どこまでも果てなく堕落の道を歩みたい二児の母のブログ

ああでもないこうでもないと考えたいろんなことをちょこちょこ記録します。

我が家で流れる音楽が偏っているという話

久しぶりに音楽の話。

 

去年の春に突如オリジナル・ラブにハマって以来、音楽的に充実した日々を過ごしているのですが、テレビで田島貴男さんを見かける機会があってとてもうれしいです。

去年は『Love music』『あさイチ』『The Covers』『The Covers’ Fes. 』に出演したのですべて録画して観ました。

今年に入ってからは『Love music』でペトロールズの長岡亮介さん(元東京事変のギタリスト、浮雲さん)と共演し、『接吻』(オリジナル・ラブ『fuel』(ペトロールズ)を演奏。もちろん録画して何度も観たので、ゆきまる(娘5歳)も『fuel』のサビのところで低い声で「エーイ!」と合いの手を入れられるようになりました。

ペトロールズ - FUEL @ 頂 -ITADAKI- 2015 - YouTube

↑カッコいい曲なので是非聴いていただきたいです。肩に力が入った感じが全くない。

ちなみに「エーイ!」は1:07くらいから始まります。「エーイ!」なのか「ヘーイ!」なのか迷います。

そしてベルボトムを履いているベーシストの方がいつも山田孝之に見えてしまいます。

 

『Love music』では先週、オリジナル・ラブ主催のフェス『Love Jam Vol.3』が特集されました。東京でのフェスだったため行けなかったのですが、会場の熱気が伝わりましたし、開演前に準備している様子や楽屋での様子も垣間見えてとても興味深かったです。自分が楽しんだライブも、こんな風にたくさんの人たちが携わって一生懸命準備して作り上げたものだったんだなあと改めて実感しました。なんとありがたいことか。

そしてこの『Love Jam Vol.3』特集、なんと今日これから未公開映像が放送されるのです!!!

今晩24時30分から25時25分です。

オリジナル・ラブのファンとしては『ラヴァーマン』の良さをプッシュしたいところなのですが、それだけでなく、斉藤和義さんによる『接吻』のカバーが「ベスト『接吻』」だと田島貴男さんが太鼓判を押していましたのでこちらも見どころだと思われます。

あー早く観たい!

あいにく私の住む地域は火曜日深夜なので観られるのはすこし先なのですが…

今日放送される地域の方は是非是非ご覧ください!!

 

さて、去年はオリジナル・ラブばかり聴いていた一年でしたが、途中でベイベ(=岡村ちゃんのファン)たちに岡村ちゃんワールドにいらっしゃい…」(要約)と熱烈な勧誘を受け、最初はすこしためらっていたもののまんまとベイベになってしまうという事件もありました。

そして先日、岡村ちゃんと私の初DATE@札幌のチケットを発券したところ、信じがたい整理番号が出たのでもういろいろとたかぶっております。漲ってきたあああ…!!

そんなわけで発券以来、予習のために岡村ちゃんを聴く時間が増えているのですが。 

 

私「♫電話なんかやめてさ~六本木で会おうよ いますぐおいでよ

仲なおりしたいんだもう一度 カルアミルクで」(『カルアミルク』熱唱中)

カルアミルク - YouTube

ゆきまる(娘5歳)「仲直り?岡村ちゃん誰と喧嘩したの?どうして喧嘩したの?

