どこまでも果てなく堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

ああでもないこうでもないと考えたいろんなことをちょこちょこ記録します。

オリジナル・ラブロス中の出来事

気温が高い日が続いています。札幌もやっと30℃に届きそうな日が増えてきました。

「そういえば人見のファイナルの日は30℃なくてよかったなあ…」

なんて、

なんでもかんでも終わってしまったバンドツアーに結びつけてるーーーーー!!!

去年の春に唐突にオリジナル・ラブにハマってからバンドツアー・ひとりソウル・弾き語りと一通り観に行きましたが、一番ロスが激しいのはバンドツアーでした。はあ…。

バンドのライブDVD発売、熱烈希望

 

そういえば、前回の記事で長々書いてしまった件、

butakosan.hatenablog.com

思わぬ形で真相がわかってしまいました…。

直接ご本人から連絡が来たというわけではなく偶然見てしまったので詳細は書けませんが、疑問に思ったことがすべて納得できました。

このような展開を見せた以上、記事は削除しても良いのではという意見もあったのですが(※夫から。)、熟慮の上、あまりにもひどい記述や表現のみ削除して記事自体は残しておくこととしました。一ファンの、気遣いや遠慮などはない偽らざる本音として。

 

そんなこんなでバンドツアー後はロスっている私ですが、先日、素敵な出来事がありました!

butakosan.hatenablog.com

この記事で触れた『森、道、市場2018』というフェスの模様がSPACE SHOWER TVで放送されたのです。もちろんオリジナル・ラブもばっちり映りましたよ!曲は『ブロンコ』

放送は深夜だったので観たのは翌日になりましたが、曲が始まって3秒くらいで

「ぬおーーーーーかっこいい!!!」

と『新婚さんいらっしゃい!』の桂三枝並み(今は桂文枝か。)のリアクションつきで叫び、隣にいた娘ゆきまる5歳と息子にくまる2歳がビクッと驚いていました。

とても素晴らしいパフォーマンスです!!!

再放送の日時は8月6日(月)26:00~27:00。

詳細はこちらです。↓

http://originallove.com/news/2018/07/23/2193

ぜひご覧ください!!!

 

ところで…こんなブログをやっていながら非常に言い出しにくいのですが…今回『ブロンコ』の歌詞をあらためてじっくり読んで気づきました。

歌詞、間違って憶えとるやないか。

 

中学生の頃、GLAYが好きでした。その頃の音楽の聴き方というと、自室のCDMDコンポ(超大きい)で歌詞カードを眺めつつCDを再生するというスタイルでした。なので今も持っているGLAYのCD、歌詞カードがけっこうボロボロです。

一方現在はというと。そんな時間はなかなかとれないので、日中家事しながらCDを流したり子どもの寝かしつけ中にスマホに入れた曲をイヤホンで聴いたりというスタイルで、歌詞カードを見る機会が激減してしまったのですね。

それで、『ブロンコ』。3箇所も間違ってました。ここで自白します。

1つめ。

正)光の最後の放列を飲み込む

これが

誤)光の最後の放熱を飲み込む

なんかめっちゃあっつい感じなのかなあと思ってました。だって「放列」より「放熱」の方が馴染みがある単語ですよね?「放列」って人生で初めて聞きました。勉強になります。ありがとうございます。

 

2つめ。

正)ディスプレイの中

これが

誤)デスパレートの中

1つめよりなんじゃそらレベルが上がりました。『デスパレートな妻たち』というアメリカのドラマに引っ張られたのですね。一回も観たことないのに。しかも勘違いしておいてデスパレートという単語の意味を知らなかったので、これを機に調べてみると…

dictionary.goo.ne.jp

自暴自棄になってたら飾り立てられてくって、なんとなく意味通じるな?!

(正しくは「ディスプレイの中 僕等の全てが 次から次へと飾り立てられてく」です。

 

3つめ。

正)ワルプルギスの夜

これが

誤)悪ぶるリスの夜

悪ぶるリスって何だよ!?

