は気がつきます。
「『SUPER GIRL』っていう曲名の下に、It's real dance,chance,romance.って書いてある…!!」(発見できてちょっと感動)
そしてそのまま2番も観てしまうのです。
「ときめいてた」のところの手遊びのような振り付け。ちょっとよくわからないけどときめかない。
「損はないはずさ」と歌いながら画面の左に消える直前、人差し指を立ててこっち向いて決め顔。嫌だ。
「勉強すりゃわかるよ」のドヤ顔。ものすごくイラッとする。
「ベン」ジョンソンと「勉」強がかかっているのも、走っている振り付けもおかしい。
全編通して視線の外し方と眉毛を上げると見事な八の字になるのが癇に障る。
でも、
「ほんとのデンス、チャンス、ロメンスは自分しだいだぜ。」でまた持ってかれる。
最後まで観終わりました。やっぱりキモい。
でも、ここで気づいてしまいました。
こうして繰り返し繰り返し観ることで、「ここがキモい」「ここもキモい」とキモポイントを探しているけれど、
これって岡村ちゃんの魅力をつぶさに確認しているのと同じことではないのか?
ああ、そうか。
もう私もベイベだったのか。
オリジナル・ラブのライブ@札幌まで
あと 27 日!
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