(何をしたか確認したのち、誰と&何故を尋ねる非常に良い質問である。

私「えーっとたぶんね、岡村ちゃんのことを好きな女の人がいて、岡村ちゃんもその女の人のことを好きでね」

ゆきまる「うん」

私「お互いに好きだから一緒にいたんだけど、喧嘩してしまって、一緒にいるのをやめてお別れしたんだと思う。」

ゆきまる「どうして?好きなのにどうして喧嘩するの?」

私「ゆきまる、にくまる(弟)とかお母さんのこと好き?」

ゆきまる「うん好きだよ。」

私「好きでも喧嘩することってあるよね?」

(にくまるとは毎日どころか毎時間喧嘩しています。

ゆきまる「ある…。

でもね、でもお母さん、喧嘩しても一緒にいるのをやめてお別れするのは嫌だ!」(涙目)

私「そうだね…。

大人になると、好きだというだけでは一緒にいられなくなるのかもしれないね。」

ゆきまる「岡村ちゃん好きな女の人と仲直りできた?」

私「それはお母さんにはわからない。できたかもしれないし、できていないかもしれない。」

ゆきまるは目に涙をためたまま黙って何か考えていましたが、しばらくしてから言いました。

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なんて心が綺麗なんじゃーーーー!!!

 

岡村ちゃんはもうずーっと前から結婚したいと言ってるんだよ…。ゆきまるの母がゆきまるよりも小さかった頃からそう言ってるんだよ…。

 

会ったこともない岡村ちゃんの幸せを願える子どもの優しさに触れて、自分もそうなりたいと思ったのでした…。

続・地下鉄南北線の怪

以前に書いた記事の続きです。

butakosan.hatenablog.com

要約すると、

「地下鉄に乗って居眠りしてしまった。目が覚めると、眠る前とは別の位置に座っていた上に、車内の案内表示も本来そうであるべき向きとは逆になっていて混乱した。」

ということでした。

「終点まで行って折り返したのか」パラレルワールドかなにかに迷い込んだのか」「居眠りしている間に夢遊病みたいに立ち上がって移動したのか」といろいろ考えましたが結論は出ないので、「困ったときの理系マン」ということで弟にLINEして聞いてみることにしました。

 

私「聞いてくれ。地下鉄で変な現象が起きた。乗ったときと降りるときで座ってる位置が変わってた」

弟「嘘です

私「ほんとです。こわいのだが」

それから車内で起きた出来事を詳しく説明すると、

弟「案内表示がいつもと反対だったと言うけど、最初に座った位置が正しいなら案内表示はその向きで合ってる

と言われてますます混乱しました。

私「でも降りた時はほんとに座ってる場所が変わってたんだよ。寝ぼけてた?脳の異常?」

と聞くと、

 

弟「最初に座った位置を間違えて記憶しているんじゃない?」

 

なん…だと…?

自分がどこに乗ったのか忘れることってある?!

そしてさらに、

 

弟「寝ぼけて左右盲になるのはよくあるよ。

寝起きなんか特に視覚をリアルタイムで処理できなくて、一旦記憶にしまってから脳内で処理すると左右を逆に憶えることはよくある」

 

と言うのです。

 

弟「今スマホを表裏どっち向きに置いてる?」

私「画面見ながらこれ打ってるから表だよ」

弟「裏面見ないように。カメラはどっち側についてる?右か左か。」

私「裏返して右上かな」

弟「左です」

いやちょっと、何言ってんの右上でしょ…

 

パタン(ひっくり返した音)

 

うわなんで左上にあるんだよおおおおおお

お前いつそこに移動したんだよおおおおおお

 

弟「これが記憶の齟齬による左右盲

私「こえええええええ!何故姉がカメラの位置を右上と答えるのかわかったのかね」

弟「メンタリズムです。超能力」

私「不思議だね」

弟「身近にあって普段から意識せずに眺めているものほど、左右曖昧に記憶しがちだから」

私「なるほど。今回の事例ではどれが事実と違ってたのかな?最初に座った場所?」

弟「最初に座った場所と、寝起きに見た案内表示かな」

私「最初に座った場所は間違いないと思うんだけどなあ。でも違うかもしれないんだね」

弟「おそらく案内表示が左右おかしいと思ったのは、それを見た直後ではなくすこし後のはず

私「あ、そうかも。案内表示より、まずは座ってる場所が変だと思った。なんで見えないはずの大通駅のホームが見えるのかなと。大通駅のホームに背中を向ける場所に座ってたはずだから」