後半で出てくる「コヨーテの群」に引っ張られたのですね。動物もたくさんいて賑やかに歌い踊っちゃうよ~みたいな。

 

…。

 

次のアルバムはちゃんと歌詞カード見ます。

 

 

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どんぐりなんてポイ捨てしちゃう悪ぶるリス。

オリジナル・ラブWake Up Challenge Tourファイナルで腹が立った話

全7回にわたって感想を書いてきたオリジナル・ラブ『Wake Up Challenge Tour』。

実は…ひとつだけ、たったひとつだけ、不満なことがあったのです。

それはオリジナル・ラブやライブそのものに対することではなくて、

 

あなたですよ!!!

 

ファイナルで私の右隣にいた、最初から最後まで寝てた居眠りマン、あなたのこと!!!

 

事情を説明します。

(以下、ライブの感想というよりは私の文句が続きますので、そういうのが苦手な方はブラウザをそっと閉じていただいたほうがよろしいかと思います。)

ツアー最終日。七夕。東京のみならず日本全国からファンがやってきます。今年の会場はキャパが約2000人。地方公演ならばファンクラブに入っていればかなり前の方で観られますが、東京はそうはいきません。私は今回たまたま5列目で、同じ札幌から遠征したファン仲間さんは9列目でした。その方もきっと、もっと前で観たかったろうと思います。

でもね、どこの席だろうが、みな心は一緒なのです。

ファイナルを見届けたい!素晴らしいライブを心から楽しみたい!!

 

ライブが始まりました。

多くの人が思い思いに歓声を上げながらすっくと立ち上がります。

しかし、私の右隣の男の人は、立たない。連れの男性(その人の右隣)は立ち上がったのに。

立ち上がらないことはもちろん構わないですよ。座って楽しむというのも当然ありですし、体調が悪い方、足の調子が悪い方、それぞれにいろいろな事情があることでしょう。

でもね。

その方ね。

まったく手拍子しないの。

連れの男性も困り顔で「すこしはノッたら?」みたいなジェスチャーをしていますが、無視。

そして手拍子しないのみならず、

いきなり腕組んで眠り出したの。

 

あなた何してらっしゃるの?

 

そう問いただしたくなる衝動に駆られました。でも堪えました。エラい。

苛立ちながらも眼の前で繰り広げられるのは最高のライブ。あーーー隣がこの方でなければもっと楽しかったのにっ!!!(泣)

いくつかの曲の演奏が終わりました。

その時点でその方は一度目を覚ましたのですが、

今度は両肘を両膝に置いて頭を垂れるポーズで眠りはじめました。まあ、具合が悪いのかしら?  

もしも体調が悪いなら、絶対外で休んだほうがいいに決まっています。私はその人の連れの男性の方を見ました。

「お友達、具合が悪いなら外に出たほうがいいんじゃないですか?」

そう声を掛けるために。

 

でもそこで万一もめごとになって騒ぎになったら、せっかくのライブが台無しになってしまう。そうなったら、今日のこの日を楽しみにして集まってきた仲間たちにも、ステージの上で一生懸命演奏しているバンドメンバーさんにも、そして田島貴男さんにも迷惑がかかるじゃないか。 

そんな風にああでもないこうでもないといろいろ考えていたその瞬間、私はあることを思い出しました。

2週間前の札幌では、私の連れが一瞬ウトウトしていたということを。

 

おお神よ、
居眠りするような者をライブに連れて行った2週間後に同じく居眠りするような者が隣に。

あなたは私を試していらっしゃるのでしょうか?

 

その後もしばらく悩んだ末、出した結論。それは、ひとりで二人分盛り上げようということでした。

そこからはもう右側にバンバンはみ出して踊るわめっちゃ大きな音で手拍子するわで、楽しく過ごしましたとさ。
さすがにライブが終わってからは、反対側の隣の方(偶然にも超熱心なファン仲間さん)に大声で愚痴を言ってしまいましたけどね…。

 

 

思いっきり文句をぶちまける記事になってしまったので、耳寄りな情報をひとつ。

この連休に北海道・岩見沢で開催された『JOIN ALIVE』に田島貴男さんが出演されたのですが、いろいろなポーズ(?)をキメた中で

「胸元で、両手でハートマークを作る」

というのを披露されたそうです。

なんじゃそりゃ…!?ちょっと見てみたかったな…笑。

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こんな感じ?(注・画像はイメージです。)

オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour、札幌公演と人見記念講堂公演の比較など(私見)

人見記念講堂でのファイナル翌日から昨日まで毎日ライブレポを更新しました。

昨日でそれも一応は完結しましたが、まだ語り足りないことがあるのでダラダラと書いてみようと思います。

 

まずは、札幌公演と人見記念講堂公演の比較。

共通するのは、田島さんがヘロッヘロになるまでパフォーマンスしてくれたことです。(まだライブに足を運ぶようになって日が浅いのですが、私の観た公演ではいつも田島さんがヘロッヘロになり、のみならず「疲れてないですよ!」「全然疲れてない!」とか言っている気がします。)

それでは、異なる点ですが。

札幌公演では、田島さんが終始とても楽しそうなのが印象的でした。3列目で変なやつがウトウトしていても全っ然機嫌悪くならない。1曲目からずっと「ライブが楽しくて仕方ない!!」と全身で物語っているように見えて、それを見ているこちらもさらに楽しくなってしまうという幸せな相乗効果を生み出しているのがわかりました。

一方、ファイナルの人見記念講堂公演では、「楽しそう」といった和やかな空気というよりはどこか鬼気迫るものがありました。観客の盛り上がり方もすごかったし、田島さんの野獣感(?)もすごかったです。

ライブが終わったときの出し殻レベルも札幌を上回っていました。札幌が「全力で」とか「持てる力をすべて出しきった」という感じならば、人見は「200%の力を出した」という印象。やはりツアーファイナルだからなのか、東京はホームといえる場所ゆえに特別に気合いが入るものなのか理由はわからないのですが、兎にも角にも素晴らしいパフォーマンスでした。

 

次に、人見記念講堂公演で個人的に良かったと思うことを挙げてみます。

無駄にクイズ形式にしてみました。◯◯にはいったい何が入るでしょうか?

それでは参ります。(注・超個人的な感想です。)

(1)曲が始まる前の◯◯と◯◯が良かった。


答)曲名紹介・曲紹介と、「聴いてください。」という一言。
→すべての曲ではありませんが。
たとえば、「まだ完成していない新曲なのですが、仮のタイトルが『ソングフォーアクロバット』という曲です。聴いてください。」みたいなね。威圧的じゃないんです。グッときますよね。

若かりし頃の田島さんはとんがっていたという話も聞きます。

20年以上ファンの方は、かつては観客がライブ中に「『夜をぶっとばせ』歌えー!」とか叫んでも「断固歌わねえ!」みたいな感じだったと教えてくれました。

今も「『風の歌』とかより最近のを聴いてほしい!」「オリジナル・ラブは『接吻』だけじゃなくてね、ほかにもいい曲たくさんありますんでね!」というようなMCはありますが、だからといって『接吻』は断固歌わねえというスタンスではないですからね。むしろ、『接吻』も『朝日のあたる道』も『夜をぶっとばせ』も、それを待っているファンの気持ちをわかっていてちゃんとセットリストに入れてくれていると思います。

札幌公演の後、夫が

「観客を楽しませよう、もてなそうという心意気を感じた」

と言っていましたが、まさしくそのとおりだと思いました。


(2)『接吻』を歌っている間の◯◯が良かった。


答)控えめな投げキッス。
1番のサビの「♪長く~甘い~口づけを交わす~」の「口づけ」のところで、右手で投げキッス。ほんのちょっと照れくさそうに見えるところも素敵でした!ステージの上ではスイッチを切り替えてナルシスティックに投げキッスしてきたっていいところなのに。岡村ちゃんのねばっこい投げキッスとは対照的だなこりゃ。

ここで、今までに見つけた田島さん's 投げキッスを紹介したいと思います。

ORIGINAL LOVE「DEEPER」 - YouTube

(93年頃のライブ映像。1:50~、2:05~です。)

これ↑が、

The Rover (LIVE) ORIGINAL LOVE - YouTube

(2016年のライブ映像。8:25~です。)

こう↑なる。

2016年の方はもう完全にギャグですね!