弟「その違和感が記憶を上書きして、目が覚めたら表示の向きが逆になっていたということになってしまった。

 

長くなりましたが、まとめると、

①最初に座った位置が間違って記憶されていた。(座った位置を正確に憶えていようとは特にしなかったので、Aの席に座っているのにBの席に座ったと思い込んだ)

居眠りした後で案内表示が反対になっていたのは、本当は正常な表示だったのに「Bの席に座っているならばこう見えるはずだ」という処理がされ、反対向きになってしまった(ように見えたという処理が脳内でされた)。

ということだと思われます。

 

今回の事件でわかったこと、それは、

目で見たことも自分の脳も本当は大して信用できない

ということなのでした…。

 

 

脳の信用できなさにはびっくりですが、パラレルワールドじゃなくてよかった。

ある歌の歌詞の話ー『あたしおかあさんだから』

地下鉄の話の続きを書く予定でしたが、今日は別のことについて書きたいと思います。

 

ある歌の歌詞が話題になっていました。

のぶみさんという方(男性)の作詞された、『あたしおかあさんだから』という曲。

ここに歌詞を貼り付けることはできないのでリンクを貼っておきますが、端的にいうとまさにこの↓タイトルのとおりで、子育てにおいて(自分は母親だからと)我慢している事柄・場面の数々を歌った曲です。

母親の子育ての我慢を歌った『 #あたしおかあさんだから 』が物議を醸す→対抗して #あたしおかあさんだけど にメッセージが集まる - Togetter

 

最初に読んだ感想は

「うーん、なんかちょっと古臭いんじゃないかな。昔ならウケたかもしれないけど今はウケないだろうなあ。反発を招いてもしょうがないかなあ」

というものでした。

感情の方向性としては、「はあ!?ふざけんな何言ってんだこいつ」という怒りというよりはむしろ、「んーなんだろうこのもやもやした感じ」という違和感とか、「えー今時そんな母親像を声高らかに歌っちゃう?」という若干の不気味さというようなものです。

 

その後の経過を見ていると、私が予想していた以上に怒りの感情を抱いた方は多いようで、歌の歌詞とは反対に自分は我慢していないよという内容のツイートがたくさん投下されました。

さらにのぶみさん本人のアカウントを見てみると、のぶみさんのツイートでこの歌のことを述べているとは明示されていないものにも攻撃的なリプライが複数ついていました。

 

腹を立てる気持ちはわかります。

怒っている母親たちは、子どものために滅私奉公する母親像を押し付けられている気がしたのではないでしょうか。母親というものは、子どもが生まれたら自分のことは全て後回しして我慢してこうあるべきだ、こうしなくてはいけない…と強制するような雰囲気を感じたのではないかと思います。

でも、個人的には、今回の激しい反応の中には、また別の「こうあるべき像」に縛られているものがあるような気もしなくもないんです。

子どものためにそれまでの自由を放棄して滅私奉公する前時代的な母親像。

これに現代の母親たちは反発している。

その母親たちの支持するのは、子どもがいるからといって自由を諦めない母親像。

良いと思います。

私も子どもを親と夫に預けてライブに行きますし。

朝3時半まで飲んだりしますし。

ただ、それを「母親になってもひとりの女性としてキラキラ輝かなくてはいけない!!自由を謳歌しなくてはいけない!!」といったスローガンに無意識の内に脅され、皆輝いているのだから自分もそうでなくてはいけない、といって呼応する形で実践するのだとするとそれは違うんじゃないかなと思うんです。

このあたりの違和感を夫に話すと、

新旧のステレオタイプの衝突ということか」

と言っていました。

私は今回のことはそう解釈しました。

 

のぶみさんに対して怒りをぶつけている方の中には、ひょっとすると一番怒りたい対象が別にある方もいるかもしれません。

その対象は、「母親は家族のために滅私奉公するべきだし、そうしなくてはいけない」という価値観を押し付けてくる姑でしょうか。実母でしょうか。夫でしょうか。上司でしょうか。

怒りの感情に隠されたのは、その人たちが無理解であることへの悲しみかもしれないし、自分の意に反した生き方をしなくてはいけない無力感かもしれないし、そういった生き方を押し付けられることで自分が否定された悔しさかもしれません。

こうなるともはやただの歌詞の話ではなく、もっともっと根深いものがあるような気がしてきました。

 

長々と書きましたが要するに何が言いたいかというと、

スローガンとかキャッチフレーズとか邪魔くせえ!!!

無理しないで、やれること・やりたいことをやればいいんです。

子どもを預けて出かけても出先で子どものことが気になっちゃうお母さん。それなら無理して出かけなくてもいいんです。「子育てはストレスがたまるので、リフレッシュのために子どもを預けてひとりの時間を持ちましょう」と書いてあるかもしれません。育児サイトとか、どこかでもらうパンフレットとかにね。そういう風にひとりの時間を持ったほうが心のバランスがとれると言う人もいるかもしれません。

だけどそれって人それぞれです。

しっかり地に足つけて、スローガンやキャッチフレーズや他の母親たちに踊らされないで、自分の頭でちゃんと考えて、その時々で必要なことを無理のない範囲でやればいいんです。

母親になったから子どものために滅私奉公せよとか、母親になってもひとりの女性としてずっとキラキラ輝こうとか、そういうのはほっといて、無理のない範囲で好きなように生きればいいんです。ただし、その責任は自分で負うこと。自分の頭でしっかり考えたのだから。

私はそう思いながら過ごしています。

地下鉄南北線の怪

どうも最近体調がイマイチです。

最近というか、昨年末からですね。

結膜炎→上咽頭炎&声帯結節→上咽頭炎再発→気管支炎←New!!

…という感じで、気管支炎治りかけというのが現状です。

喉の痛みや熱はないものの咳が止まらない(+痰も出る)ので念のため病院へ行ったのですが、結論としては受診して良かったです。薬をのんだらすぐに治まりました。以前同じような症状を自力で治そうと思って肺炎になったことがあるので、今回は早めに受診しようと思っていたのですが正解でした。

病院へ行くタイミングというか目安というのは、仕事をしている人は休まなくてはいけない・育児中の人は自分のことは後回しにしてしまう等で判断がなかなか難しい部分がありますが、放置して悪化すると自分の体へのダメージも周りへの影響も大きくなるので、あまり無理しすぎないことが重要だなと改めて思いました。

無理して頑張るのを美徳とするのはもうやめとこう!

 

先日、地下鉄に乗ったときのことです。

島式ホームの始発駅A駅で、進行方向に向かって右側のホームに停車していた電車に乗り込みました。

島式ホーム - 鉄道用語 - こひつじの家

座ったのは先頭車両の、下の図の黒丸の位置。向かいの座席では3人の男の子たちがお菓子を食べていて、私は6人掛けの座席の右端のため右側には手すりがあり、左側には空席をふたつ挟んで女性がひとり座っていました。

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電車が発車してしばらくすると、「曲線部を通過します。揺れますのでご注意ください。」というアナウンスが流れます。この時点までは二本の線路が並走しているのが、曲線部を通過すると合流して一本になるのです。

 

次の次の駅あたりで突如抗えないほどの眠気に襲われたので、すこし眠ろうと思って目をつぶりました。眠っている最中に脚の力が抜けてきてだんだん開いてしまいそうになるのを「あーだめだめ、今日スカートだから」と思ってなんとか閉じたまま維持するという己との闘いを繰り広げていると、車内アナウンスが流れました。

「次は大通~大通~」

えっ嘘でしょ、数分しか寝ていないのに。

目を開けました。目の前には大通駅のホームとそこで待つ人たちの姿が右から左へ流れていきます。

…え?どうして大通り駅のホームが見えるんだろう?