今回は『DEEPER』の動画の、1回目の投げキッスに近かったかな?(もちろん、客席からは歓声が上がりました。)

ライブ中の野獣感やたじ舞の感じもこの頃に近いものがあった気がします。



(3)演奏を終えてステージから去っていく前の、◯◯が良かった。



答)両手を広げて、やんちゃな少年みたいな笑顔で首をかしげるポーズ。

もう多くは語るまい。

f:id:butakosan:20180713222929j:plainこんな感じ。

 

いろいろ書いてきましたが、早い話が

今年もまたたじロス…!!!

ということなのですね。

 

 

そろそろバンドツアーのライブDVDが欲しいぞーー!!!(絶叫)

オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その6(完結)

前回からの続き。

butakosan.hatenablog.com

田島さんとバンドメンバーがステージを後にします。観客の拍手は鳴り止みません。立ったまま拍手を続ける人、小休止ということで着席して拍手を続ける人、みんな田島さんたちの登場を待っています。会場のいろいろなところから、「田島ー!」とか「貴男ー!」とか「貴男さーん!」という声が聞こえます。

しばらくすると、全員が再びステージに現れました。男性陣はツアーTシャツを着ています。より一層大きくなる拍手と歓声。(田島さんは確か「ありがとう!」「ありがとうございます!」と言ったような気がします。相変わらず早口で声が高い。)

そして始まったアンコール1曲目は、

『月の裏で会いましょう』(2nd『結晶』、アルバムバージョン)

札幌でこの曲のイントロが流れたときには鳥肌が立ちました。

私がオリジナル・ラブにハマるきっかけとなった曲だからです。

そんな思い入れのある曲なのに、ライブで、しかもバンドで演奏されるのを聴くのは実は初めてで、本当に感動しました。気づけば感極まって涙ぐんでしまい、ステージの田島さんの姿はよく見えなくなりました。

そのぼやけた姿が、何度も繰り返し観ている動画の田島さんの姿と重なりました。

ORIGINAL LOVE 月の裏で会いましょう - YouTube

それにしても、なんだか今回のツアーの田島さんは、ライブの最中どんどん若返っていくように見えたのですが。あれだけ踊りまくっていたら疲れ切って萎れてきてもおかしくないのに。

ステージ奥のスクリーンには月面の動画が映し出されています。月から見た地球の姿も映りました。やっぱりこの演出いいなあ。

 

続いての2曲目は、

『LET'S GO』(3rd『EYES』)

イントロからカッコいいです。テンションがさらに上がりました!「♪ヘーイヘァ~~、オームェイ」みたいに聴こえる一番最初のあれ(この曲を知っている方たちに伝われー)もちゃんと歌われています。

これもライブで聴くと一層迫力がある曲でした。中でも印象に残ったのは、盟友・木暮さんと田島さんがステージ中央の客席ギリギリの位置で向かい合ってギターを掻き鳴らす場面。田島さんが今回のライブでもっとも荒ぶっていた瞬間だったと個人的には思います。トランス状態になっていました。首を振りすぎてむち打ちになってしまうのではと心配になるレベル。

私自身も昂ぶってしまい、人生で最も「Let's go!」と叫んだ数分間だったと思います。もう喉がカラッカラですわ。

 

激しい演奏が終わり、田島さんはフラッフラになっていました。出し殻のようになっています。若干おぼつかない足取りでメンバーと共に去って行った後も、なおも大きな拍手を送り続ける観客。そしてまたメンバー全員がステージに現れ、

『希望のバネ』(17th『ラヴァーマン』)

ああああーこれがきたっていうことはもう最後じゃないかああ!