そう思いました。大通駅は相対式ホームなのです。さっき座ったのは、本来であればホームに背を向ける位置だったはず。つまり、首を後ろに向けなければホームは見えない位置であって、顔が真正面に向いているこの状態で大通駅のホームが見えるのは明らかにおかしい。(下の図の黒丸が座っていた位置です。)

相対式ホーム - 鉄道用語 - こひつじの家

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咄嗟にドアの上にある行先表示を見ます。

ホームが見えている=左から右に向かって走っているのならば、 

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こういう表示↑になっていなくてはいけないのに、

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こういう表示↑になっていました。電車の動きと矢印の向きが反対になってしまっているのです。

 

ここで私の混乱は最高潮に達しました。

さっき座ったのはここ(「乗ったとき」の図の黒丸)だったのに、私は今どうしてここ(「今」の図の黒丸)に座っているのか?どうして乗ったときと違うところに座っているのか?

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終点まで行って折り返した?いや、それでもここに座っているのはおかしい。腕時計を見ても、大幅に寝過ごしたわけでないのはわかります。

それではここはパラレルワールドかなにかなのか?ネットで以前見た「きさらぎ駅」の話みたいに異世界に迷い込んだのか?けれどスマホは動く。LINEも送れる。

きさらぎ駅 (きさらぎえき)とは【ピクシブ百科事典】 )

↑怖い話なので苦手な方は日中お読みになった方が良いかと思います。

じゃあ居眠りしている間に立ち上がって移動した?夢遊病みたいに?考えられなくはないけれど最も恥ずかしいパターンです。

頭にもやがかかったようにすっきりしないまま次の駅で降りました。

そして用を済ませている間ずっと上記の不思議な現象について考えましたが、納得のいく答えは出ません。

そこで「困ったときの理系マン」ということで、弟にLINEしてみることにしました。

すると、想像もしなかった可能性が示唆されたのです。

 

…じかいへ つづく

北海道の冬は大変なのか・後編

先日から続く寒さがまだ和らいでいないようですね。

札幌もここ数日寒いです。今日は最低気温マイナス12℃、最高気温マイナス6℃でした。

でも、おそらく道外の方が思っているよりは寒くないですよ。厳密に言うと、寒く感じないと思います。

何故かというと…というところから、前回の続きです。(前回の記事はこちらです。↓)

butakosan.hatenablog.com

3.建物内は暖房が効きまくっている

北海道の人間は真冬に暖房がガンガンに効いた室内でアイスクリームを食べるといった噂を聞いたことがありますが、本当です。

参考までに、今現在の我が家の室温は20℃です。靴下いりません。

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東京出身の夫にとっては、冬になると室内が寒いというのが当たり前だったので、その反動か何か知りませんが半袖で過ごしたがります。寝るときも半袖です。

 

室内が暖かいのは一般家庭だけではなくデパートやカフェなどもそうなので、外の気温がたとえマイナスだったとしても建物内に入るとすぐに体があたたまります。そして、外へ出ていくときにも、体があたたまっているのですぐに凍えるようなことにはなりません。

ほら、氷点下の屋外を歩いてもなんだか平気そうな気がしてきませんか?

 

4.地下街・地下歩道が充実している

「すぐに凍えないって言ったって、目的地を探して外をさまよえば体が冷え切るんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

大丈夫ですよ。

こちらを御覧ください。

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https://www.cbre-propertysearch.jp/article/romen-2012-sapporo より引用)

札幌市中心部の地図なのですが、赤く色のついているところすべてが地下街・地下歩道です。この他にも、地下鉄の駅から直結した出口が何箇所もあったりします。

つまりどういうことかというと、市の中心部に限って言えば、地下街・地下歩道を有効活用することで外を歩き続けなくても目的地に行けることが多いということなのです。

特に、さっぽろ駅~大通駅~すすきの駅という繁華街が地下でつながっているのは本当に便利で、「そろそろ場所変えて飲み直すべ~」となったときに、真冬でも2駅分歩いて移動できます!実際、去年の年末に飲んだときにはさっぽろ駅近くで一次会を、すすきの駅近くで二次会をしました。歩いている間にちょっと酔いが覚めたり腹ごなしになったりしてちょうどいいんですよね。

 

というわけで、札幌の冬は大変なのかどうか検証してみました。

メインストリートではロードヒーティングが大活躍していて(ロードヒーティング=床暖房の道路バージョンで、地下から熱を送ることで地上の雪や氷を溶かしてしまおうという代物)雪が積もらず路面が出ていること等もあり、きっと道外の方の想像されるほど厳しい場所でもないと思います!

 

…え?

 

「北海道の冬は大変なのか」というタイトルだけど、札幌の話じゃないかって?

 

…。

 

札幌以外のことは知りません!前回「札幌に関して言えば」って書ーきーまーしーたー。他の街の情報についてはそれぞれの街に住む方におまかせします!!

 

 

長々書きましたが、真冬の札幌は恐ろしい場所でもないですから、是非観光しに or 生活しにいらっしゃってください!

雪かきだって、戸建てに住まなければいらないしね。

(私は最近生まれて初めて雪かきをしました。そんな人もいます。)

北海道の冬は大変なのか・前編

今日は首都圏で大雪が降り大変なことになっているようです。

一方札幌はというと、今年は雪が少なくて張り合いがないくらいです。もうちょっと降ってくれないと雪まつり雪像が綺麗に作れないから頼むよ!!!

 

昨日、近畿在住の知り合いの方が旦那さんとこんな会話を交わしたと聞きました。
知り合いの方「北海道に行きたいね。冬なら休みも取れるし、雪まつりもあるしどう?」
旦那さん「わざわざ大変な冬の北海道に行く気がしない。」
冬の北海道旅行、あえなく却下。

NOOOOOOOOOOOOO!!!!!

北海道の冬は大変。
誰ですか、そんなこと言ったのは?
首都圏で雪が降ると交通が麻痺する。わかる。
ということは、毎日大雪が降る北海道は日々混乱の極みだろう、ということかな?ちがう。
違うのです!!!

意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、札幌に関して言えば、おそらく道外の方が思うほど大変ということはありません。
以下、理由を順に説明します。


1.主な移動手段が地下鉄である。
観光客の方が市内観光をする場合の主要な目的地(時計台・大通公園・札幌駅・すすきのあたりでしょうか)も、市民が買い物に繰り出す場所も、いずれも地下鉄で移動可能です。地下鉄は雪の影響を全く受けません。そのための地下鉄です。


ちなみに市営地下鉄南北線には、地下鉄なのに地上を走る部分が4駅分あるのですが、その間は大きな窓がついたトンネルのようなものの中を走ります!

pucchi.net

これ。
めちゃくちゃかっこいいですよね?

こんなの日本でもここだけですよ?(本当)
これに乗るためだけでも札幌に旅行したくなりませんか?



2.雪が降るときちんと除雪される。
それでは、「地下鉄の走っていないエリアに行きたいときはどうしたらいいんだよ?」と思った方。札幌の除雪費用が年間いくらかかるかご存知ですか?
約190億円です。
これがどういうことかというと、雪が降るとすぐに除雪車が出動して雪をよけてくれるということを意味するのです。
したがって、雪が原因で交通が麻痺するというのは余程のことがない限りまずありません。バスもタクシーも頑張って走ります。どの運転手さんも腕に覚えのある猛者揃いですし、なんたってスタッドレスタイヤ履いてるからね!!!

www.toyo-rubber.co.jp


雪に慣れていること、備えがしっかりしていること、そこが雪の降らないところとの違いでしょう。

長くなったので後編へつづきます。

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子どもからの問いかけの話

唐突ですが、自分の子どもを生むまで小さい子どもが苦手でした。

理由はいろいろあるのですが、その中のひとつが

「やたらと『なんで?なんで?』と聞いてきて鬱陶しい(らしい)。」

ということ。

でも、自分に子どもができて、「なんで?なんで?」攻撃を受けてみると、これがけっこう面白いのです。

 

今日、ゆきまる(娘・5歳)と一緒に岡村ちゃんのライブ動画を観ていたときのことです。

岡村靖幸 聖書 (Bible) Love φ Sex '88 DATE 【高画質Ver】 - YouTube

(1:23からの表情がキモかわいくて大好きです。3:40からのふしぎなおどりを含めたキレッキレのデンスなど他にも見どころ満載なのでぜひ観てください!!!