しかも、アルバムに収録されたバージョンではなく、ものすごくしんみりしたアレンジなのです。♪デンデン、とか♪ズンズン、みたいな感じはナシ。雰囲気としては、長岡亮介さんとのふたりソウルショウで披露されたアレンジに近いと思います。全員で歌って、綺麗にハモっているのですよ。あーもうだめだ。札幌公演でもグッときましたが、人見では半分、いやほとんど泣いてました。

 

『希望のバネ』が終わると、

「これでWake Up Challenge Tourは終わりです!」

田島さんがそんなようなことを言いました。私は涙をこらえながら無意識に首を横に振っていました。

けれど田島さんは

「皆さん、ありがとうございました!」

そう言って、舞台袖に消えていきました。いつものようにぶんぶんと大きく手を振ってから。

客席からは大きな拍手が続いていましたが、メンバーが再びステージに現れることはありませんでした。

 

 

 

というわけで。

これにてオリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話、完結です。

素晴らしいライブでした!!

本っっ当に、行ってよかったーーーー!!!

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オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その5

前回からの続き。

butakosan.hatenablog.com

その日披露された3曲目の新曲が終わると、田島さんが

「そろそろ立ってください、パーティーの始まりです!」

と言いました。そして始まったのが

『一撃アタック』(16th『エレクトリックセクシー』)

ライブで聴くのは初めてだったのですが、こうして聴くと『JUMPIN' JACK JIVE』(1st『LOVE!LOVE!&LOVE!』)と同じ系統の曲だなあと感じました。みんな揃えて手拍子する箇所があったり、一貫してとにかく楽しい曲調だったりする=ライブでとても盛り上がる点が似ている気がしたのです。

この曲が始まるときには、田島さんとバンドメンバーがインディアンの羽根飾りのような物体を頭につけました(こめかみあたりから羽根が1本だけピョっと立っている感じのあれです)。なんじゃこら。木暮さんが似合い過ぎなんだよなあ。

そしてこの羽根飾り、札幌ではなぜか田島さんの分だけ羽根部分がすぐに下向きになってしまいました。おい羽根よ、頑張れよ…!!演奏中に田島さんが一度上向きに直したものの、またアッサリ下を向く赤い羽根。つれないぜ。わたくしひとっ走りしてコンビニでガムテープ買ってきて直したいのですが?…結局その後は下向きのままでした。そして演奏が終わると床にポイッとされ、後でおじさん(※スタッフさん。かなり重要人物と思われる。)がササッとステージに登場してササッと回収していました。おじさん、観客席から見えがち@札幌。

人見では最後まで健闘した羽根くん。何かしらの対策が講じられたのでしょうか。

そういえば札幌では、この曲の間奏のときの演出が面白かったです。

田島さんがおもちゃの弓矢を持って(多分ステージ上のスピーカーか何かの上に置かれていました。)、ギターを弾く木暮さんに向かって矢を放つのです。しかも、2回射って2回とも外れました。

この、どんな顔をして見ればよいのかちょっとわからなくなってしまう絶妙な演出は、91年の渋谷公会堂でのライブで突然繰り出された田島さんのタップダンスを思い起こさせました(これ、たじ舞の歴史の中でもかなり重要な舞だと個人的には思っています)。ああ、そういえばこのときの曲は『JUMPIN' JACK JIVE』だったなあ…。

弓矢パフォーマンスを見たうちの夫からはライブ後に

「あれ、当たるバージョンってあるのか?

と疑問をぶつけられたのですが、人見ではこの演出がなくなってしまったので当たるところは目撃できませんでした。ちょっと残念。

ちなみに、札幌で夫に向かってギターピックが飛んできたのはこの曲です。(確か。)

直前までウトウトしていた男に『一撃アタック』の間奏でピックが飛んでくるなんて、演出として素晴らしすぎる。

 

この後は有名曲・ライブで盛り上がる鉄板曲が怒涛の勢いで続きます。

 

『ラヴァーマン』(17th『ラヴァーマン』)
『朝日のあたる道』(4th『風の歌を聴け』)
『接吻』
『Two Vibrations』(4th『風の歌を聴け』)

やたら難易度の高いコール&レスポンスあり、田島さんのソウルパワーが炸裂したシャウトありで、会場のテンションも上がりまくる一方です。

そして本編最後は
『The Rover』(4th『風の歌を聴け』)

もちろん観客が大盛り上がりするこの曲ですが、いつもとは大きく異なる点が。「Ride on!Ride on!Ride on!Rover!」とか叫んでいたらいつの間にか1曲目で演奏された『It's a Wonderful World』になっているという何ともニクいつなぎ方をされてしまったのです。