 

突然、ゆきまるに尋ねられました。

「どうして岡村ちゃんが出てきたら、お客さんたちみんなワァーって叫ぶの?」

 

どうしてだろう。

大人同士の会話なら、「やっぱ最初に出てきた瞬間が一番盛り上がるじゃん?」「あーだね!わかるわかる!」で簡単に済ませられるところです。

でも、そもそも盛り上がるってなんだろう?

ゆきまるにはまだ無い概念です。なので「盛り上がる」という言葉は使えません。

おそらく、ゆきまるのこれまでの人生においては、驚いたとき・通常でない事態が起こったときのリアクションは「固まる」「無言で目を丸くする」「息を止める」だったのでしょう。静のリアクションです。そのため、岡村ちゃんを見に行った人たちが、本物の岡村ちゃんを目の当たりにしたときに「大声を出す」という動のリアクションを、しかも皆そろって同じリアクションをしたことが疑問だったのだと思われます。

どうして叫ぶのか考えたこともありませんでしたが、去年の夏、初めてオリジナル・ラブのライブに行ったあの日のことを思い出しました。

butakosan.hatenablog.com

一曲目が始まった瞬間、反射的に大声を出していた気がしたけれど、そこにあったのは

「やっと本物を見ることができてとてもうれしい」

田島貴男さん、札幌に来てくれてありがとう」

「今日このステージに立ってくれてありがとう」

という気持ちでした。

 

ベイベさんたちもきっとそうなのではないでしょうか。

今のDATEなら、その思いが一層強いかもしれません。

 

「本物の岡村ちゃんに会えてうれしい、今日この場所に出てきてくれてうれしい。岡村ちゃんありがとうっていう気持ちを伝えたくて叫ぶんだと思うよ。」

「そうなの?」

「ゆきまるも、うれしいときにワーイって大きな声出すことあるでしょ?それとおんなじで、お客さんがみんなニコニコして楽しそうにワァーって言ってくれたら、ステージに出ていった岡村ちゃんも『あ、僕のコンサートを楽しみにしてくれてるんだ』って思ってうれしいよね。」

「うん」

「もしお客さんがシーンとしていて静かだったら、岡村ちゃんは『あれ?みんな僕の歌聴いてくれるかな?』って心配になって、不安になっちゃうよね」

「…」

「ん?」

「…お客さんみんな静かだったら…岡村ちゃんかわいそう……グスン」

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えええーーー

泣くーーー!?

思わぬ反応にびっくりしたのですが、次の瞬間、客席が全然盛り上がっていなくて不安で心細げな表情をした岡村ちゃんのイメージが脳裏に浮かびました。

きっとゆきまるの心にもこのイメージが鮮明に浮かんで、それで涙ぐんだのだろう。

なんだか私までちょっと泣けてきてしまいました。

 

子どもからの「なんで?」「どうして?」という問いはしばしば、物事の本質をもう一度自分で確認するきっかけになります。

大人になって、なんだかいろんなことをわかったようなフリをしてやり過ごす場面が増えてしまった気がしますが、ゆきまるのお陰で「これってそういえばどういうことだろう?」「なぜそう思ったんだろう?」「なんのためにこういうことをするんだろう?」とじっくり考える機会ができました。時には面倒くさく感じることもないわけではない問いかけですが、できるだけきちんと向き合って順序立てて考えて、母なりの考えを子どもにも理解できる言葉でどうにかして伝えたい、そう思う今日この頃です。