The Rover ORIGINAL LOVE(PV) - YouTube

(この動画でいうと、5:12くらいから徐々に『It's a Wonderful World』の前奏になっていくようなイメージです。)

 

というわけで、再びの

『It's a Wonderful World』(4th『風の歌を聴け』)

で一旦終了。会場の熱気も最高潮。

何というセットリストでしょう。やらっちゃー。

 

 

次回、いよいよアンコールです。

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オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その4

前回からの続き。

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観客はまだ着席しており、MCが続きます。

「生まれたのは横浜なんですが、その後芦屋に引っ越しまして。海の見える街に住んでいたので、海の見えない生活なんて考えられないと思ったんですけどね。その後郡山に引っ越して、それから東京で生活していて。海なんて見えない。でも全然大丈夫!」

けれど、かつて暮らしていた海の見える街を思い出して作られた曲、ということで演奏されたのが、

『海が見える丘』(15th『白熱』)

曲が作られた背景を聞いてから耳を傾けると、明るい曲調なのになんだか懐かしいような切ないような気持ちにさせられました。 故郷を離れて暮らしている人が聴くとさらに心に響くものがあるかもしれませんね。

この曲もドラムがカッコいいです。生で聴くとさらに!!!

(余談ですが、この曲を聴くといつもビートルズの『Ticket To Ride』を思い出します。途中のドラムの感じが似ている気がする。今回のツアーで演奏された『フランケンシュタイン』の後半部分を聴くと同じくビートルズの『TAXMAN』を思い出しますし、それって田島さんがビートルズの影響を受けたことと関係しているのかなと思いました。)

ドラムがカッコいい曲ですから当然小松シゲルさん大活躍です。だから目をつぶって叩く姿が色気ありすぎますって。This is 色気って感じ。いいぜ。いや、やめて。むしろ自分がもうステージの奥の方見るのやめます。とか言いつつ見てしまうんだよなあ。うぐぐ。

 

曲が終わり、またMC。

「50代になると、歌詞の中にやたら『人生』という言葉を使うようになりました。昔はそういうの熱く押し付けてくる奴が嫌いだったんだけど、自分もそんなふうになりつつある。なんでこうなっちゃったのかなあ。(笑)」

(札幌→「寺山修司も同じようなこと言ってましてね。30代と40代がね、えーとなんだっけ、で50代が人生って。うおー俺寺山と同じじゃんって!」)

そして「次の曲も人生について歌ったものです。」と言って始まったのが、

セーリングボート』(16th『エレクトリックセクシー』)

この曲では、ステージ奥のスクリーンに海面が映し出されました。波の映像です。サビくらいからは、水中から水面近くを泳ぐジンベイザメ?を見上げた映像が流れ、とても爽やかでした。曲の描く世界に視覚的に入り込みやすいという点で、映像、いいなぁ。田島さんやバンドメンバーさんをじっくり見たいのに映像がだいぶ気になっちゃうというのはありますが。

 

そして次は 

『ソングフォーアクロバット(新曲)

未発表の新曲、3曲目。こちらも歌詞はまだ途中だということでしたが、

田島さん「真城がね、『いいじゃん、もう完成してるよ』って言うんですよ。」

真城さん「そんな偉そうに言ってない(笑)」(ここで真城さんにスポットライトが当たる。)

こんなやりとりがあり。

真城さんがそう言ってくれたからこれでいくかもしれない、と言って始まったのですが、この曲、すごいです。札幌では「皆さんポカンとしているかもしれませんけどね、50になっても攻めまくってますからね!」と言われていた通り、ガッツリ攻めてる。

最初はスローなテンポで静かに始まるので、てっきりバラードなのかと思ったのですが…その後、雰囲気がガラッと変わります。そして最後にはめちゃめちゃ激しい感じになります。あーーー伝わって、この感じ!いやもう伝わらなくてもいいか。ニューアルバム出たら聴いてください。カッコいいから。

耳に残った歌詞が、聴き間違いでなければ

 

“ヒューマン、ヒューマン、誠実な人”

 

ストーリーがものすごく気になります。早く聴きたい!

あまりにも待ち遠しいニューアルバムの発売予定日ですが、人見では特に触れられなかった気がします。ただ、札幌では年内と言われたような…?年末から年明け、来年の春あたりかなあと勝手に期待しておきます!『ハッピーバースデーソング』がビクターから発売されたことについても言及がありましたが、次のアルバムも同じくビクターから出るのかということについては「どうなるのでしょうか」とコメントするにとどめられていた気がします。

もう、とにかく発売が楽しみです!!!

 

 

長くなりましたので、次回へつづく。

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オリジナル・ラブWake Up Challenge Tour人見記念講堂公演に行った話・その3

前回、前々回からの続き。

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着席指示が出て、みんな席に座ります。熱くなっている会場をすこしクールダウンするような、そんな時間です。

確かこのあたりですこし長めのMCがありました。

「『白熱』『エレクトリックセクシー』『ラヴァーマン』がAppleSpotifyで聴けるようになりました。」

札幌では「AppleSpotifyもわからないわという方は息子さんとかに聞いてください」と言っていて面白かったです。以下、札幌でのMC等は紫色の文字で表記します。

風の歌を聴け』とかより最近のを聞いてほしい!(笑)」

札幌→「オリジナル・ラブは最近の曲が一番いいですからね。(笑)」

「『白熱』は僕がひとりで作った制作費ゼロのアルバムなんですが、その『白熱』から新しい人生が始まると思って、生まれ変わるという意味でORIGINAL LOVEのLOVEをラ“ヴ”から“ブ”にしました。

そして

「この曲も一生懸命書いたんですけどね、最近また歌いたくなりました。」

このような曲紹介の後で始まったのは

『あたらしいふつう』(15th『白熱』)

これも、CDで聴くよりライブで聴いたほうがいい曲でした。テンションブチ上げー!!という感じではないのですが、ジワジワ伝わってくるんですね。

ファン仲間の息子さんが今回のツアーで初めてオリジナル・ラブのライブを観たそうなのですが、この曲が一番良かった、一番心に残ったと熱く語ってくれたそうです。曰く「前から聴いていたけど、でも全然違った。ほんまあの曲すごい。頑張れとか言ってないのに伝わるんやな。」と。息子くんセンスええやんか。息子くんのこの感想、田島さんに届け。

 

曲が終わるとまたMC。

「『万引き家族』という映画を観ました。カンヌでパルムドールを取った映画なんですが、ヨーロッパは映画を文学的に、アメリカはカーチェイスをやってイェーイ!みたいな感じでエンターテイメントとして捉えているような気がします。」

この後で、田島さんが木暮さんとふたりで映画を観に行ったエピソードが紹介されました(そして木暮さんにスポットライトが当たる。明るく照らされる木暮さん)。田島&木暮コンビが好きなので、私が田島さんとふたりで映画を観に行ったわけではないのになぜかうれしくなってしまいました………なんなんだろうこの気持ち。

そして、

ミア・ファローという女優さんがいて、とても綺麗な人なんですが。曲を作っているときにそのミア・ファローが頭に浮かんだんですね。えー、カッコつけた曲です。」

というMCの後で始まったのが

『ふたりのギター』(15th『白熱』)

この曲は前奏がほとんどないのですが、札幌では田島さんが間違えて歌い直しました。歌い出しの部分で遅れたのではないかと思うのですが、バンドメンバーさんたちに

「すいません、もう一回お願いします。」

と声をかけて最初からやり直したのです。こんなシチュエーションはなかなかレアなんじゃないかと思うと同時に、きちんと謝るところ、敬語で「もう一回お願いします」と言うところに超絶グッときましたね。

東京ではそのようなこともなく順調に演奏されていたのですが、気づいたことがあります。それは、この曲、ドラムが非常にカッコ良いということです。生で聴くとものすごい迫力でした。あと…小松シゲルさん(ドラム)が目をつぶりながら叩いているその姿がね、ものっすごい色気があるんですよ。思わず凝視してしまいました。

 

 

長くなりましたので、今日はここまでにしておきます。

その4につづく。